更新日: 2024.07.18 家計の見直し
節約のために夫のお小遣いを「3万円」から「1万円」にしたい…減らしすぎでしょうか?
例えば会社員として働いている夫のお小遣いを3万円から1万円に下げた場合、1ヶ月分として足りるのか、それともまったく足りないのか、確認しておきましょう。
本記事では、会社員のお小遣いの平均額、また、1ヶ月のお小遣いを1万円で足りるようにするための工夫についてもご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
男性会社員のお小遣い額の平均は?
株式会社SBI新生銀行が実施した「2023年会社員のお小遣い調査」によると、男性会社員のお小遣いの平均は、およそ3万円~4万円とされているようです。
仮に毎月3万円のお小遣いだとすると、1日1000円程度の支出で収めなければいけません。また、お小遣いの使い道に関しては、昼食代や携帯電話代、嗜好(しこう)品代などがあげられています。
どこまでお小遣いから支払うのか決めておいた方がいい
お小遣いの金額を決めるときは、使い道の範囲をあらかじめ決めておいた方がいいでしょう。会社員として働いていると、仕事上どうしても必要な出費もあります。例えば、交通費や昼食代などもお小遣いから支払うとなると、1万円では足りない可能性があるでしょう。
仮に仕事のある日の昼食代に毎回500円程度かかっていると想定して、1ヶ月で20日間出社した場合、1ヶ月の昼食代は1万円程度となります。
今まで3万円のお小遣いから昼食代を払っていたと考えると、残りは2万円です。昼食代を家計から出すようにして、あと1万円ほど節約すれば1ヶ月のお小遣いを1万円で済ませることが可能になるかもしれません。
また、仕事上参加する必要がある飲み会や仕事とは関係のない突発的な支出も考えられるため、交際費としてお小遣いとは別で予算を立てておくことも重要です。そのうえで可能な限りプライベートな支出は、お小遣いの範囲内でやりくりするなどの方法を二人で話し合うといいでしょう。
1ヶ月1万円のお小遣いで足りるようにするための方法
お小遣いを1ヶ月1万円で足りるようにするためには、以下のような方法が考えられます。
・昼食をお弁当にする
・外食の回数を減らす
・衝動買いをしない
昼食代がかからないようにお弁当を作って持たせたり、水筒にお茶やコーヒーなどの飲み物を入れて持たせたりすれば、会社で飲食代を使うことは減る可能性があります。
また、仕事終わりの飲み会や外食などを減らすことも方法の一つでしょう。例えばお酒が好きな方はなるべく外飲みから家飲みに切り替えるだけでも、節約効果が高いといえるでしょう。
さらに、衝動買いは避け、欲しいものがある場合は計画的に考えて購入すると予定外の出費を減らせます。洋服などはセール品を狙って購入する方法もおすすめです。
ただし、夫一人だけが節約のためにいろいろなことを我慢するのでは不公平感が生まれてしまう可能性があります。収入が増えたら再びお小遣いを増やすことを約束したり、たまには夫をねぎらう贈り物を贈ったりするといいでしょう。
お小遣いを「3万円」から「1万円」に減らしても足りるようにするにはさまざまな工夫が必要
男性会社員の月の平均お小遣い額は3万~4万円前後ということですが、この金額には昼食代が含まれているようです。お弁当を作って持たせるようにすれば昼食代は必要なくなるため、月1万円のお小遣いでもどうにか節約すれば足りる可能性があるでしょう。
ただし、会社員として働くうえで必要なお金についてはお小遣いから払わなくてもいいようにしなければ、1万円では足りなくなるかもしれません。
限られたお小遣いのなかでやりくりすることは大変なことかもしれないので、家族みんなで節約するなど、一緒に頑張る姿勢を見せることが大切だと考えられます。
出典
株式会社SBI新生銀行 NEWS RELEASE 男性会社員のお小遣い額は前年比微増の40,557円、女性会社員も増加の35,001円「2023年会社員のお小遣い調査」について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー