更新日: 2024.07.11 家計の見直し
アンペア数を下げれば電気代が節約できると聞きました。一人暮らしに最適なアンペア数が知りたいです。
電気を契約する際には、生活スタイルに合わせたアンペア数を選ぶ必要があります。契約アンペア数が高くなるほど同時に使える電化製品が増えますが、その分基本料金も上がるようです。電気代を節約するためにも、適切なアンペア数を選びましょう。
この記事では、アンペア数ごとの料金や電化製品ごとのアンペア数の目安を説明しています。一人暮らしに最適なアンペア数もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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アンペア数とは
アンペアとは電気の流れる量を表す単位で、契約アンペア数が高くなるほど同時に使える電化製品が増えます。しかし、その分基本料金も上がるようです。
使っている電化製品の数や在宅時間、世帯人数などを考慮し、ライフスタイルに合わせたアンペア数を契約することが、快適な生活を送るうえで重要です。
仮に電化製品を同時に使用して、電力量が契約しているアンペア数を超えた場合、ブレーカーが落ちる可能性があります。
アンペア数ごとの料金を紹介
アンペア数ごとに基本料金が定められています。基本料金は契約する電力会社によって異なり、一例を挙げると表1のような電気料金体系となっています。
表1
契約アンペア | 基本料金(円/月) |
---|---|
10アンペア | 311.75円 |
15アンペア | 467.63円 |
20アンペア | 623.50円 |
30アンペア | 935.25円 |
40アンペア | 1247.00円 |
50アンペア | 1558.75円 |
60アンペア | 1870.50円 |
※東京電力エナジーパートナー株式会社「現在のご契約アンペアの確認方法」を基に筆者作成
同時にどれだけの電化製品を使うかどうかがアンペア数を選ぶ際のポイントとなるようです。1年の中でより多く電気を使う傾向にある夏や冬などを想定した契約をおすすめします。
また、アンペア数を下げて電気料金の基本料金を下げるためには、同時に消費電力の多い電化製品を使わないようにしましょう。できる範囲で洗濯や料理などの家事の時間を分散させれば、契約アンペア数を下げることにつながる可能性があります。
一人暮らしにおすすめのアンペア数は
一人暮らしで使われることの多い代表的な電化製品のアンペア数は表2の通りです。ただし、機種によって異なるため参考程度にしてください。
表2
電化製品名 | アンペア数 |
---|---|
エアコン(10畳用) | 6.6アンペア |
冷蔵庫(450リットル) | 2.5アンペア |
テレビ(液晶42V型) | 2.1アンペア |
掃除機(強) | 10.0アンペア |
ドラム式洗濯機(洗濯時) | 2.0アンペア |
電子レンジ(30リットル) | 15.0アンペア |
炊飯器(5.5合) | 13.0アンペア |
※東京電力エナジーパートナー株式会社「わが家のアンペアチェック」を基に筆者作成
例えば、冷蔵庫、炊飯器、テレビを同時に利用すると合計17.6アンペアが必要です。この場合は、20アンペア以上の契約が望ましいといえます。
しかし、夏場や冬場などはエアコンを稼働させる方が多いでしょう。そのため、余裕を持って30アンペアで契約することをおすすめします。
アンペア数を下げれば電気代の節約につながる可能性あり|一人暮らしの場合は20〜30アンペアがおすすめ
契約するアンペア数が高いほど同時に使える電化製品が増えますが、その分電気代も高くなります。電気代を節約したい場合には、家事の時間を分散させて、なるべく電化製品を同時に使わないような工夫が必要です。
また、一人暮らしの方は20〜30アンペアの契約をおすすめします。電化製品の使い方や部屋の大きさによっても異なりますが、夏場や冬場にエアコンを稼働させることを考慮すると、30アンペアあれば余裕を持って生活できるといえるでしょう。
ご自身の生活スタイルに合わせた契約をして、無理のない範囲で電気代を節約しましょう。
出典
東京ガス株式会社 二人暮らしで必要な電気契約のアンペア数とは?節約術や選び方を解説!
東京電力エナジーパートナー株式会社 現在のご契約アンペアの確認方法
東京電力エナジーパートナー株式会社 わが家のアンペアチェック
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー