更新日: 2024.07.11 家計の見直し
“洗車好き”の夫は毎週末「500円」で洗車機を利用しています。自宅で洗車したら、年間いくら節約になりますか?
本記事では、洗車機を利用した場合と自宅で洗車をした場合の費用の違いについて解説します。洗車の費用をおさえたい方はぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
洗車機と自宅で洗車、費用はどのくらい違う?
洗車機を使用した場合と自宅で洗車した場合について、どのくらいかかる費用が違うのか検証します。
洗車機を利用した場合
洗車機は、店舗やコースによって多少料金が違います。今回は洗車機での「シャンプー洗車」を500円で行うと仮定します。
事例のように毎週末の洗車を行う場合には、月間と年間の費用は以下の通りです。
●月間:週に1回×4週間で2000円
●年間:週に1回×52週間(1年間)で2万6000円
洗車機を使うメリットは、洗車にかかる時間を短縮できることです。手洗いでは30分以上時間がかかることもあるでしょう。しかし洗車機を使えば、道具を買いそろえたりする必要もなく、機械の力を借りて5〜10分ほどで洗車を行えます。
また洗車機によっては、水洗い洗車やシャンプー洗車のみでなくワックス洗車やポリマーコート洗車といったコースを選べるようです。そういったオプションを選べることも魅力といえるでしょう。
自宅で洗車をした場合
自宅で洗車をする場合には、水道代と洗車に使う道具や洗剤の購入費用がかかります。それぞれについて以下で計算をします。
●水道代:自宅での洗車には、1回あたり約250リットルの水を使うといわれています。また、東京都水道局の「節水について」のページより、水1リットルあたりの料金単価を0.24円とします。以上より、洗車1回あたりの水道料金は250(リットル)×0.24(円)=60円です。
●道具や洗剤の購入費用:洗車に必要なものがそろったセットを購入する場合は1800円〜4000円ほどのものが多くあります。セットを一度購入してしまえば何度も繰り返し使えます。
以上から、自宅での洗車の場合にかかる費用は1860円~4060円ほどといえます。これを年間にすると4920円〜7120円ほどとなるでしょう。そのため洗車機の費用と比べると、年間1万9000円〜2万2000円ほどの節約になる可能性があります。
また、自宅で洗車する場合には、機械では洗車できない細かいところまで丁寧に洗えることが特徴です。
自宅の洗車でさらに節約をするためのポイント
前項では、洗車機を使うよりも自宅で洗車をした場合の方が節約になる可能性があることが分かりました。それに加えて、自宅の洗車の場合には以下のことに気をつければさらに費用をおさえられると考えられます。
●水はホースを使わず、バケツにくんで使う
●シャワーノズルを付ける
洗車にかかる水の量は250リットルほどであると先述しましたが、もし水をバケツにくみながら洗車をした場合にはバケツ3杯の30リットルで済むといわれています。そのため、水道代が大きく節約できるでしょう。
洗車機を使わず自宅で洗車した場合、年間1万9000円〜2万2000円ほどの節約になる可能性がある
もし洗車機を使わず、自分で洗車をする場合には年間1万9000円〜2万2000円ほどの節約になる可能性があります。洗車機は、手軽に素早く洗車できることが魅力ですが、自宅で洗車するより費用がかかります。
それぞれのメリットも考慮し、洗車にどのくらい時間をかけられるのかや、汚れの程度などによって方法を検討するとよいでしょう。また、自分で洗車をする場合には、水道代をおさえて、さらに節約できるケースもあることが分かりました。もし自宅で洗車をする場合には、ぜひ取り入れてみてください。
出典
東京都水道局 よくある質問 節水について
独立行政法人 水資源機構 丹生ダム 私たちにもできる節水~毎月5,000円の節約~
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー