更新日: 2024.07.04 その他家計

毎回「45Lゴミ袋」を使っているけど、サイズを変えたら節約できる？1ヶ月にかかるゴミ袋の費用を検証

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自治体によっては、ゴミ袋を指定している場合もあり、自分たちで購入しなければなりません。気温が高くなるとゴミからの臭いが気になり、収集日には毎回ゴミを出したいと考える方も多いでしょう。

しかし、袋の容量に余裕があるともったいない……とちゅうちょしてしまう方もいるかもしれません。

そこで今回は、1ヶ月のゴミ袋の代金について調べてみました。さらに、ゴミ袋の節約方法もご紹介します。物価の高騰が続く中、少しでも出費をおさえたいとお考えの方はぜひ参考にしてください。

執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるどへんしゅうぶ）

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1 1ヶ月に消費するゴミ袋の枚数
2 1ヶ月にかかるゴミ袋の費用
3 ゴミ袋にかかる費用をおさえつつ快適に過ごすコツ
4 1ヶ月あたりのゴミ袋代は自治体や家庭によって異なるが、サイズを変えることで数百円出費をおさえられるケースもある

1ヶ月に消費するゴミ袋の枚数

まずは、1ヶ月あたりのゴミ袋の使用量を見てみましょう。京都市の調査によると、1世帯4人家族でのゴミ袋の平均使用量は表1の通りです。

表1

	45リットル	30リットル	20リットル	10リットル	5リットル
燃やすゴミ	2.3枚	2.5枚	2.4枚	1.1枚	0枚
缶・びん・ペットボトル	0.4枚	0.7枚	0.9枚	0.4枚	－
プラスチック製容器包装	0.6枚	1.0枚	1.5枚	0.3枚	－

※京都市情報館「ごみ袋の使用状況等に関する市民アンケート調査結果」を基に筆者作成

4人家族の場合、燃やすゴミでは、リットル数は異なるものの1ヶ月に8.4枚のゴミ袋を使用していると分かります。1週間に2～3枚ほどのゴミ袋を消費するといえるでしょう。

1ヶ月にかかるゴミ袋の費用

ゴミ袋の平均消費量が分かったところで、次は費用を見てみましょう。1週間に3枚使用すると仮定して、メインとなる燃やすゴミのゴミ袋にかかる費用を計算します。

今回は、京都市のゴミ袋の価格である45リットル（1枚45円）・30リットル（1枚30円）・20リットル（1枚20円）のゴミ袋をそれぞれ1週間に3枚使用したパターンで計算し表2にまとめました。

表2

	1週間（3枚）	1ヶ月（12枚）
45リットル	135円	540円
30リットル	90円	360円
20リットル	60円	240円

※筆者作成

45リットルのゴミ袋のみを12枚使用すると、月に540円の費用がかかります。20リットルのゴミ袋に変えると300円出費をおさえられます。なお、今回は燃やすゴミのみで計算しているため、実際にはもう少し費用がかかるでしょう。

ゴミが少ない日やゴミ袋に余裕がある場合は、少ない容量のゴミ袋を使用すると節約につながります。

また東京都の調布市では、ゴミ袋の価格が京都市よりも高い傾向にあります。45リットル相当のゴミ袋が1枚84円、30リットル相当で1枚約56円となります。45リットル相当のゴミ袋を月に12枚使用すると仮定すると、1008円かかる計算となり、京都市と比べて468円高額です。

このことから、住んでいる自治体によってゴミ袋にかかる費用には差が生じると見て取れます。さらに自治体によっては、ゴミ袋の値上げを発表している地域もあるようです。

ゴミ袋にかかる費用をおさえつつ快適に過ごすコツ

指定のゴミ袋の場合、1枚あたりの価格はどう頑張っても変えられません。そのため、ゴミ袋にかかる費用をおさえるには、使用枚数を減らし、ゴミの量に合わせた袋の選択が大切です。

京都市では、ゴミ袋へのゴミの詰め具合についても調査しています。燃やすゴミは、全体の半数ほどしかゴミをパンパンには詰めていないようです。プラスチック製容器包装では45％ほど、缶・びん・ペットボトルに至っては31％ほどの方しか袋いっぱいにゴミを入れていないとの結果が出ています。

大きめのゴミ袋に余裕のある状態でゴミを捨てている方は、小さいサイズのものに変えてもよいかもしれません。また、これからの季節は気温が高くなりゴミの臭いが気になります。小さいサイズでのこまめなゴミ出しは、臭いの対策にもつながるでしょう。

1ヶ月あたりのゴミ袋代は自治体や家庭によって異なるが、サイズを変えることで数百円出費をおさえられるケースもある

ゴミ袋の価格は自治体によって異なります。家庭ごとにゴミの量も変わるため、一概に月いくらかかるとはいい切れません。

今回参照した京都市の指定ゴミ袋の場合、45リットルのゴミ袋のみを12枚使用すると月に540円の費用がかかり、20リットルのゴミ袋に変えると300円出費をおさえられます。ただしこの価格は燃やすゴミのみであるため、ほかにもプラスチックゴミやペットボトルなどにも費用がかかります。

少しでもゴミ袋にかかる費用を節約するには、ゴミの量に見合ったサイズの袋を使用するのがポイントです。毎回ゴミ袋に余裕がある場合には、サイズを見直してみるとよいでしょう。