更新日: 2024.06.03 その他家計
「自炊」と「惣菜購入」一人暮らしの食事はどちらが安く済む?購入した食材をダメにしない方法は?
今回は一人暮らしで自炊と惣菜購入のどちらが安く済むかを解説します。それぞれのメリットやデメリット・食品ロスを抑える方法もまとめました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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一人暮らしで自炊と惣菜の購入はどちらが安く済む?
結論、一人暮らしで自炊と惣菜購入のどちらが安く済むかは人によって異なります。
株式会社くふうカンパニーが実施したアンケート調査によると、惣菜を購入する際の平均価格は、1回につき570円といわれています。仮に3食を全て惣菜で済ませる場合は、1日につき1710円が必要です。
30日で考えた場合は5万1300円の出費になるため、この金額を下回るようであれば自炊の方がよいといえるでしょう。ただし、自炊の場合は食品ロスの可能性もあるため、この部分を考慮しながら選択する必要があります。
また、金額以外にもそれぞれメリット・デメリットがあるため、自分に合った方法を選ぶことが大切です。ここでは自炊と惣菜購入のメリット・デメリットについても、詳しく見ていきましょう。
自炊のメリット・デメリット
毎日の食事を自炊するメリットとして、栄養バランスのよい食事をとれる点があげられます。食材選びから自分で行うため、栄養素を計算しながら購入すればバランスの偏りはほとんどないでしょう。
一方で、自炊は手間がかかったり献立を考えたりしなければならないデメリットがあります。特に一人暮らしだとなかなか時間を確保できないことから、自炊にハードルの高さを感じるケースは珍しくありません。
惣菜購入のメリット・デメリット
一人暮らしで惣菜購入を選ぶ最大のメリットは、時間や手間をかけずに食事を済ませられる点です。買ってきたものをそのまま食べられるため、空いた時間を別のことに使えます。
ただし、惣菜は基本的に似たようなものしか売られていません。そのため、栄養バランスが偏ってしまう可能性がある点には注意が必要です。
一人暮らしの食品ロスを防ぐ方法
政府広報オンラインによると、日本では、年間523万トンもの食品が廃棄されているそうです。食品ロスは家計の圧迫にもつながり、一人暮らしでも無視できない問題のひとつです。
食品ロスを防ぐために、以下の3つを意識してみましょう。
●買い物をし過ぎないようにする
●冷凍保存を活用する
●食べきれる量だけ作る
それぞれの内容について、詳しく解説します。
買い物をし過ぎないようにする
一人暮らしで食品ロスを減らす方法のひとつに、買い物をし過ぎないようにすることがあげられます。材料が余ってしまうことで食品ロスが発生するため、できるだけ必要なものだけを購入しましょう。
可能であれば、買い物前に冷蔵庫の中身を確認しておくのがおすすめです。もしすでにあるものを購入してしまった場合は、古いものから使い切りましょう。
冷凍保存を活用する
冷凍保存を活用するのも、一人暮らしで食品ロスを減らす方法といえます。野菜や肉などは冷凍することで長持ちさせることができます。
なお、冷凍する場合は買ってきたパックのまま保存するのは控えましょう。特に肉の場合は、ドリップが出ている可能性が高いため衛生面でよくないとされています。
保存期間も1ヶ月程度にとどめ、解凍後はできるだけ早く消費することをおすすめします。
食べきれる量だけ作る
食べきれる量だけ食事を作るのも、食品ロス削減の方法です。
自炊したものの日持ちは2~3日程度といわれており、再度加熱すると傷みやすくなります。そのため、食べきれずに捨ててしまうケースも珍しくありません。
特に一人暮らしの場合、急に食事に誘われて食べきれなくなってしまうこともあるでしょう。作り置きがよくないとはいいませんが、できるだけその日のうちに食べきれる量を作るのがおすすめです。
一人暮らしで自炊と惣菜購入のどちらが安いかは人によって異なる
一人暮らしの食事を自炊すべきか惣菜購入すべきかは、人によって異なります。毎日自炊したものを食べきる場合や食品ロスを抑えられる場合は自炊の方が安く、そうでない場合は惣菜購入の方が割安になる可能性もあるでしょう。
また、価格以外にも自炊や惣菜購入にはメリットとデメリットがあります。これらを把握しながら自分に合った方法を選べば、結果として食費の節約につながるでしょう。
どちらの方法を選ぶ場合も食品ロスの削減を意識した購入が大切です。
出典
政府広報オンライン 今日からできる!家庭でできる食品ロス削減
株式会社くふうカンパニー お惣菜・スイーツの購入に関する調査(PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー