更新日: 2024.05.27 働き方

弁護士に昇進や階級はあるのでしょうか? どうやって実績を上げるのでしょうか…?

弁護士に昇進や階級はあるのでしょうか? どうやって実績を上げるのでしょうか…?
「法曹三者」と呼ばれる検察官・裁判官・弁護士のうち、弁護士だけが民間の職種に該当します。裁判官や検察官と違い国家公務員ではないため、給与形態は通常の会社員やフリーランスと変わりありません。
 
そのため、昇進や階級アップによる収入に不安を覚える方も多いでしょう。そこで今回は、弁護士の昇進システムや階級の有無について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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弁護士の多くはパートナー弁護士を目指す

弁護士業界に身を置く方のほとんどは、法律事務所でも上位のポジションである「パートナー弁護士」を目指すといわれています。初めのうちは「アソシエイト弁護士」と呼ばれるアシスタント業務で下積みを重ねるため、地道な努力が必要です。
 
弁護士は司法試験に合格して、初めてスタートラインに立てるといわれています。特に近年は弁護士を目指す人が多く、業界に人が増えつつあるのが現状です。
 

パートナー弁護士とは

パートナー弁護士は、弁護士業界における上位ポジションに相当します。パートナー弁護士に明確な収入基準はありませんが、請け負った案件の一定割合を獲得できるため、所属する事務所によって金額は大きく異なるといわれています。
 
小規模な法律事務所では、パートナー弁護士がいることはあまり見かけないようですが、近年は大都市の法律事務所ではパートナー弁護士と契約するところも増えてきているようです。
 
パートナー弁護士は初めからなれるものではなく、基本は法律事務所内で経験年数を積み重ねたアソシエイト弁護士に任されるケースがほとんどです。そのため、パートナー弁護士を目指すなら、初めにアソシエイト弁護士として働き始めるのが王道のパターンといえます。
 

アソシエイト弁護士とは

アソシエイト弁護士とは、パートナー弁護士のもとで業務補助や小規模な事件を取り扱う新任弁護士です。司法試験に合格して弁護士資格を獲得した人は、まずアソシエイト弁護士として法律事務所に就職します。
 
勤務内容は法律事務所の規模によって異なり、収入は経験年数や事務所の規模によるところが大きく、大手なら初任給でも高収入が得られる可能性があります。
 

弁護士が収入と実績を増やす方法

弁護士として活躍して収入を増やすには、学歴や経歴だけでなく、実績が重要な要素を占めると考えられます。そこで、弁護士としてキャリアを積む方法について解説します。
 

事件の処理に専念する

弁護士業界では、「依頼者に勝る紹介者はいない」ともいわれます。無名の弁護士が仕事を獲得するには、活躍の実績が欠かせません。そのため、アソシエイト弁護士として事件や執務を担当する場合には、依頼者の満足度に努めることが出世の早道といえるでしょう。
 
目の前の事件に専念して依頼者も満足すれば、紹介による仕事を得られる可能性があります。誠実に仕事をこなし続ければ、依頼者経由で人脈も広がると考えられます。
 

コミュニケーション能力や人脈を築く

弁護士は対人商売です。そのため依頼を獲得するには、自分で営業をかける必要があります。このように弁護士として成功するには、地道な営業努力と人脈の構築が欠かせません。
 
依頼者経由以外で人脈を広げるなら、定期的に開催される異業種交流会や起業家の食事会などのイベントに参加する方法が挙げられます。
 

別の法律事務所に移る

弁護士の収入は、所属する法律事務所の規模や取り扱う案件の数で大きく変動します。特にパートナー弁護士は成果報酬が基本であるため、案件の多い事務所に身を置くことで高収入を得られる可能性があります。
 
アソシエイト弁護士でも、規模の大きい事務所なら刑事事件や民事事件を担当することがあるため、実績を作るにはよいでしょう。
 

高収入を目指すならパートナー弁護士

アソシエイト弁護士は会社員に似た勤務形態なため、安定した収入が見込めます。しかし、高収入を目指すなら、成果報酬で収入を加速できるパートナー弁護士が向いているでしょう。自分の目指す目標に合わせて、適した組織でキャリアを積みましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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