更新日: 2024.05.25 その他家計
【実家暮らし】親が「もっとお金をいれなさい」と言います。食費で3万円入れてますが、電気代も求められます。1人分の電気代ってどのくらいですか?
さらに、金額の妥当性を把握することで、親との同居を続けるか、それとも1人暮らしを始めるかを判断しやすくなります。本記事では、1人暮らしの電気代の平均額について解説しています。
また、光熱費や食費の平均額、そして親と同居するメリットとデメリットについても触れていますので、参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1人暮らしの電気代の平均額
総務省統計局の「家計調査報告(家計収支編)2023年」によれば、全国平均の単身世帯の電気料金は6726円でした。また、主要地域の電気代の平均は、図表1のとおりです。
【図表1】
地域 | 1人暮らしの電気代平均 |
---|---|
全国 | 6726円 |
北海道・東北地方 | 8103円 |
関東地方 | 6635円 |
北陸・東海地方 | 7252円 |
近畿地方 | 6052円 |
中国・四国地方 | 7394円 |
九州・沖縄地方 | 5513円 |
※総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2023年」をもとに筆者が作成
地域別に見ると、北海道・東北地方が最も高く、九州・沖縄地方が最も低い傾向にあります。
光熱費と食費の平均額
電気代だけでなく、光熱費と食費の平均額も見てみましょう。総務省統計局の同調査によれば、単身世帯の光熱費の全国平均は1万3045円で、食費の全国平均は4万2049円でした。
つまり、光熱費と食費だけで、5万5094円の支出となります。この全国平均から見ると、親に支払っている食費3万円だけでも比較的安いことが分かります。
親と同居するメリット・デメリット
親と同居する場合、経済面で楽になるなどのメリットがある一方で、友人や恋人を家に呼びづらいといったデメリットもあります。
これらのメリットとデメリットを把握することは、親との同居を選ぶか1人暮らしを始めるかを判断する上でも重要です。本項では、親と同居するメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット
親と同居する主なメリットは、以下のとおりです。
・経済面で楽になる
・家事を分担できる
・親の様子を把握できる
親と同居する場合、家賃や食費、光熱費、管理費などの費用負担を分担できるため、経済面での負担が軽減されます。また、実家の場合は、食費や光熱費などの一部負担だけで済むこともあります。1人暮らしと比較すると、毎月数万円もの費用負担が軽減されるため、大きなメリットです。
さらに、「料理や洗濯は親が担当し、子どもは自分の部屋の掃除のみ」といった家事を分担できることで、時間に余裕を持たせることができます。親との距離が近いため、日々の健康状態や様子を確認できることもメリットと言えるでしょう。
デメリット
親と同居する主なデメリットは、以下のとおりです。
・自由に過ごせない
・ストレスがたまる
・干渉される
・友人や恋人を家に呼びづらい
親と同居する場合、プライバシーを確保しづらいことがあります。生活リズムやスタイルの違いから、自由に過ごせないこともあり、ストレスの原因になる可能性もあります。
夜中のお風呂やトイレの音、キッチンの使い方、掃除の仕方など、ささいなことが積み重なり、トラブルに発展する場合もあるため、注意が必要です。さらに、友人や恋人を呼びづらい点も親と同居するデメリットです。
1人分の電気代は6726円! 親と同居すると1人暮らしより経済的
総務省統計局の調査によれば、1人暮らしの全国平均の電気代は6726円です。また、光熱費は1万3045円、食費は4万2049円でした。現在の支払っている3万円の食費は、全国平均と比べると低い水準です。
このような全国平均を参考にしつつ、自身の収入状況などを考慮し、どれくらいまでなら支払えるのか、親と話し合って決めることをおすすめします。
出典
総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2023年
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー