更新日: 2024.04.26 その他家計
夫がトイレットペーパーは「ダブル」派なのですが、「シングル」にしたいです…年間で「1万円」は節約できますよね?
しかし、シングルとダブルは長さが変わるため、コストパフォーマンスはどちらの方がいいのか気になる方もいるかもしれません。
そこで今回は、1年間のトイレットペーパーの使用量をご紹介しながら、シングルとダブルで金額に差があるのかを検証します。消耗品にかかるお金を少しでも節約したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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トイレットペーパーの1回使用量
まずは、1回当たりのトイレットペーパーの使用量を見てみましょう。一般社団法人日本トイレ協会の「トイレットペーパーの使用量に対する調査」によると、1回のトイレで使用するトイレットペーパーの長さは以下の結果とのことです。
男性
・大便:3.15メートル
・小便:なし
女性
・大便:3.52メートル
・小便:1.45メートル
大便のときは、男女ともに3メートル台、小便時は女性のみ使用で約1.5メートルでした。では、1ヶ月(30日と仮定)の使用量も計算してみましょう。1日のトイレの回数を、大便は1回、小便は7回と仮定します。
・男性:約94.5メートル
・女性:約410.1メートル
男性で約95メートル、女性では約400メートルのトイレットペーパーを1ヶ月に使用していると分かりました。ただし上記は、あくまで検証結果を基にした数字です。使用状況や人によっても使用量には差が見られるでしょう。
ダブルとシングルの金額を計算し比較してみた
次に、前述した1ヶ月のトイレットペーパー使用量を基に、シングルとダブルにおけるそれぞれの年間費用を調べてみました。まず、1年間の使用量は以下の通りです。
・男性:約1134メートル
・女性:約4921メートル
今回は男性2人・女性2人の4人家族を例とし、以下の条件を基にトイレットペーパーにかかる費用を算出します。
・シングル8ロール入り:長さ82.5メートル/ロール
・ダブル8ロール入り:長さ45メートル/ロール
・価格はどちらも600円とする
・トイレ1回当たりの使用量はシングルもダブルも同じ
年間の金額は、表1の通りです。
表1
1年間使用メートル | シングル年間使用ロール数 | ダブル年間使用ロール数 | |
---|---|---|---|
男性2人 | 約2268メートル | 約27ロール | 約50ロール |
女性2人 | 約9842メートル | 約119ロール | 約219ロール |
合計 | 約1万2110メートル | 約146ロール | 約269ロール |
金額 | 1ロール: 75円 | 約1万950円 | 約2万175円 |
※上記の条件を基に筆者作成
上記から、シングルを1年間使用した場合は約1万950円、ダブルでは約2万175円となり、その差は9000円ほどです。
ただし、ダブルはトイレットペーパーが2枚重ねになっているため、1回に使用する長さが短くて済むかもしれません。その場合には、ダブルにかかる費用をもう少しおさえられるでしょう。
男性2人、女性2人の家族なら、年間約9000円の節約になる
今回の結果から、1回あたりのトイレットペーパーの使用量が同じ場合、シングルのほうがダブルよりも年間9000円ほど(男性2人女性2人の4人家族の場合)節約ができることが分かりました。
ただし家族構成や1回あたりの使用量、トイレットペーパーの価格などによっても節約できる費用には違いが出ます。また、シングルとダブルで使用感や使い勝手が異なりますので、好みで選ぶのもいいでしょう。
出典
一般社団法人 日本トイレ協会 トイレットペーパー、緊急時に備えて必要な分を必要な分だけ、計画的に備蓄しましょう
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー