更新日: 2024.04.21 その他家計
友人の結婚式に「夫婦+小さい子ども」で招待されましたが、子どもの分も「ご祝儀」は必要ですか? 夫婦で「5万円」だけでは少ないでしょうか…?
そこで本記事では、「夫婦2人と小さい子ども1人の計3人が友人の結婚式に招待された場合のご祝儀相場」や、結婚式にかかる1人当たりの費用相場について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
友人の結婚式に夫婦+小さい子どもが招待されたときのご祝儀相場
結婚式に夫婦で出席する場合のご祝儀は5万円を包むのが一般的ですが、子連れで出席する場合はどのくらいご祝儀を包めばよいのでしょうか。ゼクシィによると、子ども1人当たりのご祝儀相場は、5000円~1万円を包むのが理想とされます。
子どもがまだ赤ちゃんの場合、食事がいらないから費用が掛からないのではと思うかもしれませんが、赤ちゃん用にベビーベッドや授乳室を手配してくれるケースもあるため、手間賃として夫婦のご祝儀に上乗せした金額を包むのがベターです。
また子連れの場合は子ども用の食事を用意してくれることも多く、お子さまプレートの相場は小学生までの子どもなら約5000円~1万円なので、小さい子どもも一緒に招待されたのであれば、これくらい上乗せして包むのが良いでしょう。
ただし、ご祝儀金額のマナーとしては、「割り切れない」という意味を込めて奇数になる金額を包むのが一般的です。今回のケースの場合、1万円をプラスすると6万円の偶数になってしまうので、端数分の金額はギフトなどにして渡すという方法をとってもよいでしょう。
結婚式は1人当たりどのくらいの金額がかかっているの?
では実際に、結婚式には1人当たりどのくらいの費用がかかっているのでしょうか。リクルートが2023年に行った「ゼクシィ結婚トレンド調査」によると、首都圏の結婚式でかかる1人当たりの平均費用は図表1のとおりです。
図表1
株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2023 首都圏を基に筆者作成
料理・飲み物と引出物にかかる費用を合計すると2万7800円となり、ご祝儀の平均額である3万円とほぼ同じくらいの金額になります。
また、実際には料理や飲み物と引出物以外にも、ゲストを迎えるためのメニュー表や席次表、プチギフトなどの費用も必要であるため、プラスアルファかかっていると考えてよいでしょう。つまり、実際に結婚式にかかる費用は1人当たり3万円近くかかっているということが分かります。
どうしてもご祝儀が払えない場合の対処法
経済状況などによっては、ご祝儀の負担が大きくてどうしても払えないということもあるかもしれません。ご祝儀が払えない場合の対処法として以下の方法があります。
・夫婦のどちらかが出席し、欠席した方は祝電を送る
・正直に新郎新婦にご祝儀が少なくなる旨を伝え、それでも出席していいか判断を仰ぐ
・二次会のみ参加する
もしご祝儀が少なくなる旨を伝えたうえで、それでも新郎新婦が参加してほしいと言ってくれた場合には後日お祝いの品を贈る、食事をごちそうするといった方法で、2人の門出をお祝いしましょう。あなたの祝福したいという思いを新郎新婦に形としてしっかり伝えることが大切です。
子連れでのご祝儀相場を理解して、新郎新婦の門出を祝おう!
夫婦と小さい子ども1人の計3人で結婚式に参加する場合は夫婦参加の相場である5万円にプラスして5000円~1万円程度を上乗せして渡すのが望ましいでしょう。ご祝儀の相場を理解したうえで、どうしてもご祝儀が不足してしまう場合には、新郎新婦に迷惑をかけない配慮と祝福の気持ちを伝える行動を意識しましょう。
出典
株式会社リクルート ゼクシィ 結婚式に“夫婦で”出席! ご祝儀の金額&ご祝儀袋の書き方はどうする?
株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査 2023 首都圏
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー