更新日: 2024.04.20 家計の見直し

虎ノ門勤務でランチ代が年「20万円」…!おにぎりを持参すれば「年10万円」にはおさえられますか?

虎ノ門勤務でランチ代が年「20万円」…!おにぎりを持参すれば「年10万円」にはおさえられますか?
職場でのランチを毎回外食にしていると食費の負担額が大きくなり、節約したいと考える方もいるでしょう。食品の値上げが相次ぎ、家計の負担は増すばかりです。
 
そこで今回は、おにぎりを持参するといくら節約になるのか解説します。毎日のランチ代を節約したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

ランチにかける金額と平均割合

ランチにかける費用は、ライフスタイルやその人の価値観によっても異なります。株式会社UOCCが「Spicomi」にて実施した「会社員のランチ代についてのアンケート調査」によると、オフィスで働く会社員における1回あたりのランチ代は平均約576円とのことです。ランチ代の平均金額の割合を、表1にまとめました。
 
表1

300円
未満
300
~500円
500
~700円
700
~900円
900
~1000円
1000
~1200円
1200
~1500円
1500円
以上
12.4% 30.7% 29.9% 18.1% 5.8% 2.6% 0.4% 0.0%

※株式会社UOCC Spicomi「会社員のランチ代についてのアンケート調査」を基に筆者作成
 
ランチ代にかける金額は「300~500円」がもっとも多く、次いで「500~700円」「700~900円」でした。
今回のケースはランチ代で年に20万円とのことなので、ひと月あたり約1万7000円かかっていると想定できます。月に20日(平日出勤の場合)ランチをしたと仮定すると、1回あたりの費用は約850円です。ランチ代が700~900円の割合は18.1%いることが分かります。
 
また、同調査による「ランチで高いと感じ始める金額」について、「700~900円」と回答した方は20.5%であり、最も高いと感じる金額で多かったのは「1000~1200円(28.7%)」でした。
 

手作りのおにぎりを持参するといくら節約になるのか

毎日ランチで800円ほど使ってしまうと、年単位ではおよそ20万円の出費となってしまいます。仮におにぎりだけ手作りして持参したら、いくら節約できるのでしょうか。今回はさけおにぎりを作ると仮定してコストを計算しました。
 
米5kgの価格を2000円とした場合、1合分(150g)にかかる金額は約60円です。米1合でおよそ300~350gのご飯が炊きあがり、おにぎりに換算するとコンビニのおにぎりが110~120gなので、2~3個作れる計算になります。1合で2個作ったとすると、1個あたりの米の価格は約30円となります。
 
また、お米を炊く際には電気代がかかります。1回の炊飯にかかる消費電力量が160ワットアワーだとすると、かかる電気代はおよそ5円です。
 
次に、おにぎりの材料として約250円のさけフレーク(130g)、約600円のおにぎりのり(50枚入り)を使用すると仮定します。おにぎり1個を作る際にさけフレークを5g、おにぎりのりを1枚使用すると、おにぎり1個あたりにかかるコストは電気代を入れて約57円です。
 
おにぎりを2個作ったとしても約110円であり、コンビニや社食で300円ほどのおかずやスープ、サラダなどを購入しても、1回のランチ代を400円程度までおさえられます。
 
今回のケースでは、1回あたりのランチ代が約850円でしたので、約450円の節約につながります。年間で10万8000円ほど節約でき、ランチ代を年間10万円以内におさえられるでしょう。
 
ただし、おにぎりに使う材料や一度に炊くお米の量などによってかかる費用は異なる点と、水道光熱費が別途必要になる点に注意が必要です。
 

手作りおにぎりを持参すれば年間10万円以内にランチ代をおさえられるかも

毎回のランチで手作りのおにぎりを持参することで、外食するよりも節約できることが分かりました。おにぎりだけなら2個で100円ほどのコストにおさえられ、コンビニでおかずやスープなどを購入しても外食するよりも安く済みます。
 
ランチ代を1回あたり400円ほどおさえられれば、年間10万円以内にすることも可能でしょう。
 

出典

株式会社UOCC Spicomi 会社員のランチ代についてのアンケート調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集