更新日: 2024.03.05 その他家計
「自家製サラダチキン」VS「市販のサラダチキン」毎日食べると1ヶ月の食費はどれくらい違う?
ここでは、自家製サラダチキンを作ると市販のサラダチキンを購入する場合と比べてどのくらいの節約になるのかを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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市販のサラダチキンの平均価格
今回は、コンビニエンスストア大手3社のサラダチキンの価格を調査しました。サラダチキンにはさまざまな味がありますが、今回は最もシンプルなプレーン味の価格を紹介します。
セブン―イレブン・ジャパン「糖質0gのサラダチキン(プレーン) 110g」の販売価格は235円(税込み)、ローソン「国産サラダチキン プレーン」の販売価格は268円(税込み)、ファミリーマート「たんぱく質20.8g 国産鶏のサラダチキン 淡路島の藻塩」の販売価格は268円(税込み)です。
コンビニエンスストア大手3社のサラダチキンの平均価格は257円(税込み)となっています。
自家製サラダチキンにかかる費用
サラダチキンの材料は鶏むね肉と各種調味料です。「小売物価統計調査 (動向編)2024年1月」によると、鶏肉100gあたりの東京都区部小売価格は144円となっています。
胸肉は鶏肉の部位の中でも特に安く、スーパーマーケットでは100円以下で購入できることが多いです。市販のサラダチキンは110g前後のものが多めですが、今回は分かりやすいように鶏むね肉100gで作ると仮定します。仮に100gで78円の鶏むね肉を購入した場合、材料費は調味料と合わせて100円前後に収まるでしょう。
「NHK みんなのきょうの料理」の公式サイトで紹介されているレシピでは、鍋は使わずに電子レンジ(600W)に約8分間加熱して作っています。600W(消費電力0.9kW)の電子レンジを1分間使用した際の電気代は、0.9kw×31円/kwh÷60分=約0.47円です。よって、8分間使用した際の電気代は約3.76円となります。
電気料金単価は、公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会の公式サイトを参考に31円/kWh(税込み)を採用しました。洗い物にかかる水道光熱費やジッパー袋の購入費を考慮しても、自家製サラダチキン1食分にかかる費用は120円前後と予想されます。
自家製サラダチキンの節約効果
コンビニエンスストアのサラダチキンを1日1個購入する場合、1ヶ月間にかかる費用は257円(税込み)×30日=7710円(税込み)です。
一方、自家製サラダチキンを作る場合の1ヶ月間の費用目安は、約120円×30日間=約3600円となります。自家製サラダチキンを作る節約効果は1ヶ月間で7710円-3600円=4110円となり、市販のサラダチキンの半額以下で済むことが分かりました。
鶏むね肉を加熱したり耐熱皿を洗ったりする手間はかかりますが、自家製サラダチキンを作る節約効果は大きいといえるでしょう。スーパーマーケットの特売セールなどを狙うと、鶏むね肉はさらに安く購入できる可能性もあります。
自家製サラダチキンに挑戦しよう
スーパーマーケットやコンビニエンスストアでは200円を超えることが多いサラダチキンですが、原材料は安く購入できる鶏むね肉です。安いスーパーマーケットや特売セールなどを狙えば、1食あたり100円以下で作ることも可能でしょう。
一方、市販のサラダチキンは、調理不要ですぐに食べられる点が魅力です。忙しいときは市販品、時間があるときは自家製サラダチキンに挑戦するなど、上手に使い分けてみてはいかがでしょうか。
出典
セブンプレミアム公式 糖質0gのサラダチキン(プレーン) 110g
ローソン公式サイト 国産サラダチキン プレーン
ファミリーマート たんぱく質20.8g 国産鶏のサラダチキン 淡路島の藻塩
政府統計の総合窓口 小売物価統計調査 小売物価統計調査(動向編)月次 2024年1月
みんなのきょうの料理 サラダチキン
公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー