更新日: 2024.02.21 働き方

小さな子どもがいて、突発休が発生します…。融通の利く仕事は何かないでしょうか?

小さな子どもがいて、突発休が発生します…。融通の利く仕事は何かないでしょうか?
女性の社会進出が注目される一方で、子育てと仕事の両立に悩む女性も少なくありません。特に、小さな子どもがいる場合、子どもの急病などによる早退や遅刻を余儀なくされることも出てくるからです。
 
ここでは、小さな子どもを抱えながらできる仕事のポイントや、女性に役立つおすすめ情報をまとめていきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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子育て中の女性の就業割合と課題

厚生労働省「国民生活基礎調査(2022)結果の概要」によると、児童のいる991万 7000世帯のうち母の「仕事あり」の割合は75.7%を占めています。
 
こちらの数値は2004年の調査結果(56.7%)から徐々に増えていることが分かります。また、75.7%の就業形態をみると、正規雇用(30.4%)に対して、非正規雇用(36.4%)がやや多い傾向があります。
 
しかし、同調査の別データ(2016年・2019年・2022年)からは、末子の成長にともない正規雇用の女性が増えている様子が見て取れます。さらに、非正規雇用の女性の増加に反して、仕事に就かない女性が減少していることも大きな特徴です。
 
つまり、子育てとのバランスをみながら、正規・非正規に関わらず何らかの仕事をしている女性が増えているのです。子育てと仕事の両立には、パートナーや祖父母などとの連携が求められます。また、保育園の利用時間帯に合わせるために、自身の出勤や退勤時間との調整も欠かせません。
 
しかも、子どもが小さいうちは急病やけがなどで保育園から連絡が来ることも多いです。さらに、複数の子どもがいると就業は思った以上に大変です。このような事情もあり、0歳児など小さい子どもがいる女性が育休などを取得して、子育てに専念することも不思議ではないでしょう。
 

子育てをしながらできる仕事のポイント

子育ては、まわりの協力を得ながら行うのが理想とはいえ、母親である女性の負担が大きいのが現実です。そのようななか仕事を続けるためには、いくつかのポイントがあります。
 

休みが取りやすいこと

保育園や幼稚園などの行事に参加しやすいだけでなく、子どもの急病による早退や遅刻、欠勤がしやすいかどうか考えましょう。自分が仕事を抜けることで、職場に迷惑が掛かることは避けられません。
 
その結果、居心地の悪さから自主退職をすることもあるのです。そうならないためには、シフト制の職場を選ぶのも一案です。夏休みなどに学生バイトを多く雇う飲食店もあるので、子どもに合わせて仕事を休むことが可能です。
 
また、データ入力やWebライターなどの在宅ワークも融通が利きやすい仕事といわれます。幅広い業種で求められる事務職も、時間的な融通が利きやすい職種の一つでしょう。
 

自宅や職場までの距離

子育てをしながらの通勤には、自宅と職場までの往復だけでなく、保育園までの送迎も視野に入れなければなりません。しかも、子どもの機嫌を取りながら、自身の身支度が必要な日もあります。
 
このような課題に向き合うためには、自宅と職場、保育園が近く、アクセスがよいことが望まれます。
 

心身への負担が少ない仕事

子どもがいる母親の仕事選びは、心身の負担が少ない職場も人気です。
 
短時間勤務が可能なこと、体力を使わないなど優先順位を設けるとよいでしょう。外部の人との関わりが少ない、一般事務や工場の製造ラインなども選択肢の一つです。
 

将来に備えた準備をしておこう

在宅での働き方が増えているとはいえ、家庭の状況によってはリモート会議などへの出席が難しいときもあり、歯がゆい思いをする人もいるでしょう。
 
しかし、子育てを経験できるのは長い人生のうちで限られた時間だけです。二度と戻れない時間を積極的に楽しみましょう。子育ての合間をみながら、IT機器操作のスキルアップを目指したり、医療事務などの資格取得に励んだりすることもおすすめです。
 

子育ては自身の充電期間!貴重な体験を積んでスキルアップを

子どもが小さいうちから働き続けるためには、まわりの理解や協力が得られるかどうかが大きな課題になります。そのため、思い通りにならずに悩むこともあるでしょう。
 
しかし、子育ては永遠に続くものではないのです。子育てと仕事のバランスを取りながら働くだけでなく、自身の充電にも努めましょう。知識や技術のスキルアップはもちろん、仕事に役立つ資格取得に挑戦してはいかがでしょうか。
 

出典

厚生労働省 2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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