更新日: 2024.02.01 その他家計
「こたつ」VS「電気カーペット」電気代が安いのはどちら?
そこで今回は、「こたつ」と「電気カーペット」の電気代を比較しました。さらに、電気代が安くなる節約方法もご紹介します。高くなりがちな冬の電気代を抑えたい方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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こたつにかかる電気代
こたつの消費電力は、製品や使用モードによって異なりますが、約300〜600ワットといわれています。今回は、300ワットのこたつを8時間使用した場合の電気代を見てみましょう。
なお、電気代単価は30円/キロワットアワーとします。こたつを1日8時間使用すると、電気代は1日72円、1ヶ月で2160円になります。こたつにかかる電気代を節約するには、以下のポイントを意識してみましょう。
・こたつ布団を重ねて使う
・ラグやカーペットを下に敷く
・低めの設定温度
・上着を羽織る
・人感センサーが搭載された製品を選ぶ
実際に経済産業省のデータによると、設定温度を強から中に下げて、1日5時間使用した場合、1年間で約1520円の節約になるとのことです。
電気カーペットにかかる電気代
次は、電気カーペットにかかる電気代を見てみましょう。電気カーペットの消費電力は、カーペットの大きさによっても異なりますが、約300〜700ワットです。
今回は、500ワットの電気カーペットを使用した際の電気代を計算してみます。なお、500ワットの電気カーペットは、2畳相当の大きさです。電気カーペットを1日8時間使用すると、電気代は1日120円、1ヶ月で3600円になります。電気カーペットの電気代を節約するには、以下のポイントを意識しましょう。
・部屋の大きさに合ったサイズを選ぶ
・低めの設定温度
・暖め範囲を指定できる製品を選ぶ
電気カーペットは、大きさによって電気代が変わるため、自分の周りだけを暖めたい場合は、小さめのカーペットを選ぶことが大切です。
「こたつ」と「電気カーペット」の電気代の差
前述した電気代を、比較してみましょう。「こたつ」と「電気カーペット」の電気代の差は、表1の通りです。
表1
種類 | 1日8時間稼働した場合の電気代 | 1ヶ月当たりの電気代 |
---|---|---|
こたつ | 72円 | 2160円 |
電気カーペット | 120円 | 3600円 |
※筆者作成
1ヶ月当たりの電気代の差は1440円で、電気カーペットと比較して、こたつのほうが電気代を安く抑えられることが分かりました。
ただし、どちらが自分に適しているかの判断は、ほかの要素も比較する必要があります。こたつと電気カーペットのメリット・デメリットを、それぞれ見てみましょう。こたつのメリット・デメリットは、以下の通りです。
・足元から暖められる
・テーブルとして使える
・空気が乾燥しにくい
・設置スペースと収納スペースが必要
・部屋全体は暖められない
対して、電気カーペットのメリット・デメリットは、以下の通りです。
・サイズやデザインの種類が豊富
・収納がコンパクト
・お手入れがしやすい
・低温やけどの危険性がある
・部屋全体は暖められない
それぞれの特徴を把握して、自分たちに合った製品を選びましょう。
電気代はこたつのほうが安い!生活スタイルに合わせて選ぼう
今回の計算結果では、こたつのほうが電気代は安いことが分かりました。設置・収納スペースが確保できる方や、テーブルとしても使いたい方は、こたつのほうが適しているでしょう。
一方でスペースが確保できない方や、豊富な種類・デザインから選びたい方は、電気カーペットのほうがおすすめです。部屋の大きさや生活スタイルに合わせて選ぶことで、快適に過ごせるでしょう。
出典
東京電力エナジーパートナー株式会社 従量電灯B・C 従量電灯B
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー