更新日: 2024.01.23 貯金

【平均貯蓄額ランキング】県庁所在地でみる2位は神戸市(兵庫県)、1位は?

【平均貯蓄額ランキング】県庁所在地でみる2位は神戸市(兵庫県)、1位は?
年末年始は、帰省や旅行、またお年玉など、お金がたくさん動く時期です。
 
年始から少し落ち着いたこの時期、昨今の物価高や老後の資金の不安を背景に、家計や貯蓄を見直された方もいらっしゃるでしょう。その際に、ご自身の貯蓄は周りと比べてどうなのかと、気になった方もいらっしゃるかもしれません。貯蓄額が個人で違うのはもちろんのことですが、住んでいる地域でも平均貯蓄額は違います。
 
今回の記事では、県庁所在地別の平均貯蓄額ランキングについてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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県庁所在地別の貯蓄額ランキング

総務省統計局の「家計調査(貯蓄・負債編)二人以上の世帯(2022年)」によれば、県庁所在地別の平均貯蓄額のランキングは、表1の通りです。
 
表1
 

順位 県庁所在地 貯蓄額
1位 名古屋市(愛知県) 2659万円
2位 神戸市(兵庫県) 2582万円
3位 横浜市(神奈川県) 2461万円
4位 さいたま市(埼玉県) 2351万円
5位 大津市(滋賀県) 2310万円
6位 富山市(富山県) 2309万円
7位 千葉市(千葉県) 2256万円
8位 東京都区郡 2226万円
9位 金沢市(石川県) 2213万円
10位 奈良市(奈良県) 2199万円

 
※総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)「家計調査 貯蓄・負債編 二人以上の世帯 2022年 <貯蓄・負債>貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高 表番号8-1都市階級・地方・都道府県庁所在市別 二人以上の世帯」を基に筆者作成
 
また同統計によると、平均貯蓄額が少ない県庁所在地は表2の通りです。
 
表2
 

順位 県庁所在地 貯蓄額
47位 那覇市(沖縄県) 904万円
46位 青森市(青森県) 1106万円
45位 佐賀市(佐賀県) 1172万円
44位 鹿児島市(鹿児島県) 1208万円
43位 高知市(高知県) 1213万円

 
※総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)「家計調査 貯蓄・負債編 二人以上の世帯 2022年 <貯蓄・負債>貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高 表番号8-1都市階級・地方・都道府県庁所在市別 二人以上の世帯」を基に筆者作成
 
なお、貯蓄額の平均は1901万円でした。
 
上位のランキングには、首都圏の都市のみでなく、地方都市も多くランクインしています。さらに表1と表2より、1位の名古屋市(愛知県)と47位の那覇市(沖縄県)を比べると、1755万円の差があることが分かります。
 

貯蓄額には収入額が関連している?

「平均貯蓄額が多いのは、年収が高いからではないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
 
同じく総務省統計局の「家計調査(貯蓄・負債編)二人以上の世帯(2022年)」には、年間収入のデータも示されています。年間収入のランキングは、表3の通りです。
 
表3
 

順位 県庁所在地 年間収入
1位 さいたま市(埼玉県) 832万円
2位 東京都区郡(東京都) 756万円
3位 横浜市(神奈川県) 734万円
4位 名古屋市(愛知県) 733万円
5位 川崎市(神奈川県) 703万円
6位 大津市(滋賀県) 683万円
7位 広島市(広島県) 682万円
8位 岐阜市(岐阜県) 676万円
9位 神戸市(兵庫県) 672万円
10位 浜松市(静岡県) 670万円

 
※総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)「家計調査 貯蓄・負債編 二人以上の世帯 2022年 <貯蓄・負債>貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高 表番号8-1都市階級・地方・都道府県庁所在市別 二人以上の世帯」を基に筆者作成
 
表3より、平均貯蓄額の上位に挙がっていた県庁所在地と共通してランクインしている地域があることが分かります。しかし、必ずしも上位と一致しているわけではないことから、年収で平均貯蓄額が上がっているとは言い切れません。平均貯蓄額のランキングには年収以外にも、地域の物価や県民性などの要素が関連している可能性があります。
 

平均貯蓄額を参考に、計画的な貯蓄を進めましょう

県庁所在地別の平均貯蓄額の上位には、年収ランキング上位の首都圏も入っていますが、年収との関連性は明らかでなく、ほかの要素もあると考えられるでしょう。また平均貯蓄額は、一部の貯蓄の多い層のデータにより額が引き上げられている可能性もあります。
 
しかし、昨今の物価上昇などもあり、計画を立てて着実に貯蓄を殖やしていくことは重要です。ぜひ、今回の数値を参考にして、または目標にしてみてください。
 

出典

総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)家計調査 貯蓄・負債編 二人以上の世帯 2022年 <貯蓄・負債>貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高 表番号8-1都市階級・地方・都道府県庁所在市別 二人以上の世帯

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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