更新日: 2024.01.12 貯金

みんなは月にいくら貯金しているの? ボーナスで一括貯金する人はいる?

みんなは月にいくら貯金しているの? ボーナスで一括貯金する人はいる?
生きるのに欠かせないお金ですが、多くの人にとって自分のお金事情は、他人にはあまり知られたくないと考えていることの一つでもあります。そんなこともあって、他の人の貯金事情は知るのが困難です。
 
今後のお金への向き合い方を考えるためにも、他の人の貯金事情やボーナスの使い方を把握しておくことは大切でしょう。今回は、いくつかのアンケート調査をもとに、多くの人の毎月の貯金額や、ボーナスの使い道などを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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一人暮らしの人の毎月の貯金額

物件情報サイト「訳あり物件買取プロ」では、「一人暮らしの平均的な貯金額に関する意識調査」の結果を公表しています。それによると、一人暮らしの人の毎月の平均貯金額は、2万7812円となっています。
 
金額別にみたとき、1万円超2万円以下が22.2%と、もっとも多い結果となっています。5000円超1万円以下が19.0%、2万円超3万円以下が16.8%とつづきます。平均が2万円台後半となっているのは、毎月の貯金額が4万円を超える人たちが20%以上いるためでしょう。
 
1万円以下の人たちは40%近くいるため、平均値とボリュームゾーンを分けてとらえる必要があります。
 
同調査では、毎月の理想的な貯金額も尋ねています。その結果は、平均で6万526円でした。平均貯蓄額と、3万円以上の開きがあります。毎月の理想的な貯金額でもっとも多かった金額帯は4万円超5万円以下で、全体の34.0%が回答しました。
 
貯金がむずかしいと感じる理由でもっとも多かったのは「収入が少ない」であったため、理想の貯金額と現実に大きな差が開いている最大の原因は収入額にあることになります。ただ、「生活費がかさんでいる」という人も非常に多かったので、この点は節約等で改善できる人もいるでしょう。
 

ボーナスの使い道もチェック

収入額を左右するものの一つが、ボーナスです。転職情報サイト「doda」では独自の調査を実施し、「ボーナスの使い道ランキング」を公表しています。
 
2023年11月公表の同ランキングでは、全体の38.5%がボーナスの使い道として「旅行・レジャー」を選ぶ結果となりました。そのほか、30.1%が「生活費の補填」、28.4%が「趣味・娯楽」にボーナスを使うと回答しています。
 
さまざまな使い道があるなか、ボーナスを「すべて貯金・預金にあてた」と回答した人は、全体の12.4%でした。年代別にみると、20代は16.0%が、ボーナスをすべて預貯金に回すと回答しています。30代では13.1%、40代では11.4%、50代では10.7%と、徐々に割合が減っていく点も一つの特徴でしょう。
 
一方で、ボーナスの使い道を「生活費の補填」と回答した人は、年代が上がるごとに増えていきます。ボーナスのすべてを預貯金に回す人が年齢を重ねるごとに減っているのは、生活費が徐々に増えていくためと推測できます。
 

十分に貯金ができている人は少数派

一人暮らしの人の毎月の貯金額は、平均が2万円台後半、中央値はおそらく1〜2万円ほどです。収入が少ないために、理想とはかけ離れた額しか貯金できていない人も少なくありません。
 
ボーナスのすべてを預貯金に回す人は10%強いますが、年代が上がるにつれてその割合は徐々に減っていきます。生活費の増加が原因といえるでしょう。こうしたアンケート調査から、毎月十分に貯金できている人は、あまり多くないといえます。
 
とはいえ、貯金がむずかしく感じる理由に、「生活費がかさんでいる」という人も多かったので、毎月思うように貯金ができない人は、一度生活習慣を見直してみるのもよいかもしれません。
 

出典

訳あり物件買取プロ 一人暮らしの平均的な貯金額に関する意識調査
doda ボーナスの使い道ランキング
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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