更新日: 2024.01.12 働き方
週一ペースで飲み会が催される会社に勤めています。仮に全て参加した場合、年単位の出費はいくらになるでしょうか。
この記事では、社会人を対象に調査した飲み代の平均費用をもとに、仮に毎回参加した場合の年単位の出費額を概算します。想像以上に飲み代にお金を使ってしまっていないか、実態を把握しておきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
1回あたりの飲み代の平均費用は約4200円
Money Campusが公表している、20~50代の社会人男女1000人を対象に実施したアンケート調査によると、1回あたりの飲み代の平均金額は4237円という結果でした。全体の内訳を見ると、「4,000~5,000円未満」が29.8%、「3,000~4,000円未満」が29.7%と多く、ボリュームゾーンは3000~5000円です。
また、「2,000~3,000円未満」が12.3%、「2,000円未満」が3.2%となっており、全体の75%が飲み代の費用を5000円未満に抑えていることがわかります。世代別では、20代の平均金額は4202円、30代は4222円、40代は4265円、50代は4259円であり、世代による差はほとんどありませんでした。さらに、飲み代の分配については「参加者全員で均等に割り勘」が最も多くなっています。
20代では約2割が毎週飲み会に参加
同アンケート結果によると、1年に参加する飲み会の平均回数は17回でした。参加回数は人によって大きく異なり、全体の36.7%が「年に3回以下程度」と答えている一方で、毎週のように飲みに行く人が16%いることで、全体の平均回数が底上げされています。
飲み会への参加頻度は世代によっても差があり、年齢が若くなるほど1年間の平均回数も増える傾向が見られました。最も多かった20代での年間平均回数は24回で、20代では22.4%の人が毎週何かしらの飲み会に参加しているようです。20代では職場以外のプライベートな飲み会の機会も多いこと、結婚や子育てをしている人がまだ少なく自由にお金を使いやすいことなどがその理由として考えられます。
年単位の出費額は約14~20万
仮に毎週飲み会に参加した場合、単純計算で月に4回程度、年間では48回程度となります。前述の平均値で計算すると、(4237円×48回)で年単位の出費額は20万3376円です。
年齢や役職などで傾斜をつけてもらい、毎回3000円で済んだとしても、(3000円×48回)で14万4000円もの出費になります。これらの飲み代を節約した場合の使い道は、貯金や投資、自己啓発やスキルアップ、旅行やレジャーなど、さまざまです。
仮に年間14万4000円貯金すれば10年で144万円になり、自動車など高額商品の購入も検討できます。投資の場合は成功すれば、さらに資産を増やせます。飲み代の節約効果は決して小さくありません。飲み会への参加を減らすだけでなく、割引クーポンが使えるお店から選ぶ、家飲みにするなど、1回あたりの飲み代を抑える方法も実践しましょう。
飲み代の節約効果は大きい!ときには断る勇気を持とう
職場のメンバーと飲みに行くことで、人間関係が良好になったり、仕事がしやすくなったりします。ただし、毎週のように参加していて貯金がほとんどできていない場合には、参加頻度を見直したほうがよいでしょう。また、お酒の飲み過ぎは健康にもよくありません。上司や先輩からの誘いでも、気が進まない飲み会については、断る勇気も持ちましょう。
出典
Money Campus「1回の飲み代の平均は4,237円!1,000人調査の結果」
※2024/1/17 記事を一部修正いたしました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー