更新日: 2024.01.11 家計の見直し

寒さが深まる季節に向けて。光熱費を節約する方法にはどんなものがありますか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

寒さが深まる季節に向けて。光熱費を節約する方法にはどんなものがありますか?
「冬場は寒くなるから、少しでも光熱費を抑える方法を知りたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。寒い時期になると、暖房やヒーターなど、多くの電力消費を必要とする機器を利用する時間が増えます。その結果、冬が深まるにつれて光熱費が高くなる、という状況に陥りやすいです。
 
そこで本記事では、寒さが深まる時期に向けて、家計が取り組める節約方法などを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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冬場の水道光熱費の平均はどのくらい?

総務省の統計調査によると、二人以上の世帯における2022年8月と12月の平均水道光熱費は下記のとおりです。
 

●2022年8月:2万1341円
●2022年12月:2万5806円

 
また、水道光熱費のなかでも「ガス代」に着目すると下記のような結果となっています。
 

●2022年8月:3636円
●2022年12月:5587円

 
夏場と冬場を比較すると、水道光熱費全体でみると4000円以上の差が生まれていることが分かります。ガス代を単独でみても、冬場は1000円以上上がっています。
 
具体的に、冬場に光熱費が高騰する理由として考えられるのは以下のとおりです。
 

●暖房・ヒーターの使用増加
●浴室で追いだきを使う機会の増加
●屋内で過ごす時間が増えることによる消費電力増加
●温かい飲み物を飲むための消費電力・ガス増加

 
寒い冬を快適に過ごしつつ、光熱費を節約する方法はあるのでしょうか?
 

冬のお風呂・ガス代の節約方法

冬場に光熱費が上がる要因は「暖を取るための電力・ガス消費量増加」です。そのため、できるだけ電力やガスを使わない工夫をすれば、光熱費を抑えられます。
 
経済産業省資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」によると、具体的に考えられる方法と節約が見込まれる1年間の金額は、下記のとおりです。
 

●入浴は間隔をあけずに入り追いだきを減らす:約6190円(2時間放置して4.5度低下した浴槽のお湯200リットルを1日1回追いだきする場合)
●シャワーを流しっぱなしにしない:約3210円(45度の湯を流す時間を1分間短縮した場合)
●温水洗浄便座のフタを閉める:約1080円
●温水洗浄便座の設定温度を一段階(中から弱に)下げる:約820円
●温水洗浄便座の洗浄水の温度設定を一段階(中から弱に)下げる:約430円
●食器洗いでガス給湯器の設定温度を40度から38度に下げる:約1430円

 
このように、日ごろから「食器洗いのとき、給湯器の設定温度を下げる」「使わないときは温水洗浄便座のフタを閉める」など、細かい工夫を行えば水道光熱費の節約につながります。
 
1回あたりの節約効果は小さくても、長い目でみれば数千~数万円の節約効果につながるので、軽視できません。ほかにも室内の熱を外に逃がさないよう、窓に断熱フィルムを貼ったり断熱カーテンを使用したりすることで、間接的に消費電力を抑えられます。
 
また、現在契約している電力会社・ガス会社よりも基本料金が安い会社がある場合は、乗り換えることも一つの選択肢です。会社ごとに「二人以上世帯向けプラン」など独自のサービスを提供しているため、比較検討してみてください。
 

まとめ

冬場は暖を取るために電力やガスを使う場面が増えるため、水道光熱費代が高くなってしまうのは致し方ありません。しかし、近年はエネルギー資源の高騰やインフレが家計を直撃しているため、節約意識を持つ重要性が高まっています。
 
冬場の水道光熱費負担を少しでも抑えたいと考えている方は、こちらの記事で紹介したような節約方法を実践してみてはいかがでしょうか。
 

出典

総務省 家計調査報告(二人以上の世帯)2022年12月

総務省 家計調査報告(二人以上の世帯)2022年8月

経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭でできる省エネ

経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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