更新日: 2023.12.06 働き方
職場で月500円の「コーヒー代」を徴収されます。コーヒーが苦手なので払いたくありませんが、我慢するべきでしょうか?
中には「コーヒー代」を徴収される会社もあるでしょう。しかし、その場合はコーヒーが苦手で全く飲まない人にとって、無駄な出費になる可能性があります。払うことが暗黙の了解になっているケースも多く、我慢して払うべきか断るべきか、悩む人もいるでしょう。
本記事では、コーヒーを飲まないのに職場で「コーヒー代」を徴収されるときの対処法などを紹介します。
コーヒー代の徴収は不公平?
休憩室にコーヒーメーカーが置いてあったり、ドリップコーヒーやインスタントコーヒーなどが買い置きしてあったり、自由にコーヒーが飲めるようになっている職場も多いことでしょう。
会社の福利厚生で飲めればいいのですが、コーヒーにかかるお金を従業員で負担しているところもあります。コーヒーを飲む人であれば問題ないですが、飲まない人にとっては払い損になってしまい、不公平感を抱くこともあるでしょう。
株式会社クロス・マーケティングが男女1100人を対象に行った調査によると、「コーヒーは好きではない(飲めない)」人の割合は約16.8%となっています。一定の割合でコーヒーを飲まない人がいることがわかります。
仮にコーヒー代を月500円徴収されるとすると、年間で6000円の出費となります。自分が全く楽しめないものに数千円のお金を支払うとなると、無駄な出費と思ったり、不公平感を抱いてしまったりするのも理解できます。
コーヒー代の徴収への不満の解決法
とはいえ、コーヒー代の徴収を断りたくても、なかなか言い出しづらいこともあるでしょう。「従業員は全員コーヒー代を払うのが当たり前」という暗黙の了解があれば、なおさらです。
そのような状況を解決するアイデアを紹介します。
「飲めない」ということを正直に伝える
「コーヒーを飲めない」ということを理由に断りましょう。「味が好きではない」のように好き嫌いで飲めないと伝えるよりも、「おなかが痛くなる」「眠れなくなってしまう」のように、体質を理由にする方が無難です。健康上の理由であれば、無理に支払いをお願いされるケースは少ないでしょう。
代わりの飲み物をお願いする
コーヒーの代わりに別の飲み物も用意してもらうようにお願いすることも1つの方法です。紅茶やお茶、ジュース類など自分が普段飲む飲み物を置いてもらえれば、お金を徴収されたとしても不公平感は抱きづらいでしょう。
ただ、自分1人だけのためとなると、購入する手間が増えてしまうことが予想されます。その場合は他の人も巻き込み、「○○さんも紅茶が飲みたいらしい」と仲間を増やすことも良い方法でしょう。
不満があるなら断ったほうがいいが、職場の雰囲気次第
自分が飲まないものにお金を払い続けることに不満を持つのは理解できます。ただ、前記で解決法を紹介しましたが、職場でのコーヒー代の徴収を断れるかどうかは、職場の雰囲気によるところが大きいです。
特にコーヒー代の徴収が長年の慣習になっている場合や、全ての従業員が支払っている場合などは、「払わない」という例外が受け入れられないこともあるかもしれません。
いくら角が立たないように伝えたとしても、コーヒー代の徴収を断ることで、職場の人との関係が悪くならないかどうかは一考すべき点でしょう。「職場の人間関係を良好に保つため支払う」と割り切ることも1つの考え方です。
自分の価値観を考慮し、最適な方法を選んでください。
出典
株式会社クロス・マーケティング コーヒーに関する調査(2022年)
執筆者:山田麻耶
FP2級