更新日: 2023.12.06 働き方
ボーナス支給日が近づいてきた新卒社員です。初ボーナスの使用用途で人気なものを教えてください!
ボーナスでは、社員に対しまとまった金額が支給されるため、普段より広がった選択肢に悩んでいる人は多いでしょう。ボーナスの使い道はさまざまですが、無計画に使っているといつの間にか消えてしまうことが少なくありません。
ここでは、人気の高い初ボーナスの使い道を紹介します。お悩みの人は参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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冬のボーナスの平均支給額
初ボーナスの使い道を紹介する前に、冬のボーナスの平均支給額を確認しましょう。厚生労働省が発表している「毎月勤労統計調査令和5年2月分結果速報等」によると、令和4年における調査産業計の年末賞与は39万2975円です。
同じく厚生労働省が発表している「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、新規学卒者の賃金は高校が18万1200円、専門学校が21万2600円、高専・短大が20万2300円、大学が22万8500円、大学院が26万7900円です。以上をもとに考えると、新卒の冬ボーナスは19~28万円程度と考えられます。
人気が高い初ボーナスの使い道
株式会社テスティーが新社会人の男女203名(男性69名・女性134名)を対象に実施した初ボーナスに関する調査によると、最も人気の高い使い道は男女とも「貯金」でした。男性の64.6%、女性の74.4%が「貯金」と回答しています。
2位も男女とも同じで「両親にプレゼント(男性27.1%、女性37.2%)」がランクインしています。3位・4位・5位は、男女で結果が異なります。
男性の同率3位は「生活費(20.8%)」と「自分へのご褒美(20.8%)」、5位は「趣味や娯楽(16.7%)」、女性の3位は「自分へのご褒美(34.6%)」、同率4位は「生活費(20.5%)」と「趣味や娯楽(20.5%)」です。
後悔しにくいボーナスの使い道
東証マネ部が男性会社員221名を対象に実施した調査によると、ボーナスの使い道に後悔を感じている人の割合は21.9%です。最も多かった理由は「なんとなく日々の散財で使ったから(47.1%)」、その次に多かった理由は「生活必需品の補充でなくなったから(38.2%)」となっています。
反対に、満足と感じている人の割合は68.4%です。最も多かった理由は「心身のリフレッシュにつながったから(53.8%)」「ずっと欲しかったものが買えたから(38.7%)」となっています。
以上の結果を踏まえると、日常生活の延長で使うと後悔する可能性が高いといえるでしょう。したがって、後悔しにくい使い方として「旅行」「思い出になるものの購入」「両親へのプレゼント」などが考えられます。
例えば、旅行で非日常を味わう、憧れていた趣味の品を買う、プレゼントを買って両親へ感謝の気持ちを伝えるなどを検討してみてはいかがでしょうか。
初ボーナスの使い道は慎重に選択
初ボーナスは、一生の思い出になりうるイベントです。うまく活用できれば、自身のモチベーションを高めたり、周囲の人たちとの関係性を深めたりできます。
もちろん、将来の備えにすることも可能です。一般的には、日常生活と切り離した使い道を選ぶと後悔しにくいと考えられます。この記事を参考に、初ボーナスの使い道を検討してみてはいかがでしょうか。
出典
厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和5年2月分結果速報等
厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況
Tes Tee Lab. 【新社会人男女】初ボーナスに関する調査
東証マネ部 新入社員に贈る失敗しない「ボーナスの使い方」アドバイス【男性編】
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー