更新日: 2023.12.06 貯金

社会人一年目です。毎週の飲み会で貯金がありませんが、2年目になれば昇給するので問題ないですよね?

社会人一年目です。毎週の飲み会で貯金がありませんが、2年目になれば昇給するので問題ないですよね?
社会人1年目のときは、先輩や上司から飲みに誘われる機会も多いことでしょう。
 
ただし、おごってもらえるのは最初のうちだけで、そのうちに参加者全員で均一に割り勘というケースも増えてくるものです。毎週のように参加しているようでは、貯金できないのも無理はありません。
 
この記事では、社会人の平均的な飲み会の参加回数や1年間の飲み代の目安について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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社会人が飲み会に参加する回数は年に17回程度

R&Cが2023年に全国の社会人(20~50代の男女1000人)を対象に実施した調査によると、飲み会をする社会人の平均参加回数は年17回という結果でした。飲み代の支払いは参加者全員で均等に割り勘するケースが最も多く、飲み代の平均額は4237円です。1年間分に換算すると、約7万2000円になります。
 
これに対して、毎週となると、月に4回程度飲み会に参加していることになります。単純計算で、年に48回です。飲み会の頻度は職場の雰囲気や業種によっても異なりますが、それにしても平均の3倍近くといえます。
 
また、新入社員である分、少し安くしてもらったとしても、仮に毎回3200円払い続けた場合の年間の飲み代は15万3600円です。1回ごとの出費は少なくても、1年分に換算するとまとまった額が飲み会に消えているといえるでしょう。
 

2年目からは住民税が天引きされる

多くの会社では定期昇給制度を採用していますが、2年目になれば必ず誰しも昇給するとは限りません。人事評価の結果、昇給が見送られる可能性もあり得ます。
 
また、社会人2年目からは住民税が天引きされることも知っておきましょう。総務省によると、住民税には、所得割と均等割があり、原則として、所得割の税率は、所得に対して10%、均等割りの金額は5000円とされています。
 
つまり、2年目からは天引きされる税金が増えるため、手取りはむしろ減ってしまうのです。将来に備えて貯金をするためには新入社員のときから節約を意識して、無駄な支出は減らす堅実さが肝心です。貯金額の目標を立てて、予算からオーバーする飲み会は、断る勇気も持ちましょう。
 

飲み会をうまく断るコツ

飲み会を断るのが苦手という人は、次の2つのコツを意識して対処しましょう。
 

・断るときは早めに

参加しようかどうしようか迷っているうちに日にちがたってしまい、断りづらくなることも多いものです。不参加の場合には、声をかけてもらった時点ですぐに断るのが理想です。まず誘ってもらったことに対する感謝を述べてから丁寧に断れば、相手も不快には感じないでしょう。
 
ただし、このときに「次は参加しますので、ぜひ誘ってください」などと伝えてしまうと、次回は断りづらくなるかもしれません。次回に期待する言葉を使うかどうかは、状況に応じて慎重に判断しましょう。
 

・理由を伝える

明確な理由を伝えると、さらに相手は納得しやすくなります。「仕事が忙しく時間的な余裕がない」「疲れていて体調が優れない」など、具体的な理由も伝えられるとよいでしょう。新入社員の立場であれば、「飲み会が続いていて金欠です」と正直に伝えてもかまいません。
 

飲み会には予算内で参加しよう

社会人となれば、自身で自分のお金を管理する必要があります。大事なのは収入と支出のバランスです。いくら飲み会が楽しくても、貯金ができないほど飲み会に参加してしまうのは考えものです。
 
1年目のときから節約する習慣を持ち、飲み会への参加についてもメリハリをつけることが大切です。頻度を減らすことで、飲み会への意欲が高まり、参加することを、より楽しめるようにもなるでしょう。
 

出典

総務省 個人住民税
R&C 社会人の飲み会に関する調査(マイナビウーマン)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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