更新日: 2023.12.05 家計の見直し
浴室の換気扇を毎日6時間つけている場合、「電気代」はどのくらいかかる?
一方で「換気扇を回すと電気代が心配……」と感じる方もいるはずです。
そこで本記事では、お風呂の換気扇を毎日6時間つけた場合、電気代はどれくらいかかっているのかについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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換気扇を6時間つけた場合の電気代はいくら?
お風呂の換気扇の消費電力は、メーカー・機種などによっても異なりますが、おおよそ3.8〜15ワットです。
お風呂の換気扇を1日6時間、1ヶ月間(30日)つけた場合の電気代は表1の通りです。
表1
換気扇の消費電力 | 1日(6時間)つけたときの電気代 | 1ヶ月(30日)つけたときの電気代 |
---|---|---|
3.8ワット | 約0.7円 | 約21円 |
15ワット | 約2.8円 | 約84円 |
※電気料金単価:全国家庭電気製品公正取引協議会の電気料金目安単価を参考に「31円/キロワットアワー」で計算
※筆者作成
お風呂の換気扇を使用するメリット
お風呂の換気扇を節約の対象にするかどうかは、使用にかかる金額とメリットを比較して決めるほうがよいでしょう。
ここからは、お風呂の換気扇を使用するメリットについてご紹介します。
1. カビ・結露の発生を予防する
お風呂の換気扇をつける最大のメリットは、カビ・結露の発生を予防できる点でしょう。
お風呂の換気扇を回すことで、カビが繁殖する条件のひとつである「湿気」を排出できるからです。
カビを自分で取り除けない場合は、業者に依頼しなければならなくなって費用がかかってしまうほか、アレルギーなどを発症してしまうと、治療代も必要になる可能性があります。
換気扇にかかる電気代がそれほど気にならなければ、つけておいたほうが安心でしょう。
2. においを取り除く
換気扇をつけておくことで、お風呂の気になるにおいが取り除けます。
浴室は、石けんカスなどのゴミが流れる排水溝や風呂釜の配管に雑菌が繁殖して、においが発生してしまうことがあります。
不快なにおいは心身ともに好ましくはないため、換気扇をつけておくことをおすすめします。
3.きれいな空気と入れ替えができる
お風呂の換気扇をつけることで、ずっと同じ空気がこもることなく、入れ替えられます。
空気の入れ替えは、シックハウス症候群などの予防に効果的といわれています。
シックハウス症候群とは、家具や建材に含まれる化学物質などにより、室内の空気が汚染されて起こる体調不良のことです。吐き気や頭痛、じんましんなどの症状が起こるといわれています。
月に数十円で、常にきれいな空気を取り込んでシックハウス症候群を予防できるため、換気扇はつけることをおすすめします。
基本的に換気扇はつけっぱなしがおすすめ
換気扇を1日6時間、1ヶ月間(30日)つけた場合の電気代は、およそ21〜84円です。
換気扇をつけることで、カビの発生やにおいの除去、シックハウス症候群の予防ができることを考慮すると、1日6時間といわず、基本的にはつけっぱなしにしておくことをおすすめします。
ただし、お風呂に入っている間は暖かい空気を外に逃してしまうことになるため、入浴中はスイッチを切り、入浴後に再びつけるとよいでしょう。
お風呂の換気扇をつけずに電気代を削減するよりも、上手に活用してよい状態を保つことで、節約につながるでしょう。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A Qカタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?
※2023/12/5 記事を一部修正いたしました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー