更新日: 2023.11.27 家計の見直し
1人暮らしのためついつい外食で済ませてしまいます。月いくらまでなら「OK」なのでしょうか?
本記事では、1人暮らしの人が外食にかける金額についてデータをもとに紹介し、適切な外食費についても考えます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1人暮らしの人が外食にかける平均金額
総務省統計局の「家計調査」で、1人暮らしの世帯が外食にかけている平均金額を知ることができます。2022年の調査結果によると、1ヶ月あたりの金額は、7840円でした。勤労者世帯に限定してみると、1万1492円となっています。
働きながら一人暮らしをしているのであれば、平均で1万1000円程度を、毎月外食に費やしているという認識で問題ないでしょう。あくまでも平均金額ですが、一つの目安とはなりえます。
・平均金額である点には注意が必要
前述の数字は、平均金額であるという点には注意しなければいけません。収入や貯蓄額など、お金に関する平均金額は、往々にして実態と大きく異なります。収入や貯蓄額の多い人が、全体の平均金額を引き上げているためです。
外食にかける費用にも、おそらく同じことがいえます。働いている1人暮らしの人が毎月外食に費やしている、1万1000円程度の平均金額は、決して少なくはないと考えたほうがよいでしょう。
自分が外食へと費やしている1ヶ月あたりの金額が1万円を超えている場合は、一般的にみて非常に多い可能性があります。意識や習慣を変えるなどして出費を抑え、将来のために貯蓄へと回すことも検討してみましょう。
適切な外食費は収入と生活状況による
1人暮らしの人が毎月外食にかける金額について、いくらまでOKなのかには個人差があります。家計調査の結果をみると、働いている1人暮らし世帯の収入は、1ヶ月あたり平均で約36万円です。これ以下の収入で月に1万円以上外食に費やしている場合は、収入に対する割合としても多いといえます。
収入に関係なく、生活にまったく余裕がない状態であるにもかかわらず食事を外食で済ませているのであれば、やはり外食にかける金額が多いといえるでしょう。自身の収入と生活状況によって、適切な外食費は変わってきます。
家で食べる習慣を身につけよう
つい外食で済ませてしまい、お金の面が気になるのであれば、外食を控えるための行動をとったほうが賢明です。可能なかぎり、家で食事をとる習慣を身につけましょう。
自炊が難しいようであれば、まずは中食からでもかまいません。中食も食べるものによっては外食とさほど変わらない金額となりますが、家での食事を習慣化することが重要です。少しずつでも「サラダだけは自分で作ってみよう」「おかずだけ買って、ご飯は炊いてみよう」と変化すれば、次第に外食にかけるお金を減らせます。
お金の使い方を変えたり節約したりする行為は、時間をかけて習慣化するのが成功のポイントです。
外食の頻度や金額が気になるなら家での食事を習慣化してみよう
働いている1人暮らしの世帯では、毎月平均で1万円強の金額を外食に費やしているというデータがあります。この金額と同程度もしくは多い場合は、外食にかける金額を少し抑える意識をもったほうがよいでしょう。
収入や生活状況により適切な外食費は異なりますが、外食が多いと自覚しているのであれば、家で食べる習慣を身につけたほうが賢明です。中食などからはじめ、少しずつ習慣化していくと、次第に外食の機会と金額を減らせます。
出典
総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 2022年 表番号1
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー