更新日: 2023.11.27 家計の見直し
「ダイエット食」は高いイメージがあって手が出せません。「普通食」と比べて毎月いくら違いますか?
今回は食費に注目して、ダイエットを意識したメニューは、普通の食事メニューと比較して、節約につながるのかどうかを検証しました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ダイエット食では「太りにくい食材」を使用することがポイント
ダイエット食では、選ぶ食材が重要です。摂取カロリーを気にすることも必要ですが、どの栄養素を摂取するかも、ダイエットにおいては大切なことです。
ダイエット中に摂取したい食材や栄養素には、以下のものがあります。
・野菜や果物、ナッツなどの食物繊維
・肉や豆、卵などのタンパク質
・玄米やライ麦などのGI値(血糖値の上昇のしやすさを数値化したもの)の低い炭水化物
一方で、お菓子やデザートなどの糖質を多く含むものや、アルコールを控えることもポイントです。
肉や魚のなかでも、脂質を多く含む食材はカロリーが高くなる傾向にあります。例えば、肉でいうと豚バラや鶏もも、魚でいうとサバやブリなどです。鶏むね肉やアジなど、脂質が少なく高タンパク質な食材を選ぶとよいでしょう。
ダイエット食向き食材は安いのか?
ここでは、実際にダイエット食向きの食材をいくつかピックアップして、そうではない普通の食材と、価格を比較してみました。
表1
普通食 | ダイエット食向き | |
---|---|---|
穀物 | 白米(2キログラム) 1242円 |
玄米(2キログラム) 約1079円 |
食パン(6枚入り) 約127円 |
オートミール(340グラム) 約322円 |
|
肉 | 豚バラ(257グラム) 約605円 |
豚ヒレ(199グラム) 約468円 |
鶏もも(301グラム) 約416円 |
鶏むね(380グラム) 約320円 |
|
魚 | サバ(2尾) 約538円 |
アジ(2尾) 約322円 |
乳製品 | クリームチーズ(200グラム) 約516円 |
モッツァレラチーズ(100グラム) 約354円 |
間食 | ポテトチップス(60グラム) 約91円 |
ヨーグルト(113グラム) 約181円 |
※全て税込み表記
※同じスーパーの販売価格を基に筆者作成
表1の食材を1回の買い物で購入した場合、普通食用の食材は3535円、ダイエット食向き食材は3046円でした。
上記の内容を週に1回、月に4回買い物すると仮定した場合、食費の差は約1956円となります。商品によって内容量が異なるため、価格帯も変動しますが、全体的にダイエット食向き食材のほうが、価格をおさえられていることが分かります。
結果として合計金額が安く済んだのは、「ダイエット食向き食材」でした。
効率的にダイエットするための食生活のポイント
ダイエットには、運動や生活改善が大切です。しかし、ダイエットの効果を最大限引き出すには、食事の仕方にも工夫が必要です。規則正しい食生活はダイエットのみならず、生活習慣病の予防にも効果が期待できます。
具体的には、以下のポイントを意識してみましょう。
・バランスのよい食事を心がける
・食材や調理法を見直す
・菓子やアルコールを控える
・野菜やきのこ類を摂取する
・摂取する栄養素を意識する
・味付けを控えめにする
・夕食は軽めに済ませる
減量のために食べないダイエットは、体にとって大きな負担となります。規則正しく、バランスのよい食事を心がけることが大切です。そのときにはカロリーだけではなく、摂取する栄養素を意識してみましょう。不足しがちな栄養素は「食物繊維」や「鉄分」などといわれているため、積極的に摂取しましょう。
さらに食材だけではなく、調理法や味付けを見直すこともポイントです。カロリーをおさえるためにおすすめの調理法は「むし」「ゆで」といわれています。これらのポイントをおさえて、効果的なダイエットを実施しましょう。
ダイエット食は節約に効果がある可能性が高い
今回の調査結果によって、ダイエット食向き食材のほうが、節約につながることが分かりました。もちろん、購入する商品によって食費は変動しますので、あくまでも目安として参考にしてください。ダイエット食を続けることで、食費を節約しながら、ダイエット効果も期待できるといえるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー