更新日: 2023.11.24 貯金
50歳ですが貯蓄額50万円以下はまずいですか…?みんなどれくらいためてるの?
しかし、もちろん思うように貯金ができていない人もたくさんいるでしょう。例えば、「50歳なのに貯金が50万円以下しかない」という場合は、将来にそなえて早急に行動したほうがよいのでしょうか。
本記事では、50代の平均貯蓄額とともに、貯金のコツもあわせてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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50代の平均貯蓄額はいくら?
金融広報中央委員会が実施した「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」を基に、50代貯蓄額の平均値と中央値を「単身世帯」と「二人以上世帯」に分けて表1にまとめました。
平均値はすべての数値を足して数値の個数で割った値、中央値は数値を小さい順に並べたときちょうど中央にくる値のことをいいます。平均値は一部の富裕層の影響を受けて大きく引き上げられてしまうため、より実態に近いのは中央値のほうといえます。
そのため、自分の貯蓄額と比較する際は、中央値を参考にするとよいでしょう。
表1
平均貯蓄額 | 中央値 | |
---|---|---|
【単身世帯】 金融資産保有世帯 |
1775万円 | 610万円 |
【単身世帯】 金融資産を保有していない世帯を含む |
1048万円 | 53万円 |
【二人以上世帯】 金融資産保有世帯 |
1684万円 | 810万円 |
【二人以上世帯】 金融資産を保有していない世帯を含む |
1253万円 | 350万円 |
※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」を基に筆者作成
金融資産を保有していない世帯を含む単身世帯の貯蓄額の中央値は53万円となっているため、貯蓄額が50万円以下という人もまだ慌てる必要はないでしょう。
50代からでも貯金を増やせる方法はいろいろあるため、ぜひ試してみてください。
みんなどうやって貯金してるの?
まず、今後の人生に必要な生活費がいくらなのかを知る必要ことが大切です。将来もらえる年金や退職金の金額を確認し、収支を計算してみてください。これからどのくらいの資金が必要で、いくら貯める必要があるのかが見えてくるはずです。
目標を設定できたら、多くの50代が実践している貯金方法をチェックし、試してみましょう。以下のような貯金方法があるので、ぜひ参考にしてください。
1.キャッシュフロー表を作成して節約できる部分を見直す
2.積み立てや資産運用を活用する
3.貯蓄型の保険に加入する
4.雇用を延長して働く期間を長くする
5.自炊をして食費を節約する
まずは目標の貯蓄額を設定しましょう
50代の平均貯蓄額や貯金のコツを詳しくご紹介しました。
金融資産を保有していない世帯を含むと、単身世帯の貯蓄額の中央値は53万円となっているため、「貯蓄額が50万円以下しかない」という方も焦る必要はありません。
まずは今後入ってくる予定のお金を確認したうえで目標の貯蓄額を設定し、固定費の節約や積み立て・資産運用など、自分に合った貯金方法にはどのようなものがあるか考えてみましょう。
出典・参考
金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]
統計表番号3 金融資産保有額(金融資産保有世帯)
統計表番号4 金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]
統計表番号3 金融資産保有額(金融資産保有世帯)
統計表番号4 金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー