更新日: 2023.11.14 貯金

20代の平均貯金額はいくら? 貯金ゼロはリスクがある?

20代の平均貯金額はいくら? 貯金ゼロはリスクがある?
社会人になってまだ数年の20代だからと、貯金を全くしていない人がいるようです。20代で貯金ゼロだとどのようなリスクがあるのでしょうか。本記事では、20代の平均貯金額とともに、貯金ゼロが引き起こすリスクについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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20代の平均貯金額とは?

金融庁広報中央委員会の調査によると、20代における金融資産保有額の平均は315万円です。より実態に近いといわれている中央値では130万円となっており、20代でもある程度の貯金をしている人が多くいます。
 
社会人になりたての20代前半は収入が少ないため、なかなか貯金しにくい時期かもしれません。20代後半になると収入も少しずつ上がってくるので、徐々に貯金しやすくなってきます。ボーナスが増える人もいるため、より貯金額も大きくなるでしょう。
 
ただし、いくら収入が増えても「貯金する」という考えを持たないと、いつまでたっても貯金できません。計画を立てずにお金を使ってしまえばもちろんお金は貯まらないので、まずは考え方を変えていきましょう。
 

20代で貯金ゼロのリスク

貯金するという考え方に変えるためには、20代で貯金ゼロのリスクを知っておくとよいでしょう。本項では、以下の3つご紹介します。
 

仕事を失うリスク

現在会社員として働いている場合、リストラや倒産の可能性がゼロではありません。リストラや倒産とまではいかなくても、会社に何か大きな問題が起こればボーナスの支給が止まる可能性もあります。
 
また、会社員は雇用保険に加入しているので、仕事を失っても失業手当を受け取れます。しかし、支給までは会社都合退職の場合は1ヶ月、自己都合退社の場合は3ヶ月ほどかかり、その期間は全く収入がありません。貯金ゼロとなると生活費を補うことができず、困ってしまうでしょう。最低限、3ヶ月分ほどの生活費を確保しておくことが大切です。
 

病気やけがのリスク

誰にでも、病気やけがは予測不可能です。いつ起こるか分からないため、万が一に備えておく必要があります。
 
日本の公的制度は充実しているため、健康保険や高額療養費制度等を利用すれば医療費を抑えられます。しかし、貯金ゼロとなると今の生活費以外の出費はかなりきつくなるでしょう。何かあってからでは遅いため、貯金がない人ほど民間保険の利用を検討してみてください。
 

ライフイベントのリスク

これから先、どんなライフイベントが待ち受けているか分かりません。絶対に結婚しないと考えている人以外、いつご縁があって生活スタイルがガラッと変わることになるかは予測しきれません。
 
そのようなとき、金銭的な余裕がないことを理由に結婚に踏み切れなかったり、子どもをつくれなかったりするようなことがあっては、後悔してもしきれないでしょう。子どもができれば、教育にかかるさまざまな出費もあります。貯金がないと子どもの選択肢も狭めることになってしまうため、早いうちから将来を見据えた貯金を考えておきましょう。
 

まとめ

本記事では、20代で貯金ゼロのリスクについて解説しました。これから先の人生何が起こるか分からないので、なかなか貯金ができていない人は少額からでも始めていきましょう。
 

出典

金融庁広報中央委員会 (参考)家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和3年以降) 統計表の番号3 金融資産保有額

ハローワーク インターネットサービス よくあるご質問(雇用保険について)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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