更新日: 2023.11.15 貯金
年収400万ですが、どれくらい貯金に回せばいいですか?みんないくら貯めていますか?
そのため、貯金の最初に「目標」を設定することは、合理的と言えるでしょう。しかし、実際の給与の何割を貯蓄に回せるかは、受け取る給与の金額や、毎月必ず発生する生活費によって異なります。
本記事では、年収400万円の人にフォーカスし、給与の何割くらいを貯蓄に回しているのかを調べ、まとめました。また、理想の貯蓄額や貯蓄のコツについてもあわせてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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みんな給与の何割を貯金している?
自分と同じくらいの年収の人たちが、いくらぐらい貯蓄しているのか、気になる方も多いでしょう。金融広報中央委員会が公表している2022年(令和4年)版「家計の金融行動に関する世論調査」によると、単身世帯の年代別の貯蓄割合は表1のようになっています。
表1
5%未満 | 5-10%未満 | 10-15%未満 | 15-20%未満 | 20-25%未満 | 25-30%未満 | 30-35%未満 | 35%以上 | 貯蓄しなかった | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
20歳代 | 4.4% | 11.3% | 14.8% | 1.6% | 9.1% | 2.8% | 8.2% | 16.0% | 31.8% |
30歳代 | 4.6% | 14.6% | 18.3% | 4.1% | 11.0% | 3.2% | 10.5% | 10.5% | 23.3% |
40歳代 | 6.7% | 8.7% | 17.8% | 3.4% | 9.1% | 2.4% | 6.7% | 15.4% | 29.8% |
50歳代 | 7.7% | 10.9% | 15.4% | 1.8% | 7.2% | 0.5% | 5.0% | 12.7% | 38.9% |
60歳代 | 5.4% | 8.6% | 15.3% | 3.2% | 6.7% | 1.3% | 2.9% | 9.6% | 47.1% |
70歳代 | 4.2% | 7.0% | 11.5% | 1.1% | 10.4% | 0.3% | 2.8% | 6.2% | 56.6% |
※金融広報中央委員会 令和4年版「家計の金融行動に関する世論調査」を基に作成
例えば、40代だと「貯蓄しなかった」人を除いて最も貯蓄割合が大きいのが「10~15%未満」なので、年収400万円の場合は手取りの1割程度を貯蓄している人が多いことが分かります。
給与の何割を貯蓄に回すのが理想?
「給与の何割を貯蓄に回すのが理想なのか」は、同じ独身であっても「一人暮らしをしているのか」「実家暮らしなのか」によっても異なるため、一概にはいえません。各年代で最も多い貯蓄割合を示している部分に当てはまるよう、目標を設定するのがよいでしょう。
例えば40歳代で年収400万円の人は、自分の手取り額から10~15%を貯蓄に回すと、具体的にいくらになるか計算してから決めてもよいでしょう。
目的を考えて貯金していくことが大切
貯金に成功するためには、「何のために貯蓄するのか」を考えながら進めていくことが大切です。毎月の手取り額から一部を貯蓄に回すためには、生活にかかるお金を減らせるよう、節約しなければならない人もいらっしゃいます。
漠然とした目的のために節約生活を送るのはつらいことですが、明確な目的や自分が理想とする貯金額を設定しておけば、目標達成に向かってがんばれるのではないでしょうか。
出典
知るぽると 金融広報中央委員会 各種分類別データ(令和4年)「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」8.年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合(金融資産保有世帯)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー