テレビを24時間つけっぱなしにした場合、「電気代」はいくらかかる？

音が聞こえていると安心できるからと、テレビをずっとつけている人もいるのではないでしょうか。つけっぱなしにするつもりはなくても、テレビを見ながら寝落ちしてしまう人もいるかもしれません。
 
24時間、テレビをつけっぱなしにした場合、電気代はどれくらいになるのでしょう。1日あたり、1ヶ月あたり、1年にかかる電気代や、テレビの電気代を節約する方法を紹介します。

テレビを1日中つけっぱなしにした場合の電気料金

資源エネルギー庁の省エネポータルサイトによれば、32型のテレビを1日1時間見る時間を減らしたとき、1年間に節約できる電気代は約520円です。
 
1時間あたりの電気代の計算式は「消費電力（W）÷1000×1（時間）×1kWhあたりの電気料金」になります。同じサイズのテレビでもメーカー・製品によって消費電力はさまざまです。
 
資源エネルギー庁の省エネ型商品情報サイトに記載されている情報をもとに、32型のテレビについて電気代がいくらになるのか計算してみましょう。32型のテレビの年間消費電力量は49～101kWhまで幅があります。
 
テレビを1時間見たときの電気代は約1.5～約3.1円です｡1日テレビをつけっぱなしにした場合は約36～74.4円になり、1ヶ月間では約1080～2232円、1年間では約1万2960～2万6784円になります（いずれも電気料金単価を1kWhあたり31円で計算）。
 

テレビの電気代を節約する方法

テレビの電気代を節約する方法を紹介します。
 

・テレビを見ないときは消す

見ていないのにテレビをつけていると、無駄な電力を消費してしまいます。ゲームなどでテレビを使用した後、テレビの電源を消し忘れていることはないでしょうか。ゲームが終わったらテレビの電源も忘れずに消しましょう。旅行などで長期不在の場合は、コンセントから電源を抜くことで待機電力の節約になります。
 

・画面を掃除する

テレビの画面はホコリを寄せ付けやすく、ホコリが付いた状態だと暗く見えます｡1週間に1回は柔らかい布で画面を拭き、ホコリを取り除きましょう。
 

・画面の明るさを調節する

部屋の明るさに合わせてテレビの画面は適切な明るさにしましょう。画面の明るさを暗くした場合（最大から中間）、年間で約840円の節約になります。無駄に大きな音で視聴することもエネルギーの無駄遣いになるため、適切な音量で視聴しましょう。
 

・省エネモードを利用する

一定期間信号がないと電源が切れる無信号自動OFFや一定期間操作しなければ自動で電源が切れる無操作自動OFF、部屋の明るさに合わせてテレビの明るさを自動で変化させる明るさセンサーを利用しましょう。テレビを買い替える際は、より省エネ性能が高い製品を選ぶとよいです。
 

・部屋のサイズに合った大きさのテレビを選ぶ

テレビの画面は大きければ大きいほど電気代が高くなるので、部屋のサイズに合う、なるべく小さな画面の製品を選ぶことで省エネにつながります。4.5～6畳の場合は24～32インチ、8～10畳は32～40インチ、12畳以上は40インチ以上が適切な画面の大きさです。
 

テレビの使い方を見直して節電しよう

32型テレビを1日中つけっぱなしにすると電気代は約36～74円かかり、1ヶ月では約1080～2200円、1年間では約1万3000～2万7000円です。1日では大したことがないと感じられる金額でも、日がかさむと大きな金額になります。限りあるエネルギー資源を大切に使うためにも、節約を心がけましょう。少し気を付けるだけで大きな節約につなげられます。
 

出典

経済産業省資源エネルギー庁　省エネポータルサイト　テレビ

 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー