更新日: 2023.10.26 家計の見直し
節約のため、朝食を「食パンだけ」にすべきか悩んでいます。どのくらい節約になりますか?
本記事では、節約のために朝食を食パンだけにした場合、どれくらい節約になるのか解説しています。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
朝食は半数以上の人が、ほとんど毎日食べている
農林水産省は2019年にウェブ上でのアンケートにて、20歳代と30歳代の朝食について調査・分析し、「若い世代の食事習慣に関する調査結果の概要」として公表しています。本調査によると、朝食を「ほとんど毎日食べる」と回答した人は全体の56.4%で過半数を占めていました。
また、朝食を摂ることは自分の健康に良いといったプラスのイメージを持っている人は半数を超えていたものの、作るのが面倒というマイナスのイメージを持っている人も多くいます。
朝食1食当たりの平均予算は260円
朝食を食べている人は、実際どれくらいのお金をかけているのでしょうか。株式会社マクロミルが2017年に首都圏の20~59歳の男女を対象に調査した結果、朝食1食あたりの平均予算は260円でした。
食パンだけにした場合の金額は最安で30円程度
朝食を食パンだけにした場合、いくらくらいかかるのでしょうか。食パンと言っても金額の幅はありますが、安いものでは5枚切りで100円程度で購入できます。そのため、1枚あたりで20円、パンの上にバターやジャムなどを塗ったとしても、合計1食30円程度で済ますことができそうです。
毎日朝食を食パンだけにすればどれくらい節約になるのか
それでは、毎日朝食を食べている人が、朝食を食パンにした場合、どれくらい節約になるのかを計算していきます。ベースとなる通常の朝食の金額は、マクロミルの調査を参考に、1食260円とします。1食260円の365日分ですので、年間で9万4900円です。
一方、朝食を食パンだけにした場合の金額は1食30円とします。こちらも365日分で計算すると、1万950円が年間の金額です。
つまり、通常の予算である1食260円を全て1食30円の食パンにしたとすると、年間で8万円程度の節約になると言えます。
毎日の食パンに飽きたらどうする?
いくら節約になると言っても、365日食パンにバターやジャムだけだと、飽きてしまいますし、栄養面も気になります。その場合、食パンの上にバターやジャム以外の何かをのせて一緒に食べるのも良いでしょう。目玉焼きやチーズなどは簡単でお金もそれほどかけずに食べられます。
また、食パンと一緒に野菜ジュースや牛乳といった健康的な飲み物を摂取しても、栄養を補完できます。毎日食パンと決めつけず、納豆ご飯や卵かけごはん、バナナなどの比較的安価なフルーツといったものを時折食べるようにしても良いでしょう。
栄養面も考えたうえで節約しよう
毎日の朝食を食パンにした場合、年間で8万円程度の節約が期待できます。とはいえ、毎日同じものを食べていると栄養面の偏りが気になったり、飽きてしまったりします。気分に応じて野菜や果物、卵を加えるなど工夫をしつつ、毎月の食費を安く抑えましょう。
出典
農林水産省 若い世代の食事習慣に関する調査結果の概要
株式会社マクロミル 三大都市圏の“働く大人”の朝食事情。毎日朝食を食べる人は約7割(マクロミル調べ)(PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー