週2日の「銭湯掃除」バイトでお風呂も済ませています！毎日自宅で入る場合と比べて「水道代」「ガス代」はいくらの節約になる？

銭湯の掃除のアルバイトでは、福利厚生として、無料で入浴できることがあります。福利厚生を利用して、お風呂代を浮かせた場合には、どれくらいの節約になるのでしょうか？実際に、毎日湯船に浸かった場合と比較して、解説します。

毎日浴槽に100リットルのお湯を張ると1回分の水道代とガス代はどのくらい？

一人暮らし向けの賃貸物件にある浴槽は、約200リットル入る浴槽がほとんどです。
 
1ヶ月（30日間）毎日200リットルのお湯を張ると、月に6000リットル使うことになります。この数値を基に、水道代とガス代を求めてみましょう。
 
1リットル当たりの水道代を0.24円として計算すると、毎月1440円かかります。
 
次に、ガス代については都市ガスを用いると仮定して、以下の式で算出します。
 
上昇させる温度　×　水量　×　熱効率　÷　発熱量　×　ガス代単価
 
※ガス代単価は東京ガスの一般契約料金・Ａ表・基準単位料金145.31円／立方メートル、熱効率80％、発熱量1万751キロカロリー／立方メートル、20度の水を40度まで温めるとして計算
 
200リットルのお湯を1ヶ月（30日間）張る場合は、ガス代が約1298円かかることになります。そのため水道代とガス代を合わせると、毎月約2738円かかる計算です。
 

週5日、湯船に浸かった場合の1回分の水道代とガス代は？

アルバイトを週に2日行う場合は、毎日ではなく、週5日だけ（20日間）浴槽にお湯を張ることになります。その場合は、水道代が月に960円、ガス代が月に約865円かかり、合わせて約1825円になります。
 

週2日のアルバイト後に入浴したら、お風呂代はどのくらい浮く？

銭湯の掃除のアルバイトに週2日出勤して、アルバイト後に入浴すると、1ヶ月で8日分の水道代・ガス代が浮くことになります。
 
そのため、具体的には2738円－1825円＝913円お得になります。
 
また、一般的な銭湯の料金は数百円ですが、さまざまな種類のお湯やスパ、食事処などを併設したスーパー銭湯の場合は、大浴場を利用するだけで1000～2000円かかることもあります。
 
そのようなスーパー銭湯でアルバイトをすることで、無料で入浴できるのならば、かなりお得といえるでしょう。
 

福利厚生をよく確認して銭湯バイトで水道・ガス代を節約しましょう

銭湯の掃除バイトの福利厚生を利用して、週に2回無料で入浴すれば、毎月約900円の水道代・ガス代を浮かせられるほかに、銭湯もお得に利用できることが分かりました。
 
銭湯の掃除バイトを始める際は、福利厚生を確認するとよいでしょう。福利厚生をうまく活用して、自宅の水道代・ガス代を節約しましょう。
 

出典

東京都水道局 よくある質問 節水について

東京ガス ガス料金表（家庭用／業務用・工業用 共通） 東京地区等

 　
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー