更新日: 2023.10.13 貯金
貯蓄するなら「普通預金」「定期預金」「貯蓄預金」どれが一番お得?使い分けるコツとは?
そこで今回は、銀行預金のなかでもなじみのある「普通預金」「定期預金」「貯蓄預金」の特徴を解説します。自分に合った貯蓄方法を知って、お得にお金をためたいという方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「普通預金」「定期預金」「貯蓄預金」それぞれの特徴
「普通預金」「定期預金」「貯蓄預金」には、運用方法や金利などに違いがあります。それぞれの特徴を表1にまとめました。
表1
普通預金 | 定期預金 | 貯蓄預金 | |
---|---|---|---|
利用期間 | 期限なし | 預ける期間を事前に決める | 期限なし |
お金の出し入れ | 自由 | 期間内は不可 | 自由 |
金利 | 変動金利 ※金利は低め |
・固定金利 ・変動金利 ※金利は高め |
変動金利 ※基準残高以上だと 金利は高くなる |
※全国銀行協会「目的に応じて使い分けたい7つの銀行預金」をもとに筆者作成
「普通預金」は、一般的に使用されている預金タイプで、公共料金や家賃などの自動支払い、給与や年金などの自動受け取りが可能です。利用期間に制限はなく、お金の出し入れも自由にできます。ただし金利は、ほかの預金タイプに比べて低い傾向にあります。
「定期預金」は、預ける期間を最初に決めるため、決めた期間内はお金の出し入れができません。金利が高めに設定されているところが特徴です。
「貯蓄預金」は貯蓄用の口座であるため、お金の自動支払いや自動受け取りはできません。多くの場合、残高が定められた金額以上になると、金利が高くなります。預け入れたお金の出し入れが自由なところが、定期預金との違いです。
それぞれの銀行預金を使い分けるコツ
賢く貯蓄するには、それぞれの銀行預金についての違いを理解して、自分に合った方法を選ぶことがポイントです。次に、銀行預金を使い分けるコツを紹介します。
まず生活するうえで、光熱費の支払いや給与の受け取りなどのために「普通預金」を用意するとよいでしょう。お財布代わりにお金を預けることができて、自動で支払いも済ませられるため、都度振り込む手間をなくせます。
一方で、結婚資金や子育て資金などを計画的にためるのであれば、途中で出し入れできない「定期預金」が適しています。お金は、手元にある分だけ使ってしまいがちという方に、おすすめの貯蓄方法です。
「貯蓄預金」は、普通預金のようにお金の出し入れは自由ですが、残高に応じて金利が上がるため、貯蓄にも向いています。お財布代わりとして活用したいが、同時に貯蓄もしたいという方におすすめです。
銀行預金をうまく使い分けることで効率よく貯蓄できる
銀行預金には複数の種類があり、それぞれで、特徴や金利などが異なります。ライフスタイルやお金の使い道に合わせて、適切な銀行預金方法を選ぶことで、賢く貯金できるでしょう。
お金をつい使いすぎてしまうとか、貯金がなかなか続かないとお悩みの方は、普段使いしやすい「普通預金」のほかに、貯蓄用の銀行預金を用意する方法がおすすめです。
出典
一般社団法人 全国銀行協会 目的に応じて使い分けたい7つの銀行預金
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー