更新日: 2023.10.03 家計の見直し

10月の残暑は「除湿」と「冷房」どう使い分けるべき? 電気代が高くなる場合についても解説

10月の残暑は「除湿」と「冷房」どう使い分けるべき? 電気代が高くなる場合についても解説
朝夕などは秋の訪れを感じられるものの、まだまだ日中は暑い日が続いています。暑さを和らげるためにエアコンを使う際、「除湿」と「冷房」はどちらを選択すべきか、またどちらのほうが電気代はお得なのか、疑問に感じている人もいるのではないでしょうか?
 
本記事では、除湿と冷房の違いについて、また電気代はどちらがお得かを含め解説しています。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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除湿と冷房の違いとは?

除湿とは、部屋の空気の湿度を下げることを第一に考えた機能です。夏場に湿度が高くじめじめしていると過ごしづらく、室温が同じでも湿度が高いと不快に感じることも多いでしょう。
 
一方、冷房とは部屋の空気の温度を下げることを第一に考えた機能です。暑い部屋から熱を追い出し、部屋を涼しくしていきます。
 

除湿には「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類がある

ダイキンによると、除湿は「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類に分けられます。両方とも湿度を下げる仕組みは同じですが、弱冷房除湿は部屋に戻す空気が冷たく、再熱除湿はちょうどいい温度の空気が部屋に戻ります。
 
弱冷房除湿は冷たい空気が流れるため、場合によって肌寒く感じることもあるかもしれません。再熱除湿は適温の空気を放出するため、寒いと感じることは少ないでしょう。
 

エアコンの電気代の計算方法

エアコンの1時間当たりの電気代を計算する際の計算式は次のとおりです。
 
消費電力(kW)×料金単価(円/kWh)
 
消費電力とは、電化製品が消費する電力のことです。通常「W(ワット)」が使われますが、エアコンの場合は消費電力が多いため、1000Wに当たる「kW(キロワット)」が用いられることもあります。
 
料金単価は電気料の単価のことです。地域や電力会社によって異なりますが、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会によると、全国の電力単価の目安は31円/kWhです。計算式で分かるように、同じ時間使用していると、消費電力が大きいほど電気料金は高くなります。
 

電気代が高いのは再熱除湿

エアコンは、主に「冷房」「弱冷房除湿」「再熱除湿」の3つのタイプがあります。同じ時間稼働させた場合、消費電力が最も高いものが電力代も高くなります。
 
ダイキンによると、再熱除湿が最も消費電力が高いとしています。冷房と弱冷房除湿は似ていますが、弱冷房除湿は弱めの冷房とも言えるため、一般的には冷房よりも消費電力は低くなりがちです。
 
よって、電気代は高い順に「再熱除湿」「冷房」「弱冷房除湿」と言えるでしょう。
 

湿度が高い時は除湿、温度が高い時は冷房を使おう!

ダイキンでは、湿度が高い時は除湿、温度が高い真夏では冷房を使うことを勧めています。また、室内が冷えすぎると身体に悪影響を与えるため、梅雨などのじめじめ期には再熱除湿もおすすめとしています。
 
また、消費電力は設定温度と室内温度の差による影響が大きいです。例えば、室温が28℃で蒸し暑いと感じた際に、冷房で25℃にするのは消費電力が大きいですが、室温を28℃のままで除湿をすると、消費電力を抑えつつ快適に過ごせるかもしれません。
 
温度や湿度に応じて、適切なモードを選択しましょう。
 

出典

ダイキン 冷房と除湿はどう違う?

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 ・よくある質問 Q&A カタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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