更新日: 2023.09.30 家計の見直し

「秋バテ」で1日2食がやっと…3食食べる場合に比べて食費はいくら「節約」できる?

「秋バテ」で1日2食がやっと…3食食べる場合に比べて食費はいくら「節約」できる?
季節が秋に変わる頃、なんとなく体調がすぐれない、体がだるいといった、いわゆる「秋バテ」状態になる人は多いでしょう。「秋バテ」は、夏の暑さによる体調不良が続いていることもあれば、昼と夜の温度差などによる自律神経の乱れなどが原因でなることもあります。
 
「秋バテ」の代表的な症状に「食欲不振」があり、一日に3食も食べられず、頑張って食べても2食が限界、ということもあるでしょう。
 
しかし、食事を2食に減らすことは、食費の節約にもなります。今回は、一日3食と2食の場合を比較して、食費の差について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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1ヶ月当たりの食費の平均額は?

総務省統計局発表の「家計調査(家計収支編) 単身世帯 詳細結果表 2022年」のデータより、1ヶ月当たりの食費の平均と、支出の多い品目を、それぞれ表にしました。
 
表1
 

年齢 男性 女性 男女平均
34歳以下 3万7587円 3万35円 3万4385円
35歳~59歳 4万4680円 4万75円 4万2899円
60歳以上 4万1348円 3万7610円 3万8913円
平均 4万1595円 3万6860円 3万9069円

 
※総務省統計局「家計調査(家計収支編)単身世帯 詳細結果表 2022年 2 男女、年齢階級別 単身世帯・勤労者世帯」をもとに筆者作成
 
表2
 

品目 金額
外食 7840
調理食品 7536
野菜・海藻 3623
飲料 3124
菓子類 3024

 
※総務省統計局「家計調査(家計収支編)単身世帯 詳細結果表 2022年 2 男女、年齢階級別 単身世帯・勤労者世帯」をもとに筆者作成
 
すべての性別・年代の金額を平均すると、1ヶ月の食費に、4万円弱かかっていることが分かりました。また食費の内訳を見ると、外食や調理食品に対する支出の割合が高くなっており、全体の4割近くを占めています。
 

食事の頻度を一日2食に減らすと、どれだけ節約できる?

1ヶ月の食費の平均が約4万円であるとすると、一日当たりの食費は約1333円です。また、1食当たりに使える金額は、約444円となります。
 
3食を2食にした場合、一日の食費は、444×2=888円となり、一日当たり444円の節約を、9~11月の3ヶ月間続けると、444×91日=4万404円の節約ができる計算になります。
 

一日2食にすればかなりの節約に! ただし注意点も

一日の食事を2食にすると、3ヶ月で約4万円節約できる計算です。しかしこれは、あくまでも3食のときと同じ食事量や内容であることが前提で、2食にした結果、1食当たりの食事の量が増えたり、間食をする機会が増えたりすれば、出費が増えてしまうこともあります。
 
どうしても食欲がないというときは、無理に3食を食べる必要はありません。2食にする場合は、消化がよいもの、体に負担をかけないものを食べるようにして、必要な栄養をとれるようにしましょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 2022年 2 男女,年齢階級別 単身世帯・勤労者世帯

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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