更新日: 2023.09.01 家計の見直し
「NHKの受信料」一番安い支払い方法は?10月からの新料金でいくら安くなる?
2023年10月から、NHKの受信料が新料金へと変更になります。
現在のNHK受信料と支払い方法や割引内容と、10月からの新料金について、詳しく解説します。
これを機に、支払い方法や料金の再確認をしてみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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意外と知らない「NHK受信料」の仕組み
NHKの受信料は、はるか昔に契約したままで、支払いプランも支払い方法も、そのままという方も多いでしょう。
NHKの受信料は、支払い方法の違いや、年間の支払い回数によって、料金が変わります。場合によっては、現状よりも、もう少しお得に支払える可能性もあります。
支払い方法は3種類
NHK受信料の支払い方法には、おもに「クレジットカード払い」「口座振替」「払込用紙」の3種類があります。
中でもお得に支払えるのは、「クレジットカード払い」と「口座振替」です。
例えば、地上契約(地上放送のみ契約)の場合、2ヶ月払いで「クレジットカード払い」と「口座振替」では2450円(税込み)であるのに対して、「払込用紙」では2550円。1ヶ月当たり50円、年間で600円の差があります。
これは、衛星契約(衛星放送も受信できる契約)でも同様の差額です。
年間の支払い回数によりどれくらい金額に差があるのか
さらに、数ヶ月分をまとめて支払うことで、1ヶ月当たりの費用がより安くなります。
NHK受信料は、2ヶ月・6ヶ月・12ヶ月分の3パターンでの支払いが可能です。それぞれの支払い金額は、表1のようになります。
表1【地上契約の受信料(税込み)】
クレジットカード払い 口座振替 |
払込用紙 | |
---|---|---|
2ヶ月 | 2450円 | 2550円 |
6ヶ月 | 7015円 | 7300円 |
12ヶ月 | 1万3650円 | 1万4205円 |
※沖縄県を除く
※日本放送協会「放送受信料のご案内」より筆者作成
「クレジットカード払い」と「口座振替」のどちらかで、12ヶ月分をまとめて支払う方法が最も割安になり、1ヶ月当たり約1138円となります。
最も割高な「払込用紙」で2ヶ月分払う場合は、年間6回の支払いがあり、総額では1万5300円です。最安値の「クレジットカード払い」もしくは「口座振替」で、12ヶ月分をまとめて支払う額と比べて、1650円割高になります。
2023年10月より新料金開始
ただし、ご紹介した料金は、2023年9月までのものです。10月から、新料金が始まります。
10月からの料金に関する変更点は、次の2点です。
●受信料1割値下げ
●支払い方法により異なる受信料を一本化
これにより、新料金は表2のように変更されます。
表2【2023年10月からの地上契約新料金(税込み)】
2ヶ月 | 6ヶ月 | 12ヶ月 | |
---|---|---|---|
上契約 | 2200円 | 6309円 | 1万2276円 |
※沖縄県を除く
※日本放送協会「大切なお知らせ」より筆者作成
2ヶ月払いでは、年間の支払い額が1万3200円となるため、12ヶ月分をまとめて支払ったほうが、924円もお得に支払えることになります。
長く払うものだからこそ少しでもお得なプランを
NHKの受信契約は、引っ越しや結婚など、よほどのことがない限り解約はしません。この先、何十年も受信料を支払うことを考えると、少しでも割安な方法で支払ったほうがよいでしょう。
支払い方法やコースの変更は、NHKのホームページから、24時間いつでも行えます。また、ホームページから用紙をダウンロードして、郵送することも可能です。これを機に、支払い方法をもう一度確認してみましょう。
出典
日本放送協会NHK受信料の窓口 放送受信料のご案内
日本放送協会NHK受信料の窓口 大切なお知らせ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー