更新日: 2023.08.23 家計の見直し

夏休み中の出費が気になる! 出費を削るにはどうしたらいい?

夏休み中の出費が気になる! 出費を削るにはどうしたらいい?
心躍らせる子どもたちとは対照的に、親世代にとっては少なくない負担がかかる夏休み。在宅時間が長くなった影響で電気代が上がった、また、給食がない影響で食費が上がった、といった悩みを抱える家庭は多いのではないでしょうか。
 
出費を抑えたいと考えるのは当然ですが、電気代と食費はいずれも健康に関わる出費です。浪費をなくしつつも健康に害を及ぼさない程度の節約にとどめ、他の出費を抑えられないか考えてみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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通信費を見直そう

夏休み中の電気代高騰の原因は主にエアコン代と考えられますが、エアコンを使うのを無理に我慢した場合、熱中症につながるリスクが高まります。また、食べ盛りの子どもがいる場合、無理に我慢させて食費を削るのも困難です。
 
総務省の2022年家計調査によると、2人以上世帯の通信費は、平均で月額1万2598円でした。1年間では15万円以上となり、世帯人数が増えれば増えるほど、さらにふくらみます。そのため、通信費の見直しは夏休み中だけでなく、日々の家計の負担を減らす方法として効果的です。
 
通信費は電気代や食費のような削りにくい費用と異なり、使用状況の見直しによって出費を抑えられる可能性があります。今まで通りの使い方で出費を抑えられる場合もあるので、まずは通信費を見直してみましょう。
 

スマホの乗り換えを検討しよう

通信費を見直すにあたって、まず検討したいのがスマホの乗り換えです。株式会社NEXT (ネクスト)が運営する情報サイトMOBIEWNが、スマホの乗り換えをした人300名を対象に実施した調査によると、大手キャリアからサブブランドに乗り換える場合、月額料金を1回線あたり数千円節約できるとされています。
 
元々、利用しているキャリアやプランにもよりますが、平均で1回線あたり2000円程度の節約ができたとの回答が見受けられました。
 
また、サブブランドに乗り換える場合は、通信速度の低下が心配されますが、約8割の人は乗り換え後の通信速度に不便を感じていないと回答しています。ただし、一部のキャリアによっては、店舗でのサービスを受けられなくなる点や、キャリアメールが使えなくなる点には、事前の注意が必要です。
 
大手キャリアからサブブランドへの乗り換えは、こうしたデメリットも含めて検討しましょう。
 

子どものスマホ使用・ゲームはWi-Fi環境で

在宅時間が増えると、子どものゲームの時間など、スマホ使用が増え、それに伴って通信費もふくらむと予想されます。従量課金制のプランでは、消費したデータ容量・ギガに応じて料金を支払う必要があるため、子どものゲームなどのスマホ使用ではWi-Fi環境で行いましょう。
 
また、子どものスマホ利用は、ゲームの課金による高額請求など、さまざまなトラブルにつながるリスクがあります。仕組みを理解しないまま子どもが課金に同意し、高額請求されるようなケースもあるため、夏休み中のスマホ利用については、あからじめ制限をかけておく、ルールを設ける、などの対策が必要です。
 

通信費を見直して夏休み中の出費を減らそう

通信費を節約するためには、スマホの乗り換えで大幅に費用を軽減できます。大手キャリアからサブブランドに乗り換える場合、月額料金を1回線あたり数千円の節約ができます。
 
健康への影響が大きい電気代と食費に対し、通信費は健康面に心配なく、節約につながります。夏休み中の出費を削ろうとして無理をせず、まずは簡単に削れそうな通信費から見直してみましょう。
 

出典

総務省 家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)平均結果の概要
株式会社NEXT (ネクスト)MOBIEWN 「大手からサブブランドスマホへの乗り換えた理由は?」アンケート調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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