更新日: 2023.08.03 その他家計
「自動販売機で水を買う」「カフェでコーヒーを買う」。毎日の習慣による出費の総額は?
そこで本記事では、最初に節約意識に関するアンケートを紹介した後、日々の習慣による出費額を現実的な範囲でシミュレーションします。その後、習慣の防止につながる具体的な方法・代替案を紹介するので参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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日常的に節約を意識している人は多い
株式会社ロコガイドが「節約意識に関するアンケート調査」を実施しました。
それによると、「いま、日常で節約を意識していますか?」という問いに対して、「常に意識している」が35.8%、「やや意識している」が51.9%、合わせて87.7%という結果でした。
同アンケートの「節約を実践している分野を教えてください」という問いに対しては、「食品」という回答が77.8%で最も多い結果となっています。
日々の習慣による出費は年換算でどのくらい?
次に、日々の習慣による出費の年換算をシミュレーションしてみましょう。ここでは以下を対象に考えてみます。
●自動販売機で水を買う
●カフェでコーヒーを買う
●コンビニでお菓子と飲み物を買う
●昼食は毎回外食
●手数料を気にせずATMを利用する
上記を平日5日間続けたと仮定します。まず自動販売機の水を110円とすると5日間で、550円の出費です。同じく、カフェのコーヒーを350円とした場合は1750円。コンビニでお菓子と飲み物を買った場合を300円と仮定すると、平日の5日間で1500円の出費となります。
では、ランチに関してはどうでしょうか。株式会社リクルートの「ホットペッパーグルメ外食総研」が実施した「首都圏・関西圏・東海圏の平日のランチの実態について」というアンケートの結果によると、外食に関しては、平日ランチの外食予算が1103円という結果が出ています。これを基に5日間でのシミュレーションを行うと、5515円です。
また、これらの買い物をするために、手数料を気にせずコンビニでATMを利用した場合、1回につき220円かかると仮定して、5日間で1100円の出費になります。
上記をトータルすると1万415円です。1ヶ月では4万1660円、1年間(12ヶ月)では49万9920円の出費となります。あくまでもざっくりとしたシミュレーションですが、予想以上に大きな金額だと感じるのではないでしょうか。
習慣を防ぐ具体的な方法・代替案
日々の出費を防ぐには、習慣を変える必要があります。自動販売機で水、カフェでコーヒー、コンビニでお菓子と飲み物、昼食は毎回外食という習慣に関しては、自宅でお弁当を作り、水筒にお茶や水を入れて持参してみてはどうでしょうか。
最初は準備に時間がかかるものの、新しい習慣が身につけば、スムーズに用意しやすくなります。料理が苦手な方は、せめて白米を炊いて持参し、スーパーで惣菜を買うだけでも節約になります。
手数料を気にせずATMという習慣に関しては、計画的にまとめて下ろしましょう。その際は手数料がかからない場所、時間帯で利用したり、無料回数が設定されている場合は、その範囲内で利用することが大切です。
まとめ
今回は無駄遣い総額の年間シミュレーションと、代替案を紹介しました。無意識に日々の出費を続けると、大きな金額になりかねません。対策として、飲食に関しては自宅から持参する、コンビニでのATMでの現金引き落としは、月や週の始めにまとめて銀行でおろすことを考えてみてください。
出典
株式会社ロコガイド 節約意識に関するアンケート調査
株式会社リクルート 首都圏・関西圏・東海圏の平日のランチの実態についてアンケート
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー