更新日: 2023.07.28 その他家計

「1日3食」ってコスパ悪いですか? 転職で給料が下がったので、朝食を抜きにしようか迷っています…

「1日3食」ってコスパ悪いですか? 転職で給料が下がったので、朝食を抜きにしようか迷っています…
食費を抑えることは節約の方法の1つであり、朝食でも一定の効果は見込めます。手っ取り早く節約するために、朝食を抜こうと考えている人もいるのではないでしょうか。ただし、朝食を抜くことは節約以上にデメリットのほうが大きくなる可能性があります。
 
本記事では、朝食の平均費用から1ヶ月あたりの節約効果を算出するとともに、朝食を抜くデメリットや節約におすすめの朝食メニューを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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朝食の平均費用は約260円

株式会社マクロミルが2017年に実施した「働く大人の朝食事情」についての調査によると、朝食1食あたりの平均予算は260円でした。
 
また、日本マクドナルド株式会社が同様に社会人を対象に2018年に実施した別の調査では、働く前の朝食は大事であるものの、「予算はできれば300円以内に抑えたい」と考える人が7割もいました。これらを勘案して、仮に朝食の平均費用を300円として、1ヶ月を30日とした場合、1ヶ月朝食抜きで暮らした場合の節約効果は9000円ほどです。
 

朝食を抜くと午前中の生産性が落ちやすい

忙しい朝には、早起きして朝食を取るよりも5分でも多く寝ていたい人も多いかもしれません。しかし、朝食を抜くと脳のエネルギーが不足し、集中力や記憶力の低下につながります。朝食は胃袋を満たすだけでなく、午前中のやる気や集中力を高め、効率的に仕事を進めるためにも必要なものです。
 
農林水産省では、朝は「ごはん食」を推奨しています。「ゆっくりと消化・吸収され、なだらかに血糖値を上げて、長時間維持する、脳にとって非常に安定したブドウ糖の供給源」であるためです。加えて、朝食を抜くことで昼食や夕食に食べ過ぎてしまう可能性があります。特に、夕食の食べ過ぎは体重増加の要因になります。
 

節約と栄養バランスを両立できる朝食メニューの例

朝食を節約するポイントは、簡単に作れるものを自炊することです。外食をしたり、テイクアウトをしたりすると、300円以下ですまない可能性が高いでしょう。自炊には余分なカロリーを抑えられるなど、健康面でのメリットも期待できます。例えば、以下のようなメニューは、手軽で栄養バランスもよく、コストも抑えられるので節約したい人におすすめです。
 
・納豆ご飯
納豆ご飯ならばサッと準備できます。スーパーマーケットに行くと、納豆は3パックでまとめ売りされていることが多く、比較的安価でしょう。納豆に含まれるたんぱく質も摂取できます。夏バテで食欲が低下したときには、ネギや梅干しをプラスすると食べやすくなり、疲労にも効きます。
 
・余り物の野菜を入れたみそ汁
冷蔵庫に残っている野菜を入れた具たくさんのみそ汁も、朝食におすすめです。野菜をたっぷり入れることで栄養バランスを取れ、食材の無駄もなくせます。余裕があればおにぎりなどの主食も付けましょう。
 
・シリアル
シリアルには食物繊維や鉄分、ビタミンなどの栄養が豊富に含まれています。毎朝パックから取り出すだけなので手軽で、1袋あたりの値段も数百円程度なので節約にもなるでしょう。牛乳やヨーグルト、豆乳をかけることで、さらに栄養効果を高められます。
 

1日3食を規則正しく食べて、減らすなら昼食や夕食を

健康のためには1日3食を規則正しく食べましょう。特に、朝食は午前中の貴重なエネルギー源ですので、無理に抜くと仕事にも支障が出てしまいます。
 
食費で大きく節約するならば、昼食あるいは夕食にしましょう。健康的なダイエットの観点では、夕食を軽めにすることが望ましいでしょう。節約したい事情があっても、朝食はきちんと取ってから出社することをおすすめします。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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