更新日: 2023.07.21 その他家計
「節約したい」と夫に話すと不機嫌に…夫婦円満で節約するにはどうしたらよいでしょうか?
家計の節約は、夫婦で協力し合って取り組むことが大切です。
そこで今回は、夫婦で協力しながら、節約を成功させるポイントをご紹介します。
「普段夫婦でお金の話をしない」という家庭は、これを機に、夫婦で将来のことを考えてみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「妻」が家計を管理している家庭が多い
フタリノ株式会社(株式会社ボーダレス・ジャパンのグループ企業)の調査によると、家計を管理している割合は、以下の結果となりました。
●妻:41%
●ふたりで一緒に:35%
●完全に別々:13%
●夫:11%
妻が家計を管理している家庭が、最も多いという結果となりましたが、一緒に管理している家庭もみられました。一緒に家計を管理しているケースでは、それぞれ役割を分担して、うまく協力し合っているようです。
しかしなかには、家計管理がうまくいかず、夫婦間でトラブルが発生している家庭も少なくありません。
株式会社マイスターワークスが運営するサイト「保険ソクラテス」の調査によると、「夫婦間で起こる家計管理上のトラブル」について、以下のような声が聞かれました。
●家計にあまり口出しすると妻とケンカになってしまう
●家族の協力がなく、自分一人で節約を頑張っていることから思うように成果が出ない
●現実から目を背けて協力する姿勢がない旦那で 私が一人でがんばっているから
上記のように、「夫婦で協力できない」「夫が節約に前向きでない」など、夫婦間での衝突も少なくないようです。家計管理上での意識の違いが、夫婦間でのトラブルの原因となるのかもしれません。
夫婦で協力して節約に取り組む方法
ここでは、実際に夫婦で協力して、節約に取り組む方法をご紹介します。
夫婦間で、家計管理に対しての認識のズレをなくすためには、コミュニケーションをこまめにとることが大切といえるでしょう。
現状を把握する
まずは、現状のお金の問題(節約が必要な理由)を、夫婦間で話してみましょう。
夫が家計を把握していない家庭では、節約の必要性を理解していないケースも少なくありません。物価高騰で出費が増えているなど、現状を伝えて、改善点を、一緒に話し合うことが効果的です。
目的や目標額を一緒に考える
節約は、目的や目標を明確にしておくことが大切です。
夫婦で同じ目的に向かって取り組むことで、認識のズレを解消できます。「妻(夫)がやってくれるだろう」などと、相手任せにするのではなく、一緒に取り組む姿勢が必要です。
ただし、ここで注意すべきことは、相手に「強要」しないことです。一方が勝手に目標を決めて、それを相手に強要することは、もめる原因になりかねません。お互いに話し合って、一緒に目標を決めることが大切です。
また、目標は低めに設定しておくことで、達成しやすくなって、モチベーションアップにつながります。なお目標額は、老後のライフプランや、資金計画に合わせて設定することが、ポイントです。
お金の価値観をすり合わせておく
お金に対する価値観は、人それぞれで異なります。価値観のすれ違いは、のちのち、相手の不満の原因になりかねません。
そのため、節約を始める前に、お互いの価値観について、話し合っておきましょう。お金の使い道に対する優先順位は、夫婦間で違うため、ルールを決めておくということも、よい方法です。
「自分のことにお金を使うのは〇〇円まで」などと、事前に決めておくと、目標に沿って節約できるでしょう。
節約を成功させるコツは夫婦で協力すること
家計の節約は、夫婦のどちらかだけが頑張るのでは、効果が出にくいだけではなく、お互いが不満を抱く原因ともなります。
お互いに、お金の価値観や節約の必要性などについて話し合い、コミュニケーションをとることが大切です。そうすることで、夫婦間での認識のズレをなくして、協力しながら節約することができます。
目的や目標を明確にしたうえで、計画性を持って節約に取り組みましょう。
出典
株式会社ボーダレス・ジャパン フタリノ株式会社 「【お金調査】今どき夫婦のお金管理/財布を握るのは誰?!(フタリノ調べ)」
株式会社マイスターワークス 保険ソクラテス「家計管理は妻?夫? 夫婦の家計はこうして改善」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー