更新日: 2023.06.02 その他家計
一人暮らしの食費は月にいくらかかる?月3万円に抑える節約方法を紹介
手取りから計算できる食費の目安や、食費を抑えるポイントについて、ご紹介いたします。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
一人暮らしの食費の平均額は?
単身世帯の食費は、2022年の家計調査では、約4万3000円となっています。調査の食費には、外食や酒類も含まれています。そのため、生活習慣や年齢によっては、さらに食費を抑えることも可能だと考えられます。
適切だとされる食費の目安とは?
食費は、生活するうえで必要不可欠な項目です。一般的に、食費は手取りの15%が目安だといわれています。手取りが20万円の人であれば、食費は3万円が目安です。目安を大幅に超えている場合には、食費の見直しが必要といえます。
食費を削減するためのコツとは
食費を抑えるためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。一人暮らしでも節約できるコツについて、具体的にみていきましょう。
まとめ買いをする
スーパーマーケットに毎日のように買い物に行くと、陳列商品や匂いにつられて、つい予定にはなかったものを買ってしまいがちです。1週間に1回だけなどと頻度を決めて、食材のまとめ買いをしておくと、無駄な買い物もなくなります。また、食品ロスが出ないように、買った食材で料理をする習慣が身に付きます。
作り置きをする
日々忙しく、毎食料理ができない場合には、週末など、時間に余裕があるときに、日持ちをする総菜を作っておくことをおすすめします。作り置きした総菜は、冷凍保存しておいて、お弁当に詰めることもできます。
食品の値段を把握する
周囲に複数の店舗がある場合には、店ごとに、主な食材の品ぞろえと値段を把握しておくと、買い物をするときに節約となります。
また、輸入物のスーパーや業務用のスーパーでは、容量が多い商品を中心に取り扱っています。一見すると値段が高いように思えますが、大容量で買った物を小分けにして使うことで、節約になることもあります。
レトルト食品を活用する
近年は、レトルト食品の質が上がり、電子レンジで温めるだけで、本格的な味を楽しめる製品が販売されています。和食や洋食、中華料理、パスタ、カレーなど、ジャンルも豊富です。自分で一から作るよりも、値段は高くなりますが、外食をするよりは、コストを大幅に抑えることができます。
コンビニでの買い物は控える
いつも開いていて、商品も豊富なコンビニエンスストアは、多忙な人にとっては便利なお店です。しかし、並んでいる商品は、どうしても定価となってしまって割高です。
いつも、コンビニで食品を買う生活を送っていると、毎日、少しのつもりでも、食費がかさみます。コンビニだけではなく、スーパーマーケットやドラッグストアなど、安いお店を利用することで節約になります。
お米だけでも炊く
料理が苦手などの理由で、自炊をすることが難しい人でも、炊飯器でお米を炊いておけば、おかずはお店で買ってきて、家でお米と食べるだけでも、食費を抑えられます。
お米は多めに炊いて、余った分を保存容器に入れて冷凍しておけば、いつでも、電子レンジで解凍して食べることができます。
冷蔵庫の中身を把握しておく
毎日のように使う冷蔵庫は、整理整頓を心がけて、中に何が入っているかを、常に把握しておくようにしましょう。冷蔵庫の食材の種類と量を考えながら買い物をすれば、同じ物を買ってしまった、などという無駄をなくせます。
支払い方法を選ぶ
近年は、キャッシュレス決済が使える店舗が増えてきました。対応している店舗であれば、支払い方法は、現金よりも、クレジットカードやQR決済を選びましょう。金額に応じたポイントが貯まります。いつもの買い物で貯まったポイントで、さらに買い物ができますので、結果的にお得となります。
また、キャッシュレス決済は、明細が一目でわかるようになっています。記録しておくことで、使った場所と金額が把握しやすくなりますので、無駄遣いを抑えることもできます。
コツを押さえて食費を節約してみよう
一人暮らしの場合の食費を3万円に抑えるには、まず、家計における支出を見直してみましょう。
そして、買い物の方法や頻度を考えるとか、自炊が難しい場合は安い店で購入するとか、お米だけでも自炊するなどの、工夫してみることが大切です。
出典
総務省統計局 家計調査報告 ―月・四半期・年― 家計調査 2022年(令和4年)平均 (2023年2月7日公表) 家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果の概要 表II-1-2 消費支出の費目別対前年実質増減率 -2022 年-
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー