更新日: 2023.05.23 貯金

貯蓄? 投資? 将来に備えるための具体的なお金の貯め方

貯蓄? 投資? 将来に備えるための具体的なお金の貯め方
老後に限らず、結婚やマイホームの購入、出産や入学といったライフイベントにもお金は必要になります。将来のライフイベントの際にお金に困らないようにするためには、普段から計画的に貯金をしておくことが重要です。
 
今回は年齢別の貯金の方法や、資産形成をする上で重要なポイントについても紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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年齢別! 具体的な貯金の方法とは?

新卒で仕事を始めたばかりの時期は収入が低いため、まだ貯金できる金額はそこまで多くありません。しかし、目立ったライフイベントもありませんので、貯金に回せる金額も大きくなります。
 
30代から40代前後は子どもが居る場合もあり、貯金の仕方にも工夫が必要になります。それぞれみてみましょう。
 

20代から30代

20代は目立ったライフイベントこそないものの、そもそも収入が低いことが多い時期です。また、娯楽やレジャーといった支出にお金を使うため、多くの金額を貯金に回すことは難しいでしょう。30代以降は結婚や出産といったライフイベントが増加するため、貯金をしても使ってしまいます。
 
この世代はどうしても出費が増えますが、年収の10%程度を貯金できるような余裕を持つようにしておきましょう。初めのうちは大きな金額を貯金するよりも、まずは1ヶ月分の給料を貯金する、といった感覚でスタートすると、負担も少なくなります。次は世代平均額を目指すなど、徐々に目標額を増やしていきましょう。
 

40代から50代

40代以降はマイホームの購入や、子どもが高校、大学に通うといったイベントを迎える方も増えてきます。それだけお金の準備が必要となりますが、年収もある程度増えている時期でもあります。50代までに給料の25%を貯金に回せるようにしておくと、ある程度の余裕を持つことができるでしょう。
 

貯金以外に資産運用も取り入れる

将来余裕をもって生活したいのなら、貯金だけではなく、投資などの資産運用も取り入れるのがおすすめです。同じ金額を貯金する場合であっても、資産運用をしながら積み立て貯金をしていけば、1ヶ月あたりの負担金額を減らすことができます。
 
ある程度余裕を持って生活できるようになるので、貯金ばかりになって娯楽やレジャー、ライフイベントなどにお金を回せない、という事態も防げます。
 

貯金はどの程度必要?

老後に向けて貯金が必要といわれても、具体的にどの程度必要なのかは、将来目指したい生活水準にもよるため、一概にはいえません。自分が望む生活水準にはどの程度の生活費が必要なのか、予測してみましょう。必要な金額を把握することで、計画を立てやすくなります。
 

平均的な生活をしたいなら2200万程度

高齢夫婦世帯が年金を20万円受給している場合、平均的な生活を送りつつ毎月2万5千円程度の娯楽費用を捻出するとなると、生活費は2人でおおよそ26万円程度必要です。年金で足りない分を貯金から切り崩しますので、毎月6万円程度を貯金から使います。30年続くと考えると2200万円程度必要であることが分かります。
 

余裕をもって楽しみたいなら5500万程度

娯楽やレジャーに使えるお金をもう少し増やしたい、生活をある程度豊かにしたい、となると、2人で毎月35万程度必要です。高齢夫婦の年金20万円を引いて、足りない分の15万円は貯金から崩すことになるので、それが30年続くと5500万円程度の貯金額が必要となります。
 
ある程度余裕を持って豊かに生活をしたいのなら、貯金だけではなく資産運用も取り入れて、お金を増やせる準備をしておきましょう。
 

お金の貯め方を学んで、将来に備えよう

将来に備えてお金を貯めるためには、収入に対して一定の割合を貯金していく方法がシンプルで確実です。しかし、将来的に余裕のある生活をしたいと考えているのなら、貯金に加えて、つみたてNISAやiDeCoといった制度を利用し、資産を運用して少しずつ増やしていくことも必要といえます。
 
貯金に加えて投資などの資産運用も学び、将来に備えてお金を準備しておくとよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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