更新日: 2023.05.19 その他家計
空気清浄機をつけっぱなしにしたときの電気代は?節約するための3つのポイント
空気清浄機を使用しているご家庭のなかには、一日中、つけっぱなしというケースも少なくないはず。そこで気になるのは「電気代」です。
今回は、空気清浄機の電気代についてまとめました。さらに、電気代を節約するポイントもご紹介します。
使い方を見直して、電気代の値上がりに対応しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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空気清浄機の電気代の計算方法
空気清浄機の電気代は、以下の計算式にて算出できます。
空気清浄機の消費電力(kW)×使用時間(h)×電気量料金単価(円/kWh)
消費電力は、取扱説明書などで確認できます。
空気清浄機にはいくつかのモードがあり、使用モードによって消費電力は異なります。「強」や「ターボ」モードでは、50W以上のものが多く、対して「弱」や「静音」モードでは、10W前後です。
電気代を計算するときには、まず、記載されている消費電力を、WからkWに換算します。
50(W)÷1000=0.05(kW)
その後、先ほどの計算式にあてはめます。
0.05(kW)×8(h)×19.91(円)=7.964(円)
※東京電力エナジーパートナーの電力量料金単価より:19.91円/kWh(~120kWhの場合)
1日あたりの電気代は約8円です。ちなみに24時間稼働し続けた場合は、1日あたり約24円になり、1ヶ月で720円ほどの電気代がかかります。
空気清浄機の電気代を節約するためのポイント
空気清浄機の電気代は、24時間運転していた場合でも意外と高額ではありませんでしたが、使用方法を工夫することで、さらに電気代を抑えられます。
ここでは、空気清浄機の電気代を節約するためのポイントを三つご紹介します。
部屋の広さに合わせる
空気清浄機は、機器によって適切な部屋の大きさが決められています。適切な部屋の広さに合っていないと、十分な効果を発揮できないだけでなく、無駄なエネルギー消費につながることにもなります。
基本的に広い部屋用の空気清浄機はパワーが強く、その分、消費電力も大きくなります。そのため、狭い部屋でパワーの強い空気清浄機を使用すると、必要以上の電力を消費して、電気代が高くなる原因になりかねません。
空気清浄機を購入する際は、使用する部屋のサイズに合わせて選びましょう。
使用時間を減らす
空気清浄機は使用する分だけ電気代がかかるため、使用時間を減らすことで、電気代を安く抑えられます。
日中は窓を開けて換気し、夜寝るときにだけ使用するなど、工夫すると効果的です。
フィルターをこまめに掃除する
空気清浄機は、フィルターを通して空気を洗浄しています。
そのため、フィルターが汚れていると、運転効率が悪くなり、余計な電力を消費する原因となります。
掃除方法や頻度は、使用する機器によって異なりますが、こまめにフィルターを掃除することは有効です。
空気清浄機を賢く使って電気代を節約しよう
空気清浄機は、ほかの家電製品に比べて、比較的電気代がかからないとされています。しかし、使い方を誤ると、無駄に消費エネルギーがかかり、余計な電気代がかかってしまうことも。
使い方を工夫することで、電気代の節約につながるでしょう。
また、定期的に電気プランを見直すことも効果的です。使用電力に合わせたプランに変更することで、電気代を根本から抑えることができます。
出典
経済産業省「コロナ禍でも堅調だった生活家電 -2020年は爆発的に増加した空気清浄機だがその後は?-」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー