更新日: 2023.04.29 その他家計

1人暮らしで「これだけはお金をかけるべきもの」ってなんですか? 食費は削らないほうが良いでしょうか?

1人暮らしで「これだけはお金をかけるべきもの」ってなんですか? 食費は削らないほうが良いでしょうか?
1人暮らしを続けるにあたり、できるだけ支出を抑えようとするスタンスは重要です。この先行きが見えにくい時代において、無駄遣いを控えて将来に備えることは安心につながります。
 
ただし、むやみに節約していると、逆に損をするリスクもあるので注意しましょう。そこで今回は、1人暮らしでお金をかけたほうがよいものを紹介していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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生活費は削らない! 特に食費は大切

生活費を減らすと、暮らしの水準が低下してしまいます。そのなかで特に節約を検討しやすいのは食費です。総務省が公表した令和4年の家計調査年報によると、単身世帯の消費支出は1ヶ月あたりの平均が 16万1753円でした。
 
そのうち最も大きな割合を占めているのが、 4万3276円の食費となっています。金額が大きい分だけ、たくさん削れると考える人もいるでしょう。
 
しかし、食事の質を落とすと、栄養が不足して病気になるかもしれません。そうなると医療費が増えますし、働けない期間が長引いた結果、収入がダウンすることもありえます。
 
一方、食事にお金をかけると、健康状態が良好に保たれやすく、仕事や運動などを積極的に行いやすいです。節約をするなら、外食から自炊への切り替えなど、健康面で有利に働く手段に限定しましょう。
 

自分への投資を惜しまない! 教育と交際

自分への投資として、以下の2点はお金をかけるだけの価値があります。
 

・教育

新しいスキルや知識の習得は、自分の市場価値を高めることにつながります。そのためには、参考書の購入やセミナーへの参加なども必要になるでしょう。英会話やプログラミングの体験授業のように無料で学べるケースもあります。
 
ただし、継続的に高度な教育を受けたいなら、やはり支出が生じることは避けられません。これを受け入れて計画どおりに成長できれば、好条件での転職や起業なども可能ですし、コストの回収も容易になるでしょう。
 

・交際

ビジネスにおいて、人脈は収益に直結する大事な資産にほかなりません。プライベートで困った場合に助けてもらえるなど、良好な人間関係が有効に働くことは多いです。
 
ただし、自分が必要なときだけ呼びかけていると、相手は嫌気がさして離れていくかもしれません。交際を途絶えさせず、ある程度のスパンで会うことが基本的な対策です。
 
交通費など複数の費用はかかりますが、損得勘定を抜きにして末永く付き合える仲間や知り合いを増やしておきましょう。
 

妥協は不要! 最適な環境づくり

環境の良しあしにより、生活や仕事のクオリティーは変わります。以下に挙げる2点は、最初からお金をかけて準備しておくことが望ましいです。
 

・家電や家具

一般的に、家電や家具は高価であるほど仕様が優れており、期待どおりの効果を得やすいです。また、イニシャルコストが高くても、トータルで見ると出費を抑えられるケースが少なくありません。
 
例えば、省エネ性能が優れた最新式のエアコンは、旧式のモデルよりランニングコストが低くなるでしょう。
 
また、広い収納スペースを持つラックや、耐久性の高いテーブルなどを選ぶと、買い足しや買い替えによる出費が生じにくくなります。長期的な視点で支出を捉え、満足度が高そうなアイテムをそろえるのが得策です。
 

・インターネット

オンラインショッピングやSNSなど、インターネットは広く活用されています。1人暮らしで他者と接触が少ないなら、情報収集や連絡の手段として必須のケースもあるでしょう。
 
また、働き方改革で導入が進んでいたテレワークは、新型コロナウイルスの感染対策として一気に普及しました。このように、インターネットは情報化社会のインフラとして欠かせないものです。
 
通信の快適性や安全性が低ければ、さまざまな面で支障が生じかねません。支出が増えたとしても、信頼できるネットワーク環境を整えておく必要があります。
 

お金の使いどころをしっかり見極めよう!

1人暮らしに節約は必要ですが、お金をかけたほうがよい事柄もあります。生活費を削ろうとして食事を質素にするのはよくありません。教育や交際での支出を惜しまないなど、自分に投資することもポイントです。
 
また、環境を妥協せずに構築したほうが、結果的に節約になるケースもあります。これらの情報を踏まえて、お金の効果的な使いどころを把握しておきましょう。
 

出典

総務省 家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果の概要
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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