更新日: 2023.04.29 その他家計

ついつい買ってしまうビニール傘…。もし購入しなかった場合の節約効果って?

ついつい買ってしまうビニール傘…。もし購入しなかった場合の節約効果って?
日本には梅雨があり、それ以外の季節でも雨や雪の降る機会は決して少なくありません。その際の必需品となる傘ですが、突然の雨にコンビニなどで、ついついビニール傘を買ってしまった経験を持つ人も多いでしょう。
 
買ったあとで「もったいなかった」と思ったことのある人もいるのではないでしょうか。ビニール傘の購入を控えた場合、どの程度の節約効果があるのか、本記事では傘の所有数や価格などを踏まえて紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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ビニール傘の所有数や価格は?

株式会社ウェザーニューズでは、スマホアプリ「ウェザーニュース」の利用者を対象に「傘」に関するアンケート調査「傘調査2022」を実施しました。それによると、雨具の中でもっとも使用頻度の多いものは「傘」となっています。雨具のうち、ビニール傘をもっとも多く使うと回答した人は全体の26%です。ビニール傘以外の長い傘の47%につぐ割合でした。
 
男性に関してはビニール傘をもっとも使う人の割合は31%で、女性は16%となっています。ビニール傘は、女性よりも男性に好まれていることがうかがえます。また、傘の所有数は平均4.2本で、そのうちビニール傘は1.6本という結果でした。
 

・傘1本の価格

同アンケートで普段使用している傘1本の価格を尋ねたところ、もっとも多い回答は26%で「1000円」でした。22%で「0〜500円」がつづき、19%が「2000〜2500円」と回答しています。中央値は1500円です。
 
コンビニ最大手のセブンイレブンでは、複数のビニール傘を取り扱っています。安い価格帯のものでは600円台から、高いものは税込で1500円ほどのビニール傘もあります。そのほかのコンビニでも、ビニール傘は同様の価格帯となるでしょう。同アンケートの結果はビニール傘に限ったものではありません。
 
しかし、コンビニで購入可能なビニール傘と同等か、それよりも少し高い程度の傘を多くの人が所有していることがうかがえます。
 

傘をさす雨の強さの基準

雨をさすタイミングは、人によって異なります。株式会社ウェザーニューズの「傘調査2022」によると「パラパラ弱い雨から」傘をさすと回答した人が、全体の55%で最多でした。次に多かった回答は「サーッとしっかり降ったら」で32%、さらに「ポツッとでも降ったら」が10%という結果になっています。
 
傘をさす雨の強さの基準は、コンビニなどでビニール傘を購入するかどうかを決定する基準にもなりえるでしょう。傘をさす雨の強さの基準を厳しくすることで、傘の購入頻度を減らし、節約へとつながる可能性が高まります。
 

ビニール傘を購入しなかった場合の節約効果

株式会社プラネットは、「傘・雨具に関する意識調査」を実施。それによると、想定外の雨が降った際や雨具を忘れた際に傘などを購入することは「年に1度もない」と回答した人が44.4%で最多でした。
 
「年に1回未満」と回答した人の割合は33.9%で、11.1%の人が「年に1回程度」と回答しています。「年に6回以上」と回答した人も1.1%いました。ビニール傘はコンビニなどで手軽に購入できるものの、年に何度も購入する人は少数派であることが、同調査からはうかがえます。
 
仮に、想定外の雨などに対し年に1回程度、傘を購入するとしましょう。そのような人は、コンビニでのビニール傘の購入を控えることで、年間に600〜1500円の節約効果が得られます。
 
購入頻度が多く年に5回ほどコンビニでビニール傘を購入する人で、そのすべてを控えた場合は、年間で3000〜7500円の節約となります。そこまで大きな節約効果は得られないものの、ビニール傘1本でもお弁当と飲み物を合わせた程度の価格になると考えれば、雨の程度によっては購入を控える価値が出てきそうです。
 

ビニール傘を購入しなかった場合の節約効果は限定的

コンビニでは、ビニール傘を安いものでは600円台から、高いものでも1500円程度で購入可能です。年間に何十本も購入するものではないため、ビニール傘の購入を控えても節約効果は限定的でしょう。
 
しかし、あまり強くはない雨であれば、我慢をすることでビニール傘の購入は避けられます。弱い雨でもついつい購入してしまう人は傘をさす雨の強さの基準を厳しくするなど、節約術の一つとして見直す価値はありそうです。
 

出典

株式会社ウェザーニューズ 傘調査2022 結果まとめ

株式会社プラネット 傘・雨具に関する意識調査

セブンイレブン その他生活雑貨

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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