更新日: 2023.04.28 その他家計

まだまだ値上げラッシュは続く… 2023年4月に値上げしたものは?

まだまだ値上げラッシュは続く… 2023年4月に値上げしたものは?
2022年から食品の記録的な値上げが続き、2023年3月末時点で2万品目以上の食品が値上げしています。しかし、一体なぜ食品の値上げが加速しているのでしょうか。
 
本記事では、食品の値上げが加速している理由について解説します。また、2023年4月までに値上げ予定の食品についても項目ごとに紹介しますので、ぜひあわせて参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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食品の値上げが加速している理由

現在日本で食品の値上げが加速している理由は、次に挙げる3つがあります。


・原材料価格の上昇
・人件費の上昇
・輸送費の上昇

「値上がり」とは、モノやサービスの価格が高くなることであり、値段が高くなることのほか、値段は変わらないものの内容量が減ったり、サイズが小さくなったりすることもあります。
 
今後も食品の値上げが続く可能性があるため、しっかりと3つの理由について抑えておきましょう。
 

原材料価格の上昇

生産量が低下すると、原材料価格が上昇し食品の価格が値上げされます。近年では世界中で地震や津波による自然災害や記録的な猛暑による被害が起きており、農作物の生産に影響を及ぼしています。
 
また、ロシアによるウクライナ侵攻によって物流が停滞・混乱し、小麦などの食品の国際価格が上昇しました。値上げの理由が、99%以上の食品において「原材料高」とあると報道されていることから、原材料は食品の値上げの大きな原因の一つであることが分かります。
 

人件費の上昇

新型コロナウイルスによる経済状況の悪化により、人件費を確保するために値上げをしている企業も少なくありません。
 
人件費が上昇すれば製造原価が上がるため、利益を確保するために食品の値上げが必要になります。
 

輸送費の上昇

2021年は130円台だったガソリン価格が、2022年に入ると原油価格の高騰により1リットルあたり170円前後で推移するようになりました。政府が補助金を導入したことなどから、2023年4月20日現在では2022年より安くはなったものの、食品の値上がりに大きな打撃を与えているでしょう。
 

4月までに値上げ予定の品物とは?

原材料や輸送費、人件費の上昇により食品の値上がりが続いています。
 
2023年3月までにも加工食品をはじめ、すでに多くの食品が値上がりしていますが、4月に値上げ予定の品物にはどのようなものがあるのでしょうか。
 
4月は調味料や乳製品などを中心に、5000品目を超える食品の値上がりがある見通しです。5月以降も4000品目前後の値上がりされる予定なので、スーパーで買い物をする方はぜひチェックしておきましょう。
 

2023年4月に値上がりした、主な5つの食品分野

2023年4月に値上がりした、主な5つの食品分野は次のとおりです。


・加工食品
・調味料
・酒類、飲料
・菓子
・乳製品

加工食品は、ハム・ソーセージ、冷凍食品、麺製品など、4月に値上げする食品のなかでももっとも多く3800品目以上となります。
 
次いで、しょうゆやソース、ケチャップなどの調味料も値上げが急増しており、2023年2月に続き4月は2番目の多さといわれています。特に、サバや煮干しの供給不足による「だし」の原料が上がっています。
 
飲料は焼酎やワイン、ウイスキーなどの酒類からスポーツドリンク、ゼリードリンクなどの飲料が値上がりします。菓子類ではスナック菓子やチョコレートやグミ、シュークリームやケーキなども値上げされます。
 
乳製品はヨーグルトやチーズ、バターなどの多くの食品が値上げをします。4月の食品の値上げではメーカーによって金額は異なるものの、20%近く値上げするものも多くあります。
 
酒類に至っては50%以上値上げの見通しとなる製品もあることから、食費がカツカツにならないためにもしっかりと貯蓄や節約を検討する必要があるでしょう。

今後もさらなる食品の値上げが予想される

2023年3月まで主に加工食品をメインに食品の値上げが続いています。2023年4月は加工食品や調味料、酒類・飲料、菓子、乳製品と5000品目以上の食品が値上がりしました。
 
しかし、これで値上がりがストップするのではなく、これから秋口にかけても多くの食品が値上がりするといわれています。
 
食費が高くなり生活が苦しくならないように、改めて家計の見直しをする必要があるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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