更新日: 2023.03.09 家計の見直し

【食費】過度の節約は「逆効果」!? 「まとめ買い」「自炊」どんなことをすればいいの?

【食費】過度の節約は「逆効果」!? 「まとめ買い」「自炊」どんなことをすればいいの?
食料品等の値上げが止まらず、税金や社会保険料の負担も増える中で家計の見直しを考える人も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、特に食費の節約を中心に対策と逆効果にならないために注意したいことを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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過度の節約は逆効果

厚生労働省が発表した2022年(令和4年度)の毎月勤労統計調査で物価変動等を考慮した実質賃金が前年比0.9%減ったことが分かりました。
 
現金給与総額は32万6157円で前年比2.1%増えた一方で、物価の変動等の影響で実質的に使えるお金が減っていることが浮き彫りになった形です。
 
特に、食費は家計全体でも大きな割合を占めるものです。節約を考えたとき、特に食費は生きるために欠かせないため、節約し過ぎると食事の質や健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。
 
健康を害して病院に通い、通院費や薬代などが発生すると、一体何のために節約しているのか分かりません。では、具体的にどのようにすればいいのでしょうか。
 

日持ちする必需品はまとめ買い

米や水、調味料など賞味期限が近くない必需品はできる限り「まとめ買い」をしましょう。まとめて買うことで割引やキャンペーンなどの恩恵を受けられる機会もあります。実店舗だけでなく通販サイトでも「定期便サービス」などを使うことで、単品で買う場合よりもお得になるケースもあります。
 
まとめ買いは量も増えるので、自宅に持って買えるのも大変です。その点通販であれば荷物を届けてくれるので重たい物を持つ必要がなく便利です。
 
ただし、まとめ買いには「買い過ぎて結局節約できていないパターンに陥る」リスクがあります。例えば、アルコール飲料をまとめ買いして在庫が増えると、飲酒量が増えて結果的に支出が増えてしまうケースもあるので注意しましょう。
 

買い物リストを作る

節約するには「余計な物を買わない」のが鉄則です。特に肉や魚などの生鮮食料品はまとめ買いが難しいため「必要な物を必要な分だけ買う」ことが重要です。
 
そのためには自宅の冷蔵庫や保管場所に、「いま何が、いくつあるのか」を把握する必要があります。「在庫リスト」の作成や、冷蔵庫の中の写真をスマートフォンなどで撮影して外出先でもすぐに確認できるようにするなどの工夫をする人もいます。
 
同じ食材を何個も買って賞味期限を過ぎてしまい廃棄してしまっては意味がありません。食品ロスを減らすためにも、スーパーに行く前に「買い物リスト」を作りましょう。買い過ぎ防止のためにも、買い物リストは予算を決めてから作成するのがおすすめです。
 

自炊を増やす

外食は自炊に比べて割高になる傾向があります。できるだけ自炊して節約につなげましょう。もし外食する場合は、ランチタイムなど通常よりも安めの価格で提供されている時間帯に行くのも一つの方法です。
 

まとめ

今回は家計見直しの中でも特に食費の節約について対策や注意点を解説しました。安さを重視するあまり、添加物が多いなど体に良くない食品ばかりを取り続けて、健康を害してしまっては本末転倒です。
 
スーパーを何個も回って食品の値段を比較する人もいますが、あまりおすすめできません。仮に20円安く手に入れたとしても、貴重な時間を浪費してしまう恐れがあるからです。節約に取り組むときは健康や食事の質にも注意しながら、バランスを意識したいですね。
 

出典

厚生労働省 毎月勤労統計調査(令和4年分結果速報)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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