更新日: 2023.02.12 その他家計
電力会社の切り替えはたったの3ステップ! 電気代で大損しないための根本的対策
この記事では、電気代で大損しないための根本的な対策として、電力会社の切り替え方法を解説します。切り替え前に準備すべき事項についても紹介するので参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
電気代が高騰している背景
電気代が高騰している背景として、世界的な規模で資源と燃料価格が高騰しているだけではなく、ウクライナ情勢などの影響により、全ての燃料種で化石燃料価格が急騰していることが挙げられます。
さらに、卸電力取引市場の価格急騰や、円安が続いているという問題もあり、今後も一定期間は高水準の燃料価格が続くと考えられています。
電力会社の切り替え方法
電力会社の切り替えにより、電気代を下げられる可能性があります。電力会社によって電気料金に差があるからです。
実際の切り替え方法は次の3ステップです。
- 1.電気代・電気使用量を調べる
- 2.比較サイトで電力会社を探す
- 3.ネット経由で申し込む
まずは現在の電気代・電気使用量を調べます。電力会社にもよりますが、Web上で確認できたり、電話番号を使用したSMSや自動音声で照会できます。詳細は契約中の電力会社に問い合わせてみてください。
次に、比較サイトで切り替え先の電力会社を探します。基本的な入力項目は以下です。
・居住地域
・個人or法人
・世帯人数
・在宅状況
・現在の電力会社
・プラン名
・アンペア数
・電気使用量
上記のような項目を入力することで、切り替え先の候補が表示されます。電気代の削減が可能な場合、一般的に「初年度〇円節約」などと表示されるので、料金の内訳詳細を確認しましょう。その後、ネット経由で申し込むことが可能です。
料金の安さ以外で電力会社を見極めるポイント
電力会社の切り替えは、料金以外にも見極めたいポイントがあります。電力・ガス取引監視等委員会によると、注意すべきポイントとして、以下の項目が挙げられています。
・小売り電気事業者の社名や連絡先
・いつから電気を供給するのか?
・契約期間はいつからいつまでか?
・契約期間満了後の契約更改手続きはどのようになるのか?
・契約期間内に解約する場合の制約はあるのか? 解約⼿数料などは発生しないのか?
など
まずは候補の電力会社の社名や連絡先を控えた上で、電気事業法に基づいて登録されているかどうかの確認が大切です。資源エネルギー庁のホームページで確認できますが、実際に電力会社にも問い合わせるとよいでしょう。
契約期間や解除に関する条件の確認も行ってみてください。
切り替え前に準備すべき事項
資源エネルギー庁によると、電力会社の切り替えに必要な主な事項として、以下が挙げられています。
・現在の電力会社名
・現在の電力会社のお客さま番号
・供給地点特定番号
・切り替え希望日
供給地点特定番号に関しては、検針票、Webサイト、ダイレクトメールや領収書、契約中の電力会社に問い合わせることで確認できます。
また、「より適切な料金メニューの選択などに必要な事項」として、本人確認書類(自動車運転免許証や健康保険証など)も必要です。
まとめ
今回は、電力会社の切り替え方法や注意事項について解説しました。
電気料金は各電力会社によっても異なるので、切り替えることで削減できる可能性があります。ただし、料金以外にも、契約期間や解除などの条件の確認が大切といえます。
出典
経済産業省 電力・ガス取引監視等委員会 よくあるご質問と回答集
資源エネルギー庁 電力会社を切り替えるには?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部