更新日: 2022.12.21 家計の見直し

【家計の味方】もやしの「置き換えレシピ」でどれだけ節約になる? 1食「250円」の節約になる場合も!

【家計の味方】もやしの「置き換えレシピ」でどれだけ節約になる? 1食「250円」の節約になる場合も!
昨今の物価高騰の影響を受けて、食費を抑えることで節約しようと思っている人はたくさんいるのではないでしょうか。そのためには、自炊することが大切になります。
 
それでは、家計の味方である「もやし」を活用して「置き換えレシピ」を作ることで、1食あたりどれだけ節約できるのでしょう。そして、1ヶ月だとどれだけの節約になるのでしょうか。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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もやしは家計の味方! 価格の優等生

もやしの置き換えレシピと検索すると、上位にはダイエットのレシピが多くみられます。しかし、ダイエット目的ではなくても、食費の節約の面でも頼りになります。もやしは1年を通して価格の変動が少ない食材です。家計の味方といわれるだけあって、比較的価格の安い主食となる炭水化物と置き換えても、節約することができる優秀な食材でもあります。
 
総務省統計局による2022年11月の「小売物価統計調査(東京都区部)」によると、もやしの1キログラムあたりの価格は163円となっています。米(うるち米)の1キログラムあたりの平均は446.6円、ゆでうどんは1キログラム527円、スパゲティは1キログラム660円、食パンは1キログラム500円です。
 
ただし、米やスパゲティは調理すると量が増えます。米は炊飯するとおおよそ2倍になるので、ごはんは1キログラムおおよそ223.3円です。スパゲティはおおよそ2.7倍になるので、ゆでスパゲティは1キログラムおおよそ244.4円です。
 

もやしの置き換えレシピ、どれくらい節約になる?

まずは、もやしと主食との置き換えレシピとして「もやしチャーハン」や「もやしオムライス」、「もやし焼きそば」や「もやしラーメン」などがあります。チャーハンやオムライスは、もやしを細かく刻んで炒めることで、米の代わりとして調理します。
 
1食あたりのごはん200グラムは、おおよそ44.7円です。もやしは200グラムで32.6円なので、1食あたり12.1円の節約ができます。中華麺は200グラムだと89円なので、1食あたり56.4円の節約ができます。
 
それでは、メインのおかずをもやしに置き換えるとどうなるでしょう。置き換えレシピとして「もやしハンバーグ」や「もやしカツ」などがあります。
 
メインのおかずの場合は、置き換えといっても肉の代わりにすべてもやしにするのは難しいので、肉の一部をもやしに置き換えます。合挽きミンチは輸入品で1対1の割合の場合、100グラムあたり243円です。200グラムのハンバーグの半分をもやしに置き換えると226.7円節約できます。
 
とんかつ用の豚ロース(輸入品)は200グラムで340円です。置き換えレシピでは、ロース肉を半分の100グラムにして厚さの半分の位置に切り込みを入れます。そこにもやしを詰め込み、厚みのかさ増しをします。もやしは50グラム前後しか入らないとするとおおよそ8.2円分なので、161.8円の節約になります。
 

1ヶ月続けるとどれだけ節約になるのか

主食をもやしに置き換えると、1食あたり10~60円の節約ができます。メインのおかずをもやしに置き換えると、1食あたり150~250円の節約になります。1日3食置き換えをすると、30~750円の節約です。1ヶ月31日だと、930~2万3250円にもなります。
 

もやしを活用して節約しよう!

もやしの置き換えレシピで節約することで、1食あたり10~250円の節約をすることが可能になります。ただし、もやしは水分の多い野菜なので、食べごたえや腹持ちを考えると元々の食材である米や肉のようにはいかないかもしれません。
 
そのため、1回の食事の量を増やすという場合は、少し節約できる金額も少なくなってしまうでしょう。また、価格の優等生のもやしにも最近では物価高騰の影響が出始めているので注意が必要です。
 

出典

総務省統計局 小売物価統計調査(動向編)調査結果

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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