更新日: 2022.08.20 家計の見直し
一人暮らしで食費は「5万」です。節約するにはどうすればいいでしょうか?
この記事では、単身世帯における1ヶ月当たりの食費の目安とおすすめの節約方法を紹介しています。以下の情報を参考にすれば、現在の食費を見直し、節約のポイントをつかめるはずです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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単身者世帯における食費の目安
一人暮らしの食費を評価するにあたり、確認しておきたいのが単身者世帯における食費の平均です。
総務省統計局が発表している「2021年度家計調査 家計収支編 単身世帯」によると、2021年度における単身者世帯の食費は平均3万8410円/月です。ただし、単身者世帯の食費は性別や年齢で異なります。
・男性の食費
同資料によると、男性の食費は平均4万2332円/月です。年齢別では、34歳以下が平均3万9821円/月、35~59歳が平均4万6817円/月、60歳以上が平均3万9804円/月、65歳以上が平均3万8503円/月となっています。女性の食費はどれくらいなのでしょうか。
・女性の食費
同資料によると、女性の食費は平均3万4981円/月です。年齢別では、34歳以下が平均2万9405円/月、35~59歳が平均3万4616円/月、60歳以上が平均3万6471円/月、65歳以上が平均3万6216円/月となっています。
・月の食費5万円は平均より多い
以上のデータから、1ヶ月当たりの食費5万円は、平均よりも多いといえるでしょう。どのように節約すればよいのでしょうか。
単身世帯におすすめの食費節約方法
効果的な食費の節約方法はライフスタイルで異なります。具体的には、自炊派と外食派で異なるといえます。
それぞれにおすすめの節約方法は次の通りです。
・自炊派におすすめの節約方法
外食よりも自炊が多い方は、月の食費をあらかじめ決めておくと節約しやすくなります。予算をもとに食材の買い出しを行えるからです。
食材の買い出しでは、プライベートブランド(PB)商品や割引商品などを積極的に選びます。よく使う食材は、安くなっているタイミングでまとめ買いしておくと大きな節約につながります。
食材にもよりますが、使いきれないものは冷凍しておくと長持ちします。小分けしてから冷凍すると、使用する分だけ解凍できるため便利です。あるいは、使いきれないものを活用して常備菜を作ってもよいでしょう。
・外食派におすすめの節約方法
自炊よりも外食が多い方は、外食の回数を減らすことが重要です。自炊の回数を増やせば、それだけで食費を節約できるケースが少なくありません。
難しい場合は、冷凍総菜を自宅に届けてくれるサービスの利用もおすすめです。あるいは、「持ち帰り」や外食チェーンの利用回数を増やして、1食当たりの単価を引き下げることも考えられます。「持ち帰り」であれば「軽減税率」が適用されるため、節約につながるでしょう。
コンビニの弁当を頻繁に購入している場合は、スーパーの弁当に変更すると食費を抑えられる可能性があります。コンビニよりもスーパーの弁当のほうが安いケースが多いからです。スーパーを利用するのであれば、弁当から総菜への変更も検討しましょう。ご飯だけを自宅で用意して総菜に変更すると、弁当を購入するよりも食費を抑えられるケースが多いでしょう。
無理のない範囲で食費を節約しましょう
一人暮らしで月の食費が5万円かかっている場合は、平均よりもやや高いと考えられます。気になる方は節約を心がけるとよいでしょう。例えば、予算を決めて自炊をする、冷凍総菜を活用するなどの方法で節約できます。
ただし、無理をしすぎると長続きしません。食べる楽しみは残しつつ、自分に合っている方法で無駄を省くことが重要です。
出典
総務省統計局 家計調査家計収支編単身世帯
総務省統計局 家計調査家計収支編単身世帯
総務省統計局 家計調査(2021年)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部