最終更新日: 2019.01.10 公開日: 2018.05.18
家計

毎月貯めているはずが、いつの間にかなくなる“3つの家計あるある”とは?

「とりあえず○万円よけています」「あまったらなるべく貯めています」と話すは比較的多いです。そしてこのあとに続く言葉は、たいてい「それなのに貯まりません」なのです。
 
派手な暮らしでもぜいたくでもなく、突出して何か大きくお金がかかっているわけではない家計にありがちな「貯めているのにいつのまにかお金がない」状態。
 
どうしてそうなるのか、よくある3つのパターンを紹介します。
塚越菜々子

Text:

Text:塚越菜々子(つかごし ななこ)

CFP(R)認定者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
お金の不安を賢く手放す!/働くママのお金の教養講座/『ママスマ・マネープログラム』主催
お金を貯める努力をするのではなく『お金が貯まる仕組み』づくりのサポート。保険や金融商品の販売を一切せず、働くママの家計に特化した相談業務を行っている。「お金だけを理由に、ママが自分の夢をあきらめることのない社会」の実現に向け、難しい知識ではなく、身近なお金のことをわかりやすく解説。税理士事務所出身の経験を活かし、ママ起業家の税務や経理についても支援している。
https://mamasuma.com

詳細はこちら
塚越菜々子

執筆者:

Text:塚越菜々子(つかごし ななこ)

CFP(R)認定者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
お金の不安を賢く手放す!/働くママのお金の教養講座/『ママスマ・マネープログラム』主催
お金を貯める努力をするのではなく『お金が貯まる仕組み』づくりのサポート。保険や金融商品の販売を一切せず、働くママの家計に特化した相談業務を行っている。「お金だけを理由に、ママが自分の夢をあきらめることのない社会」の実現に向け、難しい知識ではなく、身近なお金のことをわかりやすく解説。税理士事務所出身の経験を活かし、ママ起業家の税務や経理についても支援している。
https://mamasuma.com

詳細はこちら

すぐ使うお金を貯めているだけ

「月に4万は必ずよけています」と家計の相談で自信たっぷりに話す人がいました。その人は給料のうち2万円を財形貯蓄に入れ、さらにもう2万円を別口座に指定して振り分けていました。
 
これで年間48万円を確保しているとのことです。ですが、「4年前に比べてお金がほとんど増えていっていない」と言っていたのです。
 
家計の相談で了承をいただき、通帳を見せてもらいました。すると、お金を貯めている口座のはずが、お金を引き出している記帳が年間にいくつもありました。
 
それぞれ内容を見てみると「固定資産税」や「車検」、ときどきお金が足りなくてこの口座から借りたものとのことです。
 
こうなるとこの2万円分は、その人が思ってる「貯まっていくお金(貯金)」とは違ってきます。固定資産税も車検も、金額はさておき支払うことが決まっているものです。
 
それに使ってしまうのだとしたら、貯金ではなく一時的によけてあるようなものです。
 
「袋分け」に近い感覚ですね。毎月2万円貯めている感覚かもしれませんが、1年以内に使われてしまうお金を「貯金」だと判断していたとしたら「いつの間にかくなっている」と感じてしまうかもしれません。
 
長い期間にわたって貯めていく『貯金』と比較的近い時期に『使うお金』はしっかりと分けておくことをお勧めします。
 

ボーナスに手を付けるクセがある

ボーナスはとてもありがたい収入である一方、うまく付き合わないとボーナスが出なくなる定年後などに、非常に苦労するものです。日本は給与に対してボーナスの比率が高いことも多いので、年に2度ほど「非日常」の大きいお金が振り込まれます。
 
これを給与振込口座という「日常」のお金に混ぜてはいけません。ボーナスを使ってはいけないというわけではありませんが、日常のお金は極力日常の給料で回るようにし、特別な支出や少々のご褒美を除いて、別口座に入れてしまうのが貯蓄への近道です。
 
家計の赤字補填をボーナスでしたり、普通預金にいつまでも入れっぱなしにしてなんとなく手を付けてしまえば、気づいたら数十万のボーナスがなくなっている。
 
何に使ったかはよくわからない、ということが起こりかねません。
 
まずは一度別口座によけ、使うにしても何のために使ったのか意識することで「いつの間にかない」ということは避けられるはずです。
 

節約に意識が向きすぎている

意外にクセモノなのが「節約」という意識が強いことです。もちろん無駄遣いをなくすように意識していくことは必要ですが、節約といわれる行動にこだわるあまり「結果的に節約でない」「時期を間違った節約」になってしまいがちです。
 
安くなるからと今必要でないものをまとめ買いする。買おうと思っているものでもわざわざバーゲンまで待つ。燃費が良くなりガソリン代が減るからと車を買い替える。
 
などお金を使う判断基準が「目先で安いか高いか」だけになってしまっていると、支出に見合った満足が得られないままになります。
 
その不満足感を埋め合わせるために別のものを買ったり、必要なときに必要なものが手元にないゆえに、無駄な出費があることになってしまうのです。
 
本人は「節約している」意識が強いにもかかわらず、努力の割には貯まっていないということになります。
 
こういう場合は、出ていくお金を少なくすることに意識を向けるより、出ていくお金と満足感を近づけていくようにしたほうが効果高いです。
 
頑張っているのに貯まらない、ということほど残念なことはありません。
 
貯めているはずなのにいつの間にかお金がないだとか、思ったほど貯まっていないということが起きているのだとしたら、努力の矛先を少し変えてみることが効果的かもしれませんね。
 
Text:塚越 菜々子(つかごし ななこ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
お金の不安を賢く手放す!/働くママのお金の教養講座/『ママスマ・マネープログラム』主催



▲PAGETOP