FINANCIAL FIELD編集部
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執筆者の詳しい情報はこちら医師が転職する際に活用する転職サイトにはさまざまなものがあります。非公開求人を含めた求人数の違いだけでなく、担当コンサルタントのサポートや全国の拠点数、母体となる会社や医師求人以外の事業内容、サイトの使いやすさなどもそれぞれ異なります。
医師としてのキャリア形成やライフプランのターニングポイントとなる転職活動を成功させるためには、転職サイトの特徴やデメリットを知り、自分にあった会社を選ぶ必要があります。
この記事では、人材紹介大手のリクルートグループの医療分野に特化した人材採用支援事業を展開する「リクルートドクターズキャリア」の特徴や他の転職サイトとの違いについて解説します。
「転職サイトをどこにするか迷っている」、「リクルートドクターズキャリアに登録するか検討している」、「今利用している転職サイトのサービスに満足できない」こういった方は、転職サイト選びやコンサルタントをうまく活用するための参考となりますので最後までご一読ください。
目次
リクルートドクターズキャリアの基本情報
リクルートドクターズキャリアはどのような転職エージェントなのでしょうか、運営会社の基本情報を紹介します。
リクルートドクターズキャリアの運営会社
リクルートドクターズキャリアを運営する株式会社リクルートメディカルキャリアは、日本最大級の求人・転職サービスを展開する株式会社リクルートを母体とする会社です。
医師紹介事業の歴史は古く、1979年に設立後、1980年から医師人材紹介事業を開始し、2011年には薬剤師紹介事業「リクナビ薬剤師」をスタートしています(図表1参照)。
図表1
商号 | 株式会社リクルートメディカルキャリア |
本社 | 東京都千代田区丸の内1-9-1 グラントウキョウノースタワー40階 https://www.medical-res.co.jp/ |
設立 | 1979年9月 |
資本金 | 4500万円(株式会社リクルート100%出資) |
事業所 | 東京・名古屋・大阪・福岡 |
事業内容 | 【医師・薬剤師転職支援事業】 【医師・薬剤師採用支援事業】 |
事業免許 その他 |
・厚生労働大臣許可・有料職業紹介事業 13-ユ-080058 ・2021年11月、厚生労働省委託事業「医療・介護・保育分野における適正な職業紹介事業者の認定制度」において、医療分野の第1回適正事業者に認定 ・プライバシーマーク認定事業者 |
株式会社リクルートメディカルキャリア公式サイトを基に作成(2023年12月時点)
転職サイトは、常勤・非常勤の求人情報が検索できるほか、さまざまな転職事例、医療業界の動きや働き方に役立つ記事が掲載されています。
サイトの検索条件として、勤務地や診療科目など以外に、働き方について「当直なし」「オンコールなし」「残業なし」などで検索できるほか、スキル・経験では「後期研修医歓迎」「専門医・指定医取得可」「学会補助あり」などの条件で求人を探すことができます(図表2参照)。
図表2
対応勤務形態 | 常勤・非常勤 |
求人数 (2023年1月時) | 常勤:約1万3000件 非常勤:約5800件 |
非公開求人 | あり |
対応地域 | 全国 |
対応診療科目 | 【内科系】 一般内科・総合内科、消化器内科、循環器内科、神経内科、呼吸器内科、心療内科、内分泌内科・糖尿病内科・代謝内科、老人内科、腎臓内科、血液内科・腫瘍内科、訪問診療 【外科系】 一般外科、整形外科、脳神経外科、消化器外科・肛門外科・肝胆膵外科、形成外科、呼吸器外科・胸部外科、心臓血管外科、乳腺外科・内分泌外科・甲状腺外科、泌尿器科、婦人科・産婦人科 【その他】 麻酔科、総合診療科、精神科、眼科、小児科・新生児科・小児外科、皮膚科、耳鼻咽喉科、放射線科、リハビリテーション科、救命救急、美容外科・美容皮膚科、病理科・病理診断科・臨床検査科、人工透析、緩和ケア、人間ドック・健診、産業医、老健施設、その他 |
施設形態 | 一般病院・療養病院・精神病院・リハビリ病院・クリニック・老人保健施設・その他医療機関・製薬企業・一般企業 |
公式サイト | https://www.recruit-dc.co.jp/ |
リクルートドクターズキャリア公式サイトを基に作成(2023年1月時点)
リクルートドクターズキャリアの特徴
他の転職エージェントとの違いはどういった点にあるのか、リクルートドクターズキャリアの特徴について紹介します。
求人数
求人数は、常勤約1万3000件、非常勤約5000件、その他非公開求人が1万件以上あります(2024年1月時点)。 また、薬剤師の求人情報サイト「リクナビ薬剤師」では、薬剤師の多数の求人情報の取扱いがあります。
国内最大級の人材紹介会社の医師特化サービス
リクルートドクターズキャリアは、人材紹介大手の株式会社リクルート100%出資の子会社で、医療分野に特化し、医療機関と医師をつなぐさまざまなサービスを提供しています。
1979年設立と他の転職サービスと比較しても歴史が長く、会社の規模・実績とも安心できる会社といえます。
医師と医療機関をつなぐさまざまなサービスを展開
運営会社の株式会社リクルートメディカルキャリアは、医師・薬剤師の紹介事業のほか、医療に関するさまざまな人材サービスを展開しています。
●採用代行サービス(全国350以上の医療機関の導入実績)
●医師スカウトサービス
●医師エグゼクティブエージェントサービス
●医院・薬局承継プログラム
人材大手の求人・転職ノウハウをもとに、医療機関に対するきめ細かい人材支援サービスを通じて、全国の医療機関と深いつながりを構築しています。
リクルートドクターズキャリアの魅力・メリット
数多くある医師転職エージェントの中で、リクルートドクターズキャリアの魅力やメリットはどういったところにあるのでしょうか。
業界最大手グループの長年にわたる実績とノウハウがある
リクルートドクターズキャリアには、人材紹介最大手のリクルートの子会社として、さまざまな業界・職種の転職に関するノウハウがあります。それに加え、創業以来40年を超える医師の人材紹介事業の中で蓄積された実績とノウハウもあります。
そういった意味では、リクルートドクターズキャリアのコンサルタントの転職に関する知識やスキルに関して他社にはない強みがあり、転職活動の中で役立つこともあるでしょう。
キャリアコンサルタントの提案力・交渉力が強い
リクルートドクターズキャリアの「コンサルタント」は、医師が転職に際して重視するポイントや不安に感じる点に対して、その時々の状況に応じて提案やアドバイスをしてくれるところが評価されています。
転職事例の口コミの中には、医療機関同士の比較資料や患者層・患者数の分析資料など、転職の判断を左右する提案資料を作成してもらえたことが良かったという評価があります。
また、さまざまな勤務条件や待遇面について、100%希望通りの求人を見つけることは難しい場合もあり、その際、条件を満たさない求人については、医療機関側との交渉が必要となりますが、リクルートドクターズキャリアのコンサルタントの交渉力は、高く評価されている口コミが多く見受けられます。
医療業界だけでなく、40年以上にわたる実績と経験から蓄積された転職ノウハウや医療機関向けの医師スカウトサービスで培った経験がキャリアコンサルタントの交渉力の高さにつながっています。
マネジメントやエキスパート医師に特化したサービスがある
リクルートドクターズキャリアでは、医療機関から特にニーズが高い、各診療科のマネジメント層やエキスパート医師の紹介に特化した「医師エグゼクティブエージェントサービス」を提供しています。
「医師エグゼクティブエージェントサービス」は、全国の医療機関から聞き取りしたニーズに対して、院長や部長クラスのマネジメント経験者や高い専門性、技術など、経営強化や成長を推進できるミドル層以上を中心に紹介するサービスです。
そのため、こういった医療機関側のニーズを満たせる医師やそれまでの高い専門性やキャリアを活かせる医師であれば、通常の転職活動とは異なるサービスを通じて求人の紹介を受けられる可能性があります。
リクルートメディカルキャリアのデメリット&解決策
一方でリクルートドクターズキャリアのデメリットとしてどういったことが考えられるでしょうか、解決策を含めて紹介します。
他の転職エージェントと比べ求人数は多くない
図表3は、リクルートメディカルキャリアの求人数と他の転職エージェントの求人数を比較したものですが(2023年12月時点)、大手転職エージェントの中で、求人数は常勤、非常勤とも多いとはいえません。
図表3
転職エージェント | 公開求人数 | |
---|---|---|
常勤 | 非常勤 定期アルバイト |
|
リクルートドクターズキャリア | 約1万3000件 | 約5800件 |
医師転職ドットコム | 約2万7000件 | 約1万7300件 |
民間医局 | 約1万6500件 | 約8700件 |
エムスリーキャリアエージェント | 約1万5100件 | 約7500件 |
Dr.転職なび | 約1万4500件 | 約6900件 |
マイナビDOCTOR | 約1万4100件 | 約1万4900件 |
ドクタービジョン | 約1万2600件 | 約5400件 |
リクルートドクターズキャリア公式サイト/医師転職ドットコム公式サイト/民間医局公式サイト/エムスリーキャリアエージェント公式サイト/Dr.転職なび公式サイト/マイナビDOCTOR公式サイト/ドクタービジョン公式サイトを基に作成(2023年12月時点)
解決策
転職活動する上で情報量はもっとも大切な要素の1つです。そのため他の各転職エージェントを併用することで非公開求人を含め求人数の不足をカバーしたほうが良いでしょう。
リクルートドクターズキャリアでは拠点が全国の主要都市4ヶ所となっていますので、地方で転職活動をする場合は、全国に拠点を構え、地方都市にも強い転職エージェントと併用するとよいでしょう。
全国対応でも拠点数は多くない
全国を対象とする医師転職エージェントがほとんどの中、リクルートドクターズキャリアの拠点数は他の転職エージェントと比較しても多いとはいえません(図表4)。 そのため、登録後の面談もWEB面談で実施される場合も多いと考えられます。
コンサルタントとの面談では、勤務条件や待遇面での詳細な希望条件の確認もありますが、将来のキャリア形成やライフプランを含めた相談を直接会ってしたいという方もいるでしょう。
また、転職活動の間、きめ細かいサポートを希望する場合、拠点数の少なさがデメリットとなる場合があります。
図表4
転職エージェント | 全国の拠点数 |
---|---|
リクルートドクターズキャリア | 4拠点 |
DtoDコンシェルジュ | 23拠点 |
民間医局 | 17拠点 |
ドクタービジョン | 12拠点 |
マイナビDOCTOR | 13拠点 |
医師転職ドットコム | 7拠点 |
Dr.転職なび | 7拠点 |
エムスリーキャリアエージェント | 2拠点 |
リクルートメディカルキャリア 会社情報/総合メディカル株式会社 本社・営業拠点/民間医局 民間医局を運営するメディカル・プリンシプル社について/ドクタービジョン 厚生労働省がすすめる「医療分野における適正な有料職業紹介事業者」に認定されました/マイナビDOCTOR 拠点一覧/医師転職ドットコム 株式会社メディウェルについて/Dr.転職なび 運営会社・エムステージについて/病院経営事例集 運営会社を基に作成
解決策
直接の面談や転職活動のきめ細かなサポートを希望する場合、どこまで希望をきいてもらえるのかをまずは確認しましょう。
キャリア形成やライフプランの相談、面接や施設見学の同行など、コンサルタントとの直接面談がどこまで必要かは人それぞれですが、希望に添わない場合は他の転職エージェントを併用することも検討しましょう。
コンサルタントのサポートやスキルに違いがある
リクルートドクターズキャリアのサイトでは、コンサルタントの紹介も積極的に行われています。
ただ、キャリア形成やライフプランの相談、求人情報の提案、条件交渉、あるいは転職活動の進め方などはコンサルタントによって差が出ることがあります。
転職事例においても、節目で転職希望者への的確な提案や助言をしてくれたり、アドバイスが転職成功につながったという口コミもありますが、すべてのコンサルタントに共通するものばかりではないでしょう。
子育て中の女性医師の転職活動では、コンサルタントに育児経験があり、育児に要する時間や負担などに共感してもらえる担当者であったことから相談しやすかった、転職活動自体をすすめやすかったと事例もあります。
解決策
コンサルタントの質や対応は、登録前に知ることは難しいため、登録後の初回面談の機会が大切になります。
初回面談時では、希望する勤務条件や待遇などの確認が行われますが、転職者側からもコンサルタントの質や人間性、対応方法などを知るための積極的な質問をすべきでしょう。
より具体的な質問や条件を伝えることで、コンサルタントの提案も具体的になりやすく、知識やスキル面の判断材料にもなります。
また、転職活動を続ける中で、連絡やコミュニケーションの取り方などで認識の違いが出る場合もありますので、連絡方法や時間帯、どういった場合に連絡が欲しいかなどもできるだけ具体的に伝えるようにしましょう。
その上で、どうしてもコンサルタントの対応や質に納得できない場合は、コンサルタントの変更を申し出ることも検討すべきです。
リクルートドクターズキャリアで転職を成功させるポイント
リクルートドクターズキャリアで転職を成功させるためには、どういった点に注意すれば良いのでしょうか。転職成功のポイントについて紹介します。
これまでの経験や将来のキャリアプランを明確にする
リクルートドクターズキャリアはコンサルタントの質に定評がありますが、そのサポートを有効活用するには、自分のキャリア、希望するライフプランやライフスタイルを明確にすることが大切です。
これまでの経験や取得した技術、将来のキャリアプランをしっかり伝えられるように準備し、転職市場の動向などを確認しながら、自分の強みやアピールできるポイントを伝えましょう。
その上で、希望する条件や待遇面についても優先順位も含め伝えることで、長期の視点で見た場合でもミスマッチの少ない求人情報の提供を受けることができます。
地域によって求人数に違いがある
全国に4つの拠点を構えるリクルートドクターズキャリアですが、求人数は医療機関数の違いもありますが、地域によって差があります(図表5参照)。
そのため、特に求人数が少ない地域で転職活動を行う場合、コンサルタントのサポートを受けにくい場合がありますので、他の転職エージェントの活用も踏まえすすめる必要があります。
図表5
地域 | 常勤医師 求人数 |
---|---|
北海道 | 680件 |
東北 | 990件 |
関東 | 4552件 |
中部 | 2132件 |
関西 | 1858件 |
中国 | 726件 |
四国 | 410件 |
九州・沖縄 | 1756件 |
リクルートドクターズキャリア公式サイトを基に作成(2023年12月時点)
リクルートドクターズキャリア利用者の転職事例
リクルートドクターズキャリアを利用して転職した医師の事例を年代別に紹介します。
※事例の記載内容については、リクルートドクターズキャリア公式サイトに掲載の転職成功事例を編集しています。
20代医師の転職事例
●ERを併設しており、専門医取得ができる施設で働きたい(29歳男性)
図表6
前職 | 現職 | |
---|---|---|
勤務地 | 千葉県 | 神奈川県 |
施設診療科目 | 救急科 | 訪問診療 |
年収 | 1500万円 | 1700万円 |
転職理由 | 外科医として最前線で患者の治療に当たる救急救命に1度は携わってみたいと思った。 | |
重視した条件 | ・ERを併設していること ・専門医取得が可能でそういった体制が整っていること ・ベースの年収がアップすること |
|
入職を決意したポイント | 紹介していただいたのが北米型のシステムを採り入れている病院で、1次〜3次まで幅広い疾患の患者が診られる病院であった。キャリアアドバイザーが過去3年の専門医取得状況なども調べてくれ、実績を知った上で面接に臨めました。 |
●オペの経験を積み、かつ外科に関連する麻酔科標榜医も習得したい(29歳男性)
図表7
前職 | 現職 | |
---|---|---|
勤務地 | 岐阜県 | 三重県 |
施設診療科目 | 一般病院 外科 | 一般病院 麻酔科 |
年収 | 1000万円 | 1100万円 |
転職理由 | 外科医としての後期研修中に、外部から来ていた麻酔科医にお世話になり、興味を持ったことです。手術麻酔だけでなく、ペインクリニック・救急医療・緩和医療など、幅広い仕事があることを知り、麻酔標榜医の資格取得を視野に入れて経験を積みたいと思った。 | |
重視した条件 | ・オペ数が多く指導医となる専門医がいること | |
入職を決意したポイント | 症例も多く、院内の専門各科との連携もスムーズで、チーム医療に積極的に取り組んでいるという点が決定打になったと思います。 |
30代医師の転職事例
●医局を離れ、待遇面に満足できる環境へ(34歳女性)
図表8
前職 | 現職 | |
---|---|---|
勤務地 | 東京都 | 東京都 |
施設診療科目 | 大学病院 眼科 | 一般病院 眼科 |
年収 | 600万円 | 1100万円 |
転職理由 | 卒業以来、ずっと大学病院で働いてきたが、もう限界という思いで転職を決めました。 月の宿直もあり、宿直明けは診療終了まで通常勤務、オンコールも当たり前のようにある一方、 休みの日にアルバイトをしてようやく何とか格好がつく程度の収入でここまで働くのはもう無理と思ったのです。 | |
重視した条件 | ・待遇面が今より改善できること ・勤務地は東京でローンを払えるだけの収入があること |
|
入職を決意したポイント | 週2日は半日勤務、土日休で収入はこれまでの倍近いという、非常に良い条件の病院で希望条件にあったため。 |
●研究開発を通じて医学の発展に従事したい(34歳男性)
図表9
前職 | 現職 | |
---|---|---|
勤務地 | 神奈川県 | 東京都 |
施設診療科目 | 一般病院 内分泌代謝科 | 製薬会社 |
年収 | 1200万円 | 1000万円 |
転職理由 | 院を修了後医局に2年、その後一般病院へ行って3年内科医をしていましたが、目の前の患者を治すだけでなく研究活動も続けたいと感じていました。 製薬会社の研究職なら、研究開発を通じて医療の発展に貢献でき、同時に治験などを通じて臨床の状況を知ることもできると思い転職を希望しました。 | |
重視した条件 | ・製薬会社の研究開発職で、内分泌系の研究者を求めているところ ・実績主義の外資系の製薬会社 |
|
入職を決意したポイント | 仕事はハードですが、やりたかった研究ができるだけでなく、海外出張も多く、学会発表、治験からのフィードバック分析など、さまざまな能力が求められ毎日ワクワクしています。 |
40代医師の転職事例
●脳外と密接な関係のあるリハを学び、トータル診療を目指す(49歳男性)
図表10
前職 | 現職 | |
---|---|---|
勤務地 | 東京都 | 埼玉県 |
施設診療科目 | 一般病院 脳神経外科 | 回復期リハ・リハビリテーション科 |
年収 | 1700万円 | 1500万円 |
転職理由 | 脳神経外科にいると、多くの脳血管障害の患者の手術・治療に当たりますが、急性期の治療が済むと、回復期・慢性期の患者を扱う病院に転送せざるを得ません。 その後のリハビリまでを診てトータル診療をしたいと思うようになった。 | |
重視した条件 | ・リハビリテーション科を持つ病院で専門医取得が可能 ・今の自宅から通勤圏内であること |
|
入職を決意したポイント | キャリアコンサルタントは、私の希望から紹介病院のリハビリテーション科患者の入院・通院の内訳、疾患別の内訳などを調べてくれました。さらに経営状況などについても教えていただき、具体的なデータを知った上での面談で安心できました。49歳という年齢も考えて、受け入れ側との相性も配慮して紹介してくれていたとのことでした。 |
●当直・オンコールなし、週4日の常勤医を希望(46歳女性)
図表11
前職 | 現職 | |
---|---|---|
勤務地 | 東京都 | 東京都 |
施設診療科目 | 一般病院 内科 | クリニック一般内科(外来) |
年収 | 1200万円 | 1000万円 |
転職理由 | 2人めの出産を機に退職。 育児が一段落し、下の子どもも小学生になったのを機に、改めて復職したいと思った。 | |
重視した条件 | ・週4日の常勤医で当直 ・オンコールなし ・通勤は45分圏内 |
|
入職を決意したポイント | 外来専門の駅前クリニックで、糖尿病患者への食事指導など生活改善への指導に熱心なクリニックで、患者一人一人に時間をかけて診察するスタイルは、自分にもあっていた。 |
50代以上の医師転職事例
●医長からクリニック院長へ。待遇も大幅アップ
図表12
前職 | 現職 | |
---|---|---|
勤務地 | 兵庫県 | 大阪府 |
施設診療科目 | 公立病院(腎臓内科)医長 | クリニック院長(透析専門) |
年収 | 1500万円 | 2100万円 |
転職理由 | 公立病院で医長として腎臓内科を診ていましたが、医師が1人辞め2人辞めまして、結局、私1人で非常勤を切り盛りする1人内科の1人医長になっていました。 業務量と待遇が見合わない状況が続き、転職を考えるようになりました。 | |
重視した条件 | ・仕事量に見合う報酬であること ・経営的に安定している小規模病院 |
|
入職を決意したポイント | 開設予定の透析専門のクリニックで、望外の報酬額を提示してもらえた。新しいだけに不整備なこともありますが、かえってやりがいがあると思い決めました。 |
●透析メインのクリニックで週4日、当直なしの勤務を実現
図表13
前職 | 現職 | |
---|---|---|
勤務地 | 東京都 | 東京都 |
施設診療科目 | 一般病院 一般内科・腎臓内科 | 透析センター |
年収 | 1400万円 | 1600万円 |
転職理由 | 循環器内科の医師として技術も経験も、それなりに積んできた中、 離婚・再婚という個人的事情もあり、もう少し楽に心身にゆとりのある生活がしたいと感じるようになった。 | |
重視した条件 | ・連休2日以上で収入が維持できること ・当直なし |
|
入職を決意したポイント | 自宅から通勤1時間圏内の透析クリニックを紹介いただき、副院長待遇に近い条件を引き出してもらえたことが入職を決めた理由。 |
リクルートドクターズキャリアの登録から転職までの流れ
リクルートドクターズキャリアの登録から入職までの流れについて解説します。
STEP1:登録
WEBサイトもしくは電話でも登録でき、登録にかかる費用は無料です。 WEBサイトから会員登録する場合の必要情報は以下のとおりです(2023年12月)。
●希望勤務形態
●希望勤務地
●希望科目
●名前
●生年月日
●性別
●住所(市区町村)
●メールアドレス
●電話番号
●住所
●就任希望時期
STEP2:ヒアリング
専任のキャリアアドバイザーからの勤務地やキャリアプラン、年収、その他希望条件についてヒアリングがあります。
STEP3:ご提案
専任のキャリアアドバイザーが希望条件に合う医療機関の求人情報を提案します。
STEP4:面接設定
気に入った求人情報があれば専任キャリアアドバイザーが、転職候補先施設への面接、施設の見学希望などのスケジュール調整ならびにセッティングをします。
STEP5:面接
キャリアアドバイザーも必要に応じて面接に同行します。
面接時のポイントなどのアドバイス、条件などの交渉も代わりに行います。
STEP6:ご就任
就任当日まできめ細やかなフォローをするとともに、入職後の不安点やご要望へのアドバイスも行います。
リクルートドクターズキャリアに関するよくある質問
最後に、リクルートドクターズキャリアに関するよくある質問を紹介します。
病院・医療機関の求人に応募する際、個人情報を開示しなくてはいけませんか
履歴書・職務経歴書の提出が求められます。
キャリアアドバイザーより履歴書・職務経歴書の提出をお願いしております。また、医師求人への応募、面接に進んでいただく際には、採用側の病院・医療機関より履歴書等の提出を求められます。
医師転職支援サービス申込み後の連絡方法はどのようなものがありますか
Eメールまたはお電話でご連絡いたします。
サービスに申込みいただいたあと、医師転職専門のキャリアアドバイザーがEメールまたはお電話でご連絡させて頂きます。
勤務中でお忙しい医師の方の場合は、ご都合の良い連絡時間や連絡手段をご指定ください。
勤務開始前・終了後や休憩時間など、キャリアアドバイザーが柔軟に対応させていただきます。
キャリアアドバイザーとの面談は必要ですか
最適なキャリアのご提案のために実施しております。
医師転職専門キャリアアドバイザーがご面談し、お人柄や勤務条件、中長期的なキャリアプランの希望をより深く把握することによって、最適な提案につなげることができます。面談はご希望のお時間でWeb面談にて実施します。また、対面面談も可能です。
医師募集している病院・医療機関の詳細情報は教えてもらえますか
人員体制や年収テーブルなど詳細にご案内いたします。
WEBサイト上では、医師求人の基本情報のみ公開しており、人員体制や年収テーブルなど詳細な情報はご登録後にご案内しております。
また、勤務条件以外にも手術の症例数や医療設備の内容、当直・オンコールの状況、さらには医師の平均年齢や出身大学に至るまで、知りたい情報があれば遠慮なくご相談ください。
希望する病院、医療機関の医師求人状況を事前に確認することはできますか
はい、キャリアアドバイザーにて確認します。
すでに転職を希望される病院・医療機関がありましたら、キャリアアドバイザーにお伝えください。希望される診療科目での募集枠の有無や、募集があった場合の条件・待遇等を確認させていただきます。また、実際に選考に進まれている医師の方がいらっしゃるか否かもお調べいたします。
面接のマナーや事前の面接対策はしてもらえますか
担当キャリアアドバイザーが面接対策を行います。
事前に医師転職専門のキャリアアドバイザーが、気をつけるべきポイントやマナーについては案内します。
また、応募された病院・医療施設で過去に面接実績がある場合、想定される質問などもお伝えすることが可能です。先生のスキルやご経験が伝わるアピールポイント、話の進め方なども事前にアドバイスします。
リクルートドクターズキャリアまとめ
リクルートドクターズキャリアについて、特徴やメリット、デメリットなどを解説しました。
人材紹介大手リクルートの医師専門の人材紹介会社として、長年の実績とこれまで蓄積された他業界を含めた転職ノウハウなどから、医師紹介事業についても安心して転職サポートを任せられる会社といえます。
ただ、求人数や全国の拠点数などは、他の転職エージェントと比べ多いわけではありませんので、地域や求めるサポートも踏まえながら、他の転職エージェントを併用するほうがいいでしょう。
担当のキャリアコンサルタントの質やサポートを比較する意味でも、求人内容だけでなく、複数の転職エージェントを比較することが有効です。 是非参考にしてください。
出典
株式会社リクルートメディカルキャリア
リクルートドクターズキャリア
医師転職ドットコム
民間医局
エムスリーキャリアエージェント
Dr.転職なび
マイナビDOCTOR
ドクタービジョン
総合メディカル株式会社 本社・営業拠点
ドクタービジョン 厚生労働省がすすめる「医療分野における適正な有料職業紹介事業者」に認定されました
民間医局 民間医局を運営するメディカル・プリンシプル社について
マイナビDOCTOR 拠点一覧
医師転職ドットコム 株式会社メディウェルについて
Dr.転職なび 運営会社・エムステージについて
株式会社リクルートメディカルキャリア 会社情報
病院経営事例集 運営会社
リクルートドクターズキャリア 転職成功事例
リクルートドクターズキャリア 医師の求人・転職Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部