更新日: 2020.12.18 借り換え

カードローン借り換えのデメリットとは?仕組みとメリットも解説

カードローン借り換えのデメリットとは?仕組みとメリットも解説
FINANCIAL FIELD編集部

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カードローンの利息を抑える方法として、低金利のカードローンへの「借り換え」があります。しかし、借り換えにデメリットはないのでしょうか。今回は借り換えの仕組みとデメリット・メリットについて解説します。借り換えを検討している人はぜひ参考にしてください。
 

カードローン借り換えの仕組み

はじめに、カードローンの借り換えの仕組みとおまとめローンとの違いについて見ていきましょう。
 

カードローンの借り換えとは

カードローンの借り換えとは、新しくカードローン契約をしてお金を借り、そのお金で現在契約しているカードローンを完済することです。
 
すでに契約しているカードローンより低金利のカードローンを選ぶことで利息を抑えることができ、場合によっては利用限度額を増額することもできます。
 

おまとめローンとの違い

おまとめローンは複数の借入先をひとつにまとめることを言います。例えばA社、B社でカードローン契約をしている場合、新しくC社でおまとめローンに申し込んでお金を借り、そのお金でA社、B社のローンを完済します。
 
借り換えは、借入先を1社から別の1社に切り替えることを言いますが、おまとめローンは複数を1社にまとめる方法です。
 
現在、1社のみ契約しているなら借り換えを、複数社と契約しているならおまとめローンを検討してみるといいでしょう。
 

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カードローン借り換えのデメリット

カードローンの借り換えは利息を軽減する効果が期待できる反面、デメリットがあります。
 

借換先での審査が必要

新しくカードローンを申し込むときは審査を受ける必要があります。現在契約中のカードローンの審査は通っているからと言って、審査が免除されることはありません。
 
審査基準は各カードローン会社によって異なりますが、年収や信用情報などをチェックされます。
 
最初に申し込んだときより年収が下がった、返済遅延をしているという状況では審査通過が厳しくなってしまうかもしれません。
 

返済総額が増える可能性がある

借り換えによって月々の返済額は下がっても、返済方式の変更で返済総額が増えるケースがあります。
 
例えば、返済方式が元金定額方式から元利定額方式に変わった場合、月々の返済額が一定になるので家計管理しやすくなります。ただし、元金の減りが遅くなってしまうため返済総額が増えてしまうことがあるのです。
 
借り換えをするときは、事前にカードローン会社の公式サイトで返済シミュレーションをしましょう。毎月の返済額や完済するまでの期間、残高を試算し、借り換えをしたほうがいいのか比較検討してください。シミュレーションしてみると、金利だけを比べるよりも分かりやすいです。
      

返済期間が延びる可能性がある

借り換えによって返済方式が変わらなくても、月々の返済額を抑えると返済期間が延びてしまいます。カードローンの利息は日割り計算されているため、返済期間が長引くほど利息負担が大きくなります。
 
無理なく返せる額を設定することも大切ですが、返済期間が延びて返済総額が膨れ上がってしまわないか着目してください。
 

借入方法や返済方法が変わることがある

借換先のカードローン会社によって借入方法(利用方法)や返済方法は異なります。
 
例えば、借入方法としてよくあるのがコンビニATMや店舗ATM、店頭窓口、ネットや電話での振り込み依頼などです。借り換えによって借入方法が少なくなったり、使える時間が限られたりすると、使い勝手が悪くなるかもしれません。返済方法についてもよく確認しておきましょう。
 
また、利息計算の基準日や毎月の返済期日も変わることがあります。返済期日が変わると、うっかり返済忘れをしてしまうかもしれません。信用情報に傷をつけないためには、毎月きちんと返すことが大切です。返済管理に気をつけてください。
 

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カードローン借り換えのメリット

カードローン借り換えにはデメリットだけではなくメリットもたくさんあります。
 

金利を下げられる

真っ先に考えられるメリットが、金利の低いカードローンに借り換えると利息が減ることです。
 
例えば、20万円を実質年率(金利)18%で90日間借りると、利息は20万円×18%×90日÷365日=8876円です。
 
実質年率(金利)が15%だと、利息は20万円×15%×90日÷365日=7397円になります。
 
金利が下がるほど支払う利息が減るため、借り換えによって金利が下がれば利息負担を軽くできます。
 
(※1円未満は切り捨てで計算しています)
 

毎月の返済額を下げられる

カードローンは返済方式や月々の返済額の設定が会社によって異なるので、借り換えによって毎月の返済額を下げられることがあります。月々の返済が楽になれば、ゆとりを持って返済を続けられるでしょう。
 
例えば、返済方式が元金定額方式から元利定額方式に変わると、月々の返済額が一定になります。月1万円を返済にあてると設定した場合、元金定額方式なら1万円+利息分を返済しますが、元利定額方式なら利息込みで1万円返済します。そのぶん元金の減りは遅くなりますが、無理のない返済計画が立てられるでしょう。
 

借入や返済の利便性が高まる

借換先のカードローン会社の借入方法、返済方法が豊富だと使い勝手が向上します。
 
例えば返済方法は、口座からの自動引き落としを採用している会社が多いですが、コンビニATMから臨時返済できる、インターネットバンキングから指定口座へ振り込めるなどの方法を採用しているところもあります。
 
使い勝手のいいカードローンなら、急にお金が必要になったときや、ゆとりがあって繰り上げ返済したいときなどに便利です。
 

カードローンの借り換えが向いている人と向いていない人

カードローンの借り換えにはメリットとデメリットがあります。そのうえで、自分に向いているのか疑問に思っている人もいるでしょう。借り換えが向いている人と向いていない人の特徴をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
 

借り換えが向いている人

・金利の高いカードローンを利用している人
・毎月の返済負担が大きい人
・現在利用しているカードローンの利便性に不満がある人

 
金利の高いカードローンを利用している人なら、金利の低いカードローンに借り換えをすると利息を抑えられるのでメリットが大きいです。
 
毎月の返済負担が大きい人は、借り換えで返済方式が変われば無理のない返済額を設定できるでしょう。ただし、月々の返済額を減額できるカードローン会社もありますので、まずは契約中のカードローン規則を確認してみてください。
 
提携ATMが少なくて借入や返済がしにくい、手数料がかかるなどカードローンの利便性に不満がある人も、借り換えをすることで使い勝手がよくなるかもしれません。
 

借り換えが向いていない人

・借入残高が少ない人や返済期間が短い人
・審査に通る可能性が低い人

 
借入残高が少ない人は、わざわざ借り換えをするよりも早く返済したほうがいいでしょう。利息は日割り計算なので、金利を下げられても借入期間が長くなると負担が増えます。
 
借り換えでは返済期間が延びてしまうこともあるので、少額の借入をしている人は金利を下げることよりも、早く返すことを優先してください。返済期間は短い人も、借り換えによって返済期間が延びてしまうと負担が増えます。
 
また、返済遅延がある人、自己破産している人など信用情報に傷がついている人は、借り換えの審査に通らないかもしれません。一般的に、借入や返済状況などの信用情報は契約終了から約5年、信用情報機関に登録されています。
 
借り換え審査では信用情報を必ずチェックされるので、問題があれば審査落ちして借り換えができなくなります。
  

カードローン借り換えはデメリットを理解したうえで検討しよう

カードローンの借り換えには次のようなデメリットがあります。
 

・借換先の審査が必要
・返済総額が増える可能性がある
・返済期間が延びる可能性がある
・借入方法や返済方法が変わることがある

 
低金利のカードローンに借り換えれば利息を抑えられるというメリットがありますが、返済方式の変更により返済総額が増えてしまうこともあるので注意してください。
 
借り換えで負担を減らしたいなら、カードローン会社の公式サイトで公表されている返済シミュレーションを使ってみましょう。面倒な手計算をしなくても、月々の返済額や残高を計算してくれます。心配な人はカードローン会社に相談してもいいでしょう。ぜひ、よく考えてから借り換えを行ってください。

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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